大盤振る舞いの意味/由来/語源とは?類語や使い方(例文)は?英語も!奢(おご)るときなどに言う大盤振る舞い。この大盤振る舞いの意味とは?由来や語源となった出来事は、なんと平安時代にあった!?大盤振る舞いに類語はあるの?正しい使い方(例文)や英語も合わせて詳しく調査しました!!
大盤振る舞いの意味とは?由来や語源は?
大盤振る舞いの意味
気前よく人々に金品や食べ物を振る舞うこと。
出し惜しみせず与えること。
由来と語源
大盤振る舞いの由来や語源となったのは平安時代に行われていた行事です。
平安時代、公家は儀式などの際にお椀に盛った豪華な食事を来客に振る舞っていました。
高く盛られたご飯にアワビやハマグリなどの珍味、酒や菓子を添え提供します。
このおもてなしが言葉の発祥なのですが、実は大盤は当て字なんですΣ(゚д゚)
もともとの字は「椀飯(わんばん)」。
お椀に盛ったご飯を指す言葉で、その椀飯を振る舞うことから椀飯振る舞い(わんばんぶるまい)と言われるようになりました。
そして「わんばん」→「わうばん」→「おうばん」になり「わんばんぶるまい」は「おおばんぶるまい」へと転じて、当て字として大盤が使われるようになったのです。
平安時代に始まった椀飯は鎌倉時代には武士の年始行事に欠かせないものとなりました。
江戸時代になると更に武士以外の人々にも広まり、年始に豪華な食事で来客をもてなすことを大盤振る舞いと言うようになり、現代では食事に限らず気前よく振る舞うことを指す言葉として使われています。
類語や使い方(例文)は?
大盤振る舞いと同じような意味で使われる類語はいくつかあります。
✎大サービス
→出血大サービス!と銘打ったセールなどを見たことがあると思います。
気前よく物を振る舞うことを意味する言葉です。
ちなみにここで使われる出血は赤字を意味します。
✎椀飯振る舞い
→大盤振る舞いの方が一般的ですが、もともとの字を使って表現されることもあります。
食事を振る舞う場合はこちらの字の方がしっくり来ますね。
✎饗応(きょうおう)
→食事や酒で人々をもてなすことを意味します。
「饗応接待」などのように言ったりします。
供応とも書きます。
「饗」という字がもてなすという意味を持ちます。
次に、大盤振る舞いの使い方を例文を使って見てみましょう(^^♪
大盤振る舞いの使い方(例文)
- 今期のボーナスは大盤振る舞いしてくれたようだ。→大盤振る舞いは金品などに対しても使えます。
この場合、ボーナスがいつもより多めに支給されたことに対して使っています。 - 久しぶりに会う友人のために、大盤振る舞いの席を設けた。→友人に対してなにかを振る舞う様子を指して使っています。
- 今日の夕食は大盤振る舞いだね。→いつもより豪華な食事だった様子を表して使います。
- 知人は情報を大盤振る舞いしてくれた。→沢山の情報を教えてくれたことを指して使います。
大盤振る舞いは食べ物や金品以外でも、豪華な振る舞いなどを指して言うことができます。
大盤振る舞いを英語で言うと?
大盤振る舞いを英語で言うと
- largess(目上からの気前の良い贈り物という意味の単語です)
- splendid banquet(すばらしい宴会という意味があります)
- lavish feast(豪華なごちそうという意味があります。lavishは気前の良いという意味の単語です)
- lavish party(豪華な宴会という意味があります)
などです。
食事を振る舞う、物をプレゼントするなど場面によって使い分けてください♪
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