怖いと恐いの違いは?強いとの使い分けも!正しい使い方を例文で確認!怖いと恐い、使い分けなんてせずに好きなように使っている人が多いと思いますが、その違いとは何なのでしょう?そして同じ読みの強いとの使い分け、正しい使い方の説明に加え、分かりやすいよう例文を使い確認もしていきます!
怖いの意味ってなに??
怖いという漢字の意味を説明しろと言われてもすぐに説明できる人なんてそうそういないでしょう。
怖いという意味は、
①それに近づくと危害を加えられるかもしれない不安感を抱く気持ち。
②いい結果が得られるか不安でなるべく関わりたくないという気持ち。
③不思議な現象や能力を見ると不気味で近づきたくないという気持ち。
結果から言うと、何か自分の良くないことから避けたいと思う気持ちを抱いたときに怖いという漢字が使えそうですね。
じゃあ恐いの方の意味は??
怖いという漢字が不安感からくるものだとしたら、同じ読み方の恐いの意味とは何なのでしょう??
恐いという意味は、
①それに近づくと危害を加えられるかもしれない不安感を抱く気持ち。
②いい結果が得られるか不安でなるべく関わりたくないという気持ち。
③不思議な現象や能力を見ると不気味で近づきたくないという気持ち。
どこかで見たような文章だと思いませんか???驚いたことに怖いと恐いは全くもって同じ意味らしいです!!
つまり二つの意味に違いはない。これが結論です。
しかし、あえて一つ違いを挙げるとすると「恐い」は「怖い」と違い常用漢字ではないのです。なので、ニュースや新聞に使われているのは全て「怖い」の方であり「恐い」という漢字は使われることはありません。
もしもどっちを使えばいいのか分からないときは怖いの方を使うことをお勧めします。
でも、怖いと恐いは本当に同じ意味なの??
二つの漢字が本当に同じ意味なの?なんて疑心暗鬼になった人がいた場合のために、恐いではなく恐ろしいで考えてみようと思います。
恐いというのは恐ろしいという読み方もあります。「怖い」と「恐ろしい」の違いとは何でしょう?
まず恐ろしいというのは危険を感じて不安になる気持ち、程度が甚だしいと思う気持ち。
いまいちピンと来ないかもしれませんが、「恐ろしい」というのは客観的に考えて対象物の危険性を表すときに使う場合が多いみたいです。
しかし「怖い」は主観的に感じた恐怖を表すときに使います。
つまり恐怖の対象が主観的か客観的かで使う言葉が変わっていくみたいですね。
因みに同じ読みの「強い(こわい)」は文字通り、頑固、強情、力強い、若しくは堅苦しい、と全く違った意味で使われます。
怖いと恐いの例文一覧
例文と言っても二つの漢字はほとんど一緒で主観的か客観的かの違いなので人それぞれになると思うのですが、一応いくつか並べていきたいと思います。
普段は温厚な母も怒るととても怖い。
歩きたばこをしている人を見るととても怖い。
怖い夢を見た朝は一日中暗い気持ちになる。
隣の国で戦争が始まったらしく、みんな恐くて満足に眠ることすらできない。
あなたの話し方は威圧的で周りの人たちを恐がらせている。
恐いもの見たさでお化け屋敷に入ったが後悔しても後戻りはできない。
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