カンタービレの意味とは?発祥は英語・イタリア語どっち?音楽用語を調査!音楽の授業でカンタービレって聞いたことあるけど、一体その言葉の発祥は英語なの?それともイタリア語?カンタービレが音楽用語なのは知っているけど、一体どんな意味だっけ?そんなあなたの疑問を解決します!
1547
1291
カンタービレの意味は?語源・発祥は?
音楽の時間に、楽譜の中でなんとなく見たことはある言葉「カンタービレ」。
きっと何か曲に対するメッセージだと思うけど…何て意味だったかな?何語なのかな?と思っている方意外とたくさんいらっしゃると思います!
それに、マンガや映画で「のだめカンタービレ」を観たことがある方もたくさんいらっしゃると思います!
今日は、身近なようで曖昧になりがちな「カンタービレ」の意味や語源・発祥について詳しく解説していきます。
カンタービレの意味は?
さて、カンタービレってたまに聞くけど、一体どのような意味なのでしょうか?
「カンタービレ」は、音楽用語で「歌うように」という意味
「歌うように」を意味する「cantabile」は、発想標語の1つです。
発想標語とは、演奏記号の1つになります。
つまり楽譜に「cantabile」と書かれていたら、”歌うように演奏しましょう”ということになりますね!
日本語だとしっくりこないかもしれませんが、歌うようになめらか~に演奏しましょう♪ということです。
ちなみに、「カンタービレ」はその曲をどう演奏するかという指示になりますが、アダージョ、アンダンテ、アレグロ、ラルゴ…などは、演奏のテンポを指示する音楽用語です。
カンタービレは英語・イタリア語どっち?語源・発祥は?
カンタービレはイタリア語で「cantabile」と表記し、語源は「cantare」(歌う)に由来します。
「カンタービレ」の語源となっている「cantare」はラテン語です。
「cantare」(カンターレ)は、イタリア語でも同じ意味で使われています。
つまり、”カンタービレは、ラテン語が語源のイタリア語”ということになりますね!
ちなみに、「伴奏付きの声楽作品」を意味する「cantata」(カンタータ)も、同じく「cantare」(歌う)が語源となっています。
なんだか似たような言葉がたくさん出てきて難しいかもしれませんが、とにかく”カンタービレはイタリア語”ということです!
楽譜に書かれる音楽標記はなぜイタリア語?
フォルテ、ピアノ、クレッシェンド、カンタービレ。
様々な音楽用語がありますが、基本的にはイタリア語が多いと言われています。
音楽用語にイタリア語が多い理由
- 現在の五線という楽譜の形(記譜法)が17世紀のイタリアで定着したこと。
- 当時、イタリアはヨーロッパ音楽の中心地だったこと。
- 活躍した作曲家や演奏家の多くが教会関係者だったこと。
- 教皇庁がローマにあった為、教会関係ではイタリア語が主流だったこと。
日本人の私からすると、カンタービレのような音楽用語をぱっと聞いても英語なのかイタリア語なのか、はたまたドイツ語なのかすぐに判断できません。
でも、音楽用語にはイタリア語が多いって思えておくだけでもなんだか心強いですね!
うん!カンタービレは歌うように~♬この通りバッチリだわん!
くろちゃんは何でも知ってて尊敬するわん。
これからもよろしくわん♪
1588
1474