小生の意味とは?類語や対義語は何?小職との使い分けも例文で紹介!今回は小生という言葉の意味について調べていきたいと思います!きっと小生なんて言葉聞いたこともない人が多いと思うので、その類語及び対義語も紹介していきます。小職という言葉の使い分けも例文で説明していきますね!
小生の意味とは?
小生なんて言葉今の人はそうそう使う機会が無く、その意味が理解できない人は多くいると思います。
「小生」というのは「主に手紙で使われる言葉で、男が自身を指して使う謙称」
「謙称」というのは「相手に対してへりくだった言い方」という意味を持ちます。
つまり、男子が手紙で自分を下にして言う時に使われる言葉が「小生」となります。
ここで一つ注意してほしいのが、「男子が使う」という点ですね。
因みに、小生を女性が使うことはなく、確実にこれという言葉も存在していません。
そして最も注意しなければいけない事は、「自分と同等、若しくは目下の相手に使う」という点です。
自分をへりくだって表現する言葉なのに、目上の相手には使えないなんて何とも不思議ですね。
小生の類語とは?
では、そんな小生の類語について紹介していきます。
- 愚生:主に手紙で男子が自分をへりくだって言う言葉。
- 小弟:年長者に対し、自分をへりくだって言う言葉。自分の弟をへり下って言う言葉。
- 不肖:愚かで取るに足らない未熟なこと。父、または師に似ず愚かなこと。
どれもこれも自分をへりくだる言葉になります。
他にも、「不肖」には「不運、不幸であるさま」という意味もあります。
小生の対義語とは?
小生は手紙の中で自分をへりくだって言う、同僚か部下に使う言葉になりますが、その対義語とは一体何なのでしょうか?
正直に言いますと、小生の対義語なんて存在しないと思いますが、独自の解釈を混ぜ込みいくつか紹介していきましょう。
「自分」の対義語と言うことは「相手」、「へりくだる」の対義語と言うことは「敬う」、「同僚か部下に使う」と言うことは「目上の人に使う」、そんな言葉を紹介していきます。
簡単に言うと「目上の相手を敬って男性が使う言葉」になりますね。
- 貴殿:手紙の中で男性が目上や同輩の男性に対して使用する言葉。
- 貴台:書簡文の中で、相手を敬って使う言葉。
- 貴兄:主に手紙の中で男性が親しい先輩や同輩に対して敬意を持って用いる語。
これくらいでしょうか。
他にも「貴」という言葉のつく二人称はたくさんあるので興味を持ったのなら一度調べてみるのもいいかもしれません!
小生と小職の使い分けとは?
小生と似たような言葉に小職というものがあるのですが、その使い分けが少し難しいようなので説明していこうと思います。
まずは「小職」の意味について調べていきましょう!
小職というのは、自分のことをへりくだって言う言葉で、地位の低い者が自分の立場を謙虚に表現する時に使用される言葉になり、基本的には話し言葉となります。
「まだまだ未熟ものな小職でありますが、今後ともよろしくお願い申し上げます。」
「小職はこちらのアイディアの方が効率がいいと思うのですが、いかがでしょうか?」
「書類のご提出は小職までよろしくお願いします。」
このように小職は話し言葉で使われることが多いのですが、小生は手紙の中で使われることが多いのです。
「小生も日々変わりなく過ごしています。」
「小生の考えでは、この間の会議は上手くいかなかったようです。」
のような感じの文章を書く際に小生は使われます。
小生は手紙の中で男性が自身をへりくだって言う言葉で、同輩や部下に使う言葉であります。
そして小職は話し言葉の一つで自身をへりくだって言う言葉というのは同じですが℃目上の人や同輩に対して使う言葉になります。
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