ラグナロクの意味とは?英語が語源?ラグナレクとの違いは?ラグナロクという言葉をご存知ですか?聞き慣れない人も多いと思うので、今回はその意味について説明していきます。その語源は英語なのか、ラグナレクという言葉とはどのような違いがあるのかも徹底的に調査していきたいと思います。
くろちゃんは知ってる?
今回もちゃんと説明していくからしっかり聞いておくにゃっ!
ラグナロクの意味とは?
ラグナロク、聞き慣れない言葉ですが、その意味とは一体どのようなものなのでしょうか?
「ラグナロク」とは北欧神話での「終末の日」もしくは「世界の終末」のことを指す言葉になります。
北欧神話の三女神である「ノルン」たちが「フェンリル」という怪物や「ロキ」の子三兄弟に述べた予言、若しくは光の神である「バルドルド」が見た悪夢について「オーディン」に女予言者の亡霊が語った言葉に、来たるべき未来に神々の滅亡が語られています。
その予言が「ラグナロク」です。
ラグナロクの始まりとは?
その始まりは三冬続いた戦争にあります。
「ミッドガルド」という人間の国の総ては壊されて、身内ですら殺し合い奪い合う地獄となります。
そして、恐るべき極寒の冬が三年続き、夏が来ず厳しい雪と風がミッドガルドを閉ざしてしまいます。
これが世界の終末の始まりです。
太陽を捉えて呑み込む巨人族のスコール狼、月を粉砕するその兄弟のハティ。
大地が震え、樹木は倒れそして山も崩れて崩壊していきます。
その瞬間に、神々のありとあらゆる戒めや枷の力が失われます。
そうして魔狼フェンリルが自由の身になり、ヨルムンガンドが陸地を目指し、巨大な波が大地を洗い去るのです。
神々の対応について
武装した神々とヴァルハラの勇者であるエインヘルヤルらが決戦の場であるヴィグリード平地に向かいます。
オーディンがフェンリルに挑んだのだが、フェンリルがオーディンを飲み込んで殺してしまいます。
しかしその直後、オーディンの息子がフェンリルの顎を引き裂き父の仇を討ったのです。
その他にも、フレイはスルトに挑み敗れ、二ヴルヘイムの番犬ガルムは戦神テュールに挑むが相打ちとなり、ヘイムダルはロキに挑み両者とも倒れ、トールはヨルムンガンドを倒すのですが、その後蛇の毒にやられて果ててしまいます。
世界の終わり
スルトが戦いながら放った火がアースガルズを焼き、ミッドガルド、ヨーツンヘイムそして二ヴルヘイムすらも崩壊してしまいます。
神々だけでなく、人間、巨人、怪物や動物、ありとあらゆる生き物が死に、灰だけがそこに残りました。
そして、大地は海の底に沈んで消えてしまい、これが世界の終末となります。
ラグナロクの語源とは?
そんな北欧神話における世界の終わりを意味する言葉、ラグナロクの語源とは何なのでしょうか?
ラグナロクは「Ragnarøk」と表記される古ノルド語で「神々の運命」という意味になります。
ラグナロクとラグナレクとの違いとは?
ラグナロクとラグナレクは発音が違うだけで、少しの違いもありません。
「ラグナレク」も「世界の終末」という意味になります。
「Ragnarök」という表記になり、同じ古ノルド語です。
ラグナロクというのは北欧神話において「世界の終末」を意味する言葉になります。
似たような言葉にラグナレクというものもありますが、ラグナロクとの違いは表記と発音だけで、意味は全く持って同じ言葉です。
神話には詳しくないのに何で知ってたんだろう?不思議だわん!
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