華奢の意味とは?類語や読み方・英語表記は何?褒め言葉で使われる?痩せているという意味で使われることの多い華奢という言葉ですが、本当の意味とは何なのでしょうか?その読み方や類語、英語の表記について調べていきます!本当に誉め言葉で使われる言葉なのかも徹底調査していきましょう!
華奢の意味とは?
「華奢」の意味とは結局何なのでしょうか?
華奢という言葉をスタイルがいいという誉め言葉の意味で使用している人も多いと思いますが、漢字で書く華奢にはそれぞれ二つの意味と読み方が存在しています。
まずは「きゃしゃ」という読み方での華奢の意味には
- 姿や形がほっそりとしていて、上品なさま。繊細で弱弱しく感じられるさま。
- 作りが頑丈ではないさま。
- 上品で華やかさがあるさま。
などがあります。
もう一方の読み方である「かしゃ」の意味には
- 華やかにおごるさま。
- 派手で贅沢なさま。
- 派手に暮らしているさま。
などがあります。
華奢という漢字を分解してみると「華やか」と「奢る」になり、漢字そのままの意味を持つ単語が「かしゃ」という読みの「華奢」です。
華奢の類語とは?
そんな華奢という言葉の類語について紹介していきます!
華奢の意味にはいくつかあるのでそれぞれ分けて説明していきましょう!
「素晴らしく、きもちのよいようす」
- たおやか:姿、形、動作の総てがしなやかで優しいさま。
- 繊細 :細く美しいさま。
- 花車 :見目がほっそりとしており上品なさま。
- 繊麗 :ほっそりと美しく、しなやかなさま。
「か細いようす」
- スリム:ほっそりと細いさま。
- 細い :細かい、小さいさま。
「壊れやすい、傷つきやすい、破壊されやすそうなようす」
- 脆い:壊れやすく、砕けやすいさま。
- やわ:弱弱しく壊れやすいさま。
花車や繊細という言葉はダブっていたので省きましたが、基本的に華奢の類語にはこれだけの言葉が存在します。
華奢とは誉め言葉なのか?
さあ、華奢という言葉に二つの意味があると知った今、それは誉め言葉として使用していいのかどうか迷いますよね?
「華奢」は誉め言葉かどうか、そう聞かれると頷くしかありません。
しかし、これは相手が女性だった場合です。
特に日本女性は痩せたい願望が強く、細い自分は魅力的と感じている節があります。
そんな女性に対して「あなたはとても華奢ですね。」という言葉はとても魅力的ではないでしょうか?
女性は細いという意味でしか捉えないかもしれませんが、思い出してみてください、「貧弱」「弱弱しい」と言った意味もこの言葉には含まれているということに。
男性に「君は華奢だね」といった場合、相手側は弱弱しく貧弱だと解釈してしまうかもしれません。
人だけではなく、農作物に華奢という言葉を使った場合は、栄養がなさそう、食べる部分が少ない、という意味になってしまいます。
家に華奢という言葉を使うならば、欠陥住宅で、すぐにでも倒れそう。
このようにマイナスに受け止めてしまう場合があります。
華奢という言葉は言われると喜ばれる反面、とても嫌な気分にさせてしまう言葉なので、使う相手は勿論のことタイミングなどを考慮して使用することをお勧めします。
華奢を英語にすると?
最後に華奢という言葉を英語にする場合、どのような言い回しがあるのか紹介していこうと思います。
一般的に使われる誉め言葉としての華奢には
- slim :(見た目に美しく)ほっそりとした、きゃしゃな。
- slender:ほっそりとした、すらっとした。
という単語があります。
その他には
- skinny :やせこけた、骨と皮だけの。
- thin :薄い、希薄な。
- delicate:壊れやすい、もろい。
と言った単語で華奢を表すことができますね。
しかし、日本語と同様に、言葉の選択次第で相手に嫌悪感を抱かせてしまうかもしれないので注意が必要です。
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