チャオの意味とは?何語?使い方や語源・ボンジョルノとの違いも!チャオというとどこかの国のあいさつだという認識を持っている人が多いと思います。しかし、それが何語でその本当の意味とは何なのか知っていますか?使い方及び語源、ボンジョルノとの違いについても紹介していきたいと思います。
チャオの意味とは?
チャオって何となく聞いたことがあるし、挨拶言葉の一つでしょ??って思っている人が多いと思いますが、それが何語で、本当の意味は何なのでしょうか?
「チャオ」は「Ciao」という綴りでイタリア語に分類される言葉の一つです。
元々はイタリアで使われていた言葉で「おはよう」から「おやすみ」まで挨拶全般を担っています。
今ではスペインやポルトガルなどラテン系の人達が使っているようです。
特定の時間や場所などを選ぶことなく使える、とてもくだけた挨拶として使われることがほとんどです。
つまり、それなりに親しい間柄で使われるということなので、ビジネスなどの厳粛な場では使わない方が無難でしょう。
使用するかしないかを判断する必要のある言葉ですが、便利な言葉なので一度使ってみてはいかがでしょうか?
チャオの語源とは?
チャオがイタリア語で挨拶の際に使われる言葉だと分かったのですが、その語源とは何なのでしょうか。
チャオという言葉はヴェネチア地方で使われている方言が元になったようです。
「奴隷」を意味する「Schiavo(スキアーヴォ)」に語源を有すると言われています。
しかしヴェネチア地方ではスキアーヴォのことを「Chavo(チャーヴォ)」と言っており、それがいつしか「Ciao(チャオ)」になったみたいです。
何故奴隷という言葉が気軽な挨拶にまで変わってしまったかというと、奴隷が主人に言う紳士的な挨拶「Lo sono suo schiava」という言葉が省略されているようです。
直訳すると「あなたは私の奴隷です」になり、意訳をすると「ご主人様の仰せのままに」という感じでしょう。
それがイタリア全体に広がり、国を跨いで使われる挨拶の言葉になった模様です。
チャオの使い方とは?
最初にも紹介した通り、チャオとはくだけた挨拶の言葉です。
しかしどれくらいラフなのか使い方を紹介していきます。
イタリア語で元々の意味は「やあ」とか「それじゃあ」などと軽い挨拶で使われていたようですが、他の挨拶にも借用語として使われるようになりました。
具体的に言うと、街中で偶然会った友達に挨拶をする時、友達と別れる時、お店に入った時、お店を出る時、電話に出る時など使い方は様々です。
チャオとボンジョルノの違いとは?
チャオが挨拶言葉だとすると、ボンジョルノとの違いは何なのでしょうか?
ボンジョルノとは「Buon giorno」とつづり、「おはよう」「こんにちは」という意味になります。
朝起きた時に言うボンジョルノはそのまま「おはよう」として使われています。
また朝から午後4時くらいまでに別れの挨拶として使われている模様です。
「Buon」は「良い」、「Giorno」は「一日」という意味なので、直訳すると「良い一日を」になります。
そこから考えるとボンジョルノはチャオに比べてフォーマルな挨拶になるので、ビジネスシーンで使われたり、初対面の相手とのあいさつで使われる言葉です。
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