フェルマータの音楽記号の意味とは?英語・イタリア語が発祥の演奏記号?フェルマータの本当の意味とは?英語なの?それともイタリア語?フェルマータの音楽記号を知っている人も本当の意味が分かると演奏により深みが増すはず!驚きの真相は友達と共有したくなること間違いなし!
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フェルマータの語源とは?
学校の音楽の授業でも一度くらいは耳にしたことがあるかもしれないフェルマータ!
音楽記号の一つで「程よく伸ばす」なんて教わったことはありませんでしたか?
フェルマータという言葉はイタリア語のフェルマーレ「止まる」という動詞が元になって「停止」「止まること」という意味を持つ名詞です。
その言葉の意味からイタリアではバス停に「FERMATA」という標識があるんです!
英語で示すと「STOP」とほぼ同じような意味に捉えられるそうです(=゚ω゚)ノ
フェルマータのマークは半円などのような形の中に黒い点を配することで「日没」や「一日の終わり」を表現しているとも言われています♪
時間の流れを止めることはできませんが、演奏している音楽を「一旦停止」する事で、
音によって作られた時空のようなものを「止める」という概念から発生していると考えられています。
間違いやすいフェルマータの本当の意味って?
言葉の意味を紐といていて「あれ?」と思った方も多いかもしれません。
フェルマータの意味は「停止」や「止まること」なのに「程よく伸ばす」っておかしくないですか?
フェルマータという音楽記号は、古典音楽やバロック音楽の時代で使われ方に違いがあったと言われています。
実際に楽譜を見ると、時代によってはフェルマータが多用されている部分があったりして、程よく伸ばしていると音楽自体が成り立たない事が予想されるからなんです。
音が結果的に多少「伸びて」しまう事があっても、「伸ばす」ことを指示している記号ではないんですね(*’ω’*)
イタリア語でバス停を表す言葉が”フェルマータ”であるように、そこで終了してしまう「止まる」ではなく、続いている中の「一旦停止」という意味の解釈になると言われています。
フェルマータの意味は時代と共に変化してきたのかもしれませんね♪
ですからフェルマータの本当の意味は「(続いている中の)停止」という意味になります(●´ω`●)
なんとも不思議な解釈で、素敵な意味ですよね( *´艸`)
ちなみにフェルマータは、イタリア語なのにイタリアではこの音楽記号を「フェルマータ」とは呼ばずに「コロナ」corona(円冠の意)と呼びます。
フェルマータの本当の長さはどのくらい?
では、「続いている中の停止」って時間にするとどのくらいなのでしょうか?
習い事などで楽器や歌を習った事がある人なら、この記号が先生によってそれぞれ違いがあることに戸惑ってきたかもしれません。
「決まりがないのだから思う存分伸ばしていい」という先生や、「停止すること」という先生、この記号の表現は少し曖昧です。
皆さんがよく知る曲を例にすると、ベートーベンの「運命」という曲がありますよね?
冒頭に早速フェルマータが出てくるのですが、これは伸ばし過ぎても止めてしまっても曲に違和感を覚えてしまいます(´-ω-`)
はっきりと数値で表すと楽器なら「記号の付いている音符を2~4倍伸ばす」というところのようです(*´ω`)
歌なら「一呼吸もしくはブレスを取る時間」という風に言われていますよ♬
楽曲自体の全体のテンポにも関係してくるので、解釈がまちまち事にも頷けますよね( *´艸`)
楽譜を読み解く人によってフェルマータの解釈の仕方は十人十色ですが、音楽は正にそこが面白いのであって自分の感情を表現する良い空間ですね!
意味を十分に理解した上で使うとより良い演奏や表現ができるんじゃないでしょうか?♬
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