無頼漢の意味とは?読み方や類語(言い換え)・英語表記は何?無頼漢という言葉を聞いたことがありますか?今ではあまり使われていない言葉かもしれません。その言葉の意味についての説明及び読み方と類語の紹介をしていきます!そして英語ではどのように表記、表現されるのかも調べていきます。
無頼漢の意味とは?
まず言葉の意味もそうですが、無頼漢という言葉の読み方も調べていきましょう!
「無頼漢」とは「ぶらいかん」という読みをする言葉になります。
無頼漢、「無頼」の「漢」そういっても意味は通じないのでもう少し詳しく説明していきますね!
「無頼」というのは、頼りにする者がいない、何にも頼らず己の力を信じて生きていくという意味です。
別の言い方をすると、己の力のみで生きていくこと。
もっとかみ砕いて説明すると、他人を省みない漢、という意味になります。
他にも手に負えない問題児とみられるような人、若しくはごろつきやならず者を指す言葉としても使われるます。
無頼漢の類語とは?
前の説明でちらりと出てきましたが、無頼漢の類語について紹介していきます。
無頼漢の類語にはごろつきやならず者の他に
- やくざ
- あらくれ者
- フリーガン
- 乱暴者
- 兇漢
- 暴漢
- 狼藉者
- 兇徒
- 徒者
などが挙げられます。
フリーガンとはならず者と似たような意味を持ちますが、特にヨーロッパで使われている言葉で、サッカー場で騒ぎを起こす熱狂的なファンのことを指します。
兇漢は凶悪な男、悪者を意味する言葉になり、狼藉者は乱暴者、兇徒は殺人や強盗など凶悪な犯罪を行うものという意味で使われます。
最後の徒者という言葉は、いたずら者、役立たずな者、怠け者、淫らな者(特に浮気な女のこと)、そして無法者やならず者と言った意味を持つ言葉です。
無頼漢の英語表記とは?
そんな無頼漢を英語で表記する時にはどのような表現を使うのでしょうか?
- a ruffian:
やや古い言い回しで悪党、ごろつき若しくは無法者という意味も持ちます。 - a rascal:
いたずら者、わんぱく小僧、そして古い言い回しで人でなし、悪漢若しくは悪党といった意味を持ちます。 - a scoundrel:
こちらもやや古い言い回しになりますが、無頼漢、ならず者、やくざ者を表す言葉の一つになります。 - a roughneck:
乱暴者、あらくれ者の他に石油発掘労働者という名詞になります。冠詞を取ると、石油発掘労働者として働くという動詞になります。 - a hoodlum:
ギャング、脅迫者、暴漢、刺客、暴力団員と言った意味を持つ単語です。ちなみに、乱暴者というドイツの方言が由来となっています。 - a hooligan:
ならずもの、チンピラと言った意味で、語源はロンドンにいたアイルランド人のならず者の名前から生まれた言葉になります。
このほかにもまだまだ違った表現がありそうですね。
無頼漢の使い方
今時、無頼漢という言葉を使う人もそう相違ないとは思いますが、どのように使用することが正しいのか紹介だけしておきますね。
「彼は向こう見ずな上に無節操な無頼漢だからな…」
「あの男は厚かましい上にやかましくその上年寄りの無頼漢ときた。」
「生まれた環境が悪かったのか、彼は無頼漢になってしまった。そう生きるしかなかったのだろう…」
「彼の無頼漢たる振る舞いに堪忍袋の緒が切れそうだ」
などなど、とりあえず向こう見ずでどうしようもない人たちを侮蔑するような言葉になりますね。
使う機会は少ないに限る言葉の一つです。
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