トレースの意味とは?IT用語?英語表記や絵/行列/ビジネスとの関係も!トレースの意味はたくさんある?トレースの英語表記って?トレースはIT用語でデバッグのときに使われる言葉?絵やイラストのトレースとは?数学の行列のトレースは対角和のこと!?トレースとビジネスとの関係も解説します!
トレースの意味とは?英語表記は?
「トレース」は、色々な業界で使われている言葉です。
「バグが見つかったのでプログラムをトレースする」
「アニメーターがトレースの練習をする」
「行列のトレースを求める」
「牛肉のトレーサビリティをチェックする」
などと使われますが、元々はどういう意味なのでしょうか?
今日は、「トレース」の意味についてトレースしていきましょう(o^∇^o)ノ
なぞる・追跡する・写す
トレースは、色々な分野で使われていますが、基本的には「なぞる・追跡する・写す」という意味で使われています。
トレースは、英語表記で「trace」であり、名詞としては足跡・痕跡・記録、動詞としてはたどる・さかのぼる・なぞって写すという意味があります。
トレース(trace)の語源は、ラテン語で「引くこと」を意味する言葉が由来です。
それでは、各分野でのトレースの意味を見ていきましょう(*゚▽゚)ノ
トレースはIT用語?
コンピューターのプログラムを確認し、誤りを見つけるために各段階の動きをたどること。
IT用語のトレースは、プログラムのエラーや不具合を突き止めるために、実行過程を追跡することという意味です。
プログラムの誤りを発見して修正を行う「デバッグ(debug)」を行うときにトレースの手法が用いられます。
絵のトレースとは?
「トレス」とも呼ばれる。
原図や設計図の上に薄紙を載せて、透かして敷き写すこと。
絵やイラストにおけるトレースとは、設計図や原図の上に半透明の紙を載せて、鉛筆・インク・墨などでなぞって、原画と同じ図面を作成することという意味です。
イラストやデザインを上達させたいときに、トレースは基本的な練習になります。
トレースと数列の関係は?
数学に数列(行列)という分野がありますが、そこでトレースという言葉が使われています。
「跡(せき)」とも呼ばれる。
対角和のことで、ある行列の対角成分の総和のこと。
数列(行列)のトレースとは、対格和のことで、ある行列の対角成分の総和という意味です。
ちょっと難しいので、簡単にトレースを説明しましょう(^▽^)/
行列は、以下のように大きいかっこ〔〕の中に正方形に数字が入るものです。
正方形ではない行列もありますが、ここでは割愛します。
行列の対角とは、左上から右下にかけての数字(ここではAとD)のことを指します。
対角成分の総和、つまり対角和(トレース)は、AとDを足した数字というわけです。
ビジネスとトレースの関係は?
ビジネスシーンでも様々な意味でトレースが使われています。
流通業界では、商品の生産・加工・消費の流通経路が追跡可能な状態をトレーサビリティ(traceability)と呼びます。
特に、農作物などの食品の分野でトレーサビリティが注目されています。
それでは、ビジネスでのトレースの使い方を例文で紹介していきます(^○^)
「優秀な成績を残している同僚のやり方をトレースしてみる」
→方法をなぞって、真似してみるという意味です。
「市場での売り上げをトレースする」
→売り上げを追跡して調査するという意味です。
トレースについて、いかがでしたか?
成功している人の行動や考え方をトレースしたいですね(^○^)
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