シュトーレンの意味とは?カロリーや味は?マジパンは飾る?形の理由も!ドイツ発祥で、クリスマスに食べられるシュトーレン。このシュトーレンの意味とは?気になるカロリーや味は?シュトーレンにマジパンは飾る?シュトーレンの形の理由の一つはイエス・キリストと関係があった!詳しく調査しました!!
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シュトーレンの意味とは?
シュトーレン(シュトレン、Stollen)はドイツ語で、「坑道」を意味します。
オランダ語でストルと呼ばれ、ドイツやオランダではクリスマスシーズンに欠かせない菓子パンです。
シュトーレンの歴史は、なんと西暦1329年まで遡ります!Σ(゚д゚)
ドイツのナウムブルクで司教へのクリスマスプレゼントとして作られたのが最初です。
シュトーレンと呼ばれるようになったのはそれから150年後のこと。
ドイツでは現在でもアドベント(キリストの降誕を待つ期間、クリスマス当日前の4週間)にスライスして少しずつ食べる習慣があります。
ちなみにドイツのドレスデン地方では、12月初旬に巨大なシュトーレンが街の中を大移動する「シュトレン祭り」が開催されています。
練り歩いた後に巨大なナイフで切り分けられ、その場で購入することができるそうです。
どのくらい大きいシュトーレンなのか見てみたいですね( *´艸`)
シュトーレンのカロリーや味は?
シュトーレンってどんな味?
- 準強力粉
- ドライイースト
- 塩
- 砂糖
- バター
- 卵
- アーモンドやクルミなどナッツ類
- ラム酒漬けドライフルーツ
- 粉糖
- マジパン
材料からわかるように、パンのように発酵させてから焼きます。
食感はフランスパンより柔らかめ。
しっとりとしていて、ナッツの香ばしさとフルーツの甘さ、そしてラム酒の香りを楽しむことができます(^^♪
また天然酵母を使えば酵母独自の香りも加わります。
シュトーレンは出来上がってすぐ食べるのではなく、二週間くらい置いてから食べるのがベストな状態です。
ドイツでも11月に作ったものを12月に食べます。
日を追うごとにナッツやフルーツの香りが強くなるなど味の変化が起こり、クリスマスが近づくことを実感できるのだとか♪
シュトーレンのカロリーは?
材料により異なりますが、スライス1枚分(約50g)でおよそ160~180キロカロリー。
8枚切り食パン一枚が約130キロカロリーなのであまり変わらないようにも見えますが、バターや砂糖が入っているため脂質や糖質も高めです。
手が止まらなくなって何枚も食べるとエネルギーの摂り過ぎになってしまうので、要注意です!(◎_◎;)
シュトーレンはマジパンは飾る?
シュトーレンを切ると、中にマジパンが入っていますよね。
マジパンは砂糖とアーモンドを練り合わせたもので、ケーキの飾りつけに使用されます。
キャラクターの形をした可愛いマジパンが乗っていると、写真を撮らずにいられません(*^^*)
一方でシュトーレンに使われるマジパンは「ローマジパン」と呼ばれるもので、これは飾り用ではなく中に混ぜ込む用のマジパンです。
ドイツではマジパンを入れなければシュトーレンと呼ばない!と言われるほど大切な材料です。
なぜシュトーレンにマジパンを入れるのか?
答えは
- マジパンの水分が生地をしっとりさせる
- アーモンドの風味が美味しさを引き立てる
この二つです。
シュトーレンは長持ちさせるために、少な目の水分で作られます。
そのためパサつきやすいですが、マジパンが入ることで程よくしっとりするんです♪
それからアーモンドの風味。
飾り用のマジパンは砂糖:アーモンドが1:1。
ローマジパンは砂糖:アーモンドが1:2です。
ローマジパンはアーモンドが多めなので、食べたときにアーモンドの風味を楽しめます( *´艸`)
シュトーレンの形の理由は?
シュトーレンは坑道という意味の通り、断面を見るとトンネルのような形をしています。
そこから名前が付けられたのですが、形から連想されるものがもう一つあります。
それはイエス・キリストです。
シュトーレンの表面は粉糖で真っ白に覆われています。
その見た目が、まるで幼子イエスが真っ白なおくるみに包まれているように見えると言われています。
シュトーレンはかつてストーレン(ストール、おくるみなどの意味)とも呼ばれていたという説もあります。
シュトーレンはもともと司教に贈られていたものなので、イエス・キリストとの関連性も納得ですね(*^^*)
近年は日本でもアレンジされたものや本場を再現したものなど様々なシュトーレンが売られています。
ぜひ一度食べてみて下さい。