オムニバスの意味とは?音楽CDでよく聞く?語源(由来)は英語・ラテン語?映画・ドラマ・音楽などでよく聞くオムニバス形式!オムニバスの意味って?オムニバスの語源は英語やラテン語が由来なの?音楽のオムニバスCDってどんなCDのこと?オムニバスについて簡単にご説明します!
オムニバスの意味とは?
出典:https://biz-journal.jp/2018/11/post_25464.html
「オムニバス」という単語を知らなくても、一つの作品に色々な物語が入っている「オムニバス形式」の作品を見たことがある方は多いかと思います。
最近の「オムニバス映画」といえば、「十年 Ten Years Japan」があります。
「まんが日本昔ばなし」なんかも、「オムニバスアニメ」ですね。
2タイトル以上のゲームソフトを1つのパッケージに収録して販売されるゲームソフトのことを「オムニバスゲーム」と呼びます。
「オムニバス」は、本来はどのような意味なのでしょうか?
今日は、「オムニバス」について解説していきましょう(*^-^)
英語で「omnibus」。
いくつかの独立したストーリーを並べて、全体で一つの作品にしたものを指す。
オムニバス(omnibus)とは、映画・ドラマ・演劇・文学などで、数編の独立した短編を集めて、全体として一つの作品に構成したものです。
自分の作品だけでなく、複数の人の作品を組み合わせたものもオムニバスと言います。
「オムニバスドラマ」は、「世にも奇妙な物語」を想像すると分かりやすいかと思います。
「世にも奇妙な物語」は、約15分の個別の物語を4作品程度組み合わせて一つの番組としており、「オムニバス構成」だと言えますね。
タイトルにある通り、ホラーからギャグ、感動系からシュールまで、様々なジャンルの「奇妙な物語」が詰まっていますよ(゚ー゚)
オムニバスの意味が分かりにくければ、「大全集、作品集、短編集、総集編」などと言い換えましょう!
オムニバスの語源(由来)は英語・ラテン語?
日本語のカタカナ語としてのオムニバスの語源は、英語の「omnibus」が由来です。
さらに、英語の「omnibus」の語源は、ラテン語で「全ての人のために」を意味する言葉が由来です。
それが派生して、全ての人の乗り物ということで、「乗合馬車」「乗合自動車」という意味にもなりました。
乗合自動車は、多くの乗客が一緒に乗る乗り物のことです。
ちなみに、この「omnibus」は、公共交通機関の「バス(bus)」の語源でもあります。
そこからさらに発展し、種々の芸術分野において、「独立したいくつかのものを一つにまとめた作品形態」を指すようになったのです。
実は、「omni」という接頭語には、「全ての」という意味があり、現在でも英単語に使われていますよ!
- omnipotence:全知全能、何でも叶えられる力
- omnivore:雑食動物、貪欲な人
- omni-directional:全方向の
「バスに乗せる」と考えると、オムニバスの意味が理解しやすいですね(*゚▽゚)ノ
オムニバスは音楽CDでよく聞く?
音楽の分野では、「オムニバスCD」が良く発売されています。
ジャンルや季節、年代などのタイトルに合った曲を集めた音楽CDのことです。
- 様々な作曲家や演奏家の曲が収録されているCD
- 一人の音楽家の代表的な楽曲をまとめたCD
- 他のアーティストの曲を何曲かカバーして歌ったCD
- 90年代ベストアルバムなどのCD
なども、全て「オムニバスCD」と呼びます。
オムニバスCDは、たくさんのアーティストの曲が聴けて、ヒット曲が多いのでオススメですよ(*´▽`*)
「オムニバス」と「コンピレーション」の違い
オムニバスとコンピレーションは類語として挙げられますが、違いはあるのでしょうか?
コンピレーション(compilation)は、「編集」「寄せ集め」という意味です。
コンピレーションは、日本語ではオムニバスとほとんど同じ意味で用いられています。
コンピレーションは主に音楽で使いますが、オムニバスは音楽以外の映画やドラマなどの芸術作品に広く使われています。
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