ドリアンの食べ方や味とは?英語表記や旬の食べ頃は?栄養や効能も!食べたことの無い人にとっては未知の食べ物であるドリアン。食べ方は?味はどうなの?食べごろはいつ?など、疑問だらけですよね。そんな方の為に、今回はドリアンについて解説します。栄養や効能についても説明しますのでご覧ください!
ドリアンとは
ドリアンは「durian」と書きます。
英名は「civet fruit(シベット・フルーツ)」といって、「麝香の果実」の意味です。
産地は主に東南アジアの国々で、なかでも中心はタイで、年間100万トン以上を生産しており、圧倒的に世界一を誇っています。
続いてマレーシアが盛んで、インドネシア、フィリピン、中国などでも作られています。
ちなみに、日本が輸入しているのも多くはタイ産です。
ドリアンは熱帯雨林気候でないと実が成らず、果樹も最低で15m以上の高木になるため、日本国内での栽培はほとんど不可能です。
「duri」はマレー語で「とげ」、「an」は「果実」であり、「とげのある果実」という意味があります。
灰緑色をしていて外皮は革質で全体が硬い棘に覆われている為、果実全体に占める可食部分の割合は少なく、甘い香りとともに玉ねぎの腐敗臭または都市ガスのような強烈な匂いを放っています
また、ドリアンは“果物の王様”という正統的なものもあれば、“熱帯果実の魔王”、“悪魔の果物”とも呼ばれているのを知っていましたか?
悪魔を連想させるそのネーミングは、そのおどろおどろしい姿形にもよりますが、一度好きになってしまったら、取り付かれたように虜になってしまうことからもきているのです。
ドリアンはどんな味?
ドリアンを実際に食べた人たちの感想を以下にまとめました。
・「甘いクリームチーズのような味」
・「パイナップル系のフルーティーな味」
・「南国フルーツ的な酸味のない甘さ」
・「濃厚なカスタードクリーム」
・「タピオカドリンクのような」
・「熟れに熟れたバナナ」
この感想から見ると、見た目とは裏腹に甘くて美味しいものだということが分かりますよね!
ドリアンの食べ方
ドリアンはあの見た目ですし、どうやって切ったらいいのか、迷ってしまいますね。
中身は、ふつう、5つの房に分かれていて、その房ごとにクリーム色の果肉が入っています。
熟すと花落ちの部分が5つに割れてきますから、そのくぼみに沿って包丁を入れるといいでしょう。
ここで注意ですが、ドリアンには硬く鋭いトゲがあります。
切るときには軍手をはめることを忘れないようにしてください。
また、下にタオルを敷かないとテーブルが傷ついてしまいます。
①くぼみにそって包丁を入れていく。中の果肉まで切らないように注意しながら、包丁の方向を変えて、反対側にも切り込みを入れる。
②5つの房に切り分け、白い膜を取り除いて果肉を出す。
③取り出した果肉は2つに切り、中の種を取り出す。
④果肉を小さく切り、ドリアンの皮を器にして盛ると雰囲気が良くなる。
ドリアンの食べ頃・旬はいつ?
ドリアンの旬は5~9月ごろの、夏の時期になります。
買ってすぐのドリアンは、まだお尻の部分(へたの反対側)が割れていません。
お尻の部分が割れてきたら食べ頃のサインです。
割れ目のところに鼻を近づけると独特の芳香が香ったら、割れ目に包丁を入れて裂け目に沿って切り分けて食べることができます。
ですがもし、匂いがしなかったらもうしばらく置いておいたほうがいいです。
ドリアンの栄養や効能について
ドリアンは、脂肪分を多く含んでいます。
- 続いて、葉酸
- ナイアシン
- リン
- 鉄分
- カルシウム
- ビタミン類
- ミネラルも多く含みます。
ビタミンCと、より抗酸化作用のあるビタミンEを多く含むため、活性酸素を抑制し、老化やがん予防、そして他にも、貧血予防、血行改善、冷え性緩和にも効果的な果物です。
さらには、ビタミンB1を多く含み、含有量は果物の中でもトップクラスです。
ビタミンB1は水溶性で熱に弱く、加熱調理をすると失われてしまいますので、果実で補給することが理想的です。
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