ノクターンの意味とは?ピアノのクラシック音楽?opや夜想曲との関係は?ノクターンと言えばクラシックに興味がなくても聞いたことのある人は多いと思います。ノクターンの意味、ピアノのクラシック音楽との繋がり、更にopや夜想曲とはどのような関係性があるのか詳しく調べていきます!!
ノクターンの意味
クラシックを嗜む人ならば誰しもが知っているノクターン。その意味とは何なのでしょうか??
「ノクターン」とは作品を分類した時に使われる用語ではなく、作曲家が「これはノクターンだ」と言ってしまえばだれが何と言おうとその曲は「ノクターン」になります。
つまり、ノクターンという曲はこうでないといけないという堅苦しい決まりはないというわけです。
決まりがないとは言えど、ほとんどのノクターンと呼ばれている曲はそこまで長大ではないピアノの独奏でリリックなメロディーラインを持っています。
ノクターンとop
ノクターンのほとんどがピアノのクラシック音楽ということが分かったところで、ノクターンの作品名によく使われているopとは何なのでしょうか??
ノクターンの作品名に出てくる「op」というのは「opus(オーパス)」というラテン語から来ています。
このオーパスは「作品」若しくは「作品番号」という意味で、クラシックの楽曲に対し作曲家ごとに順番を決め、整理するために作品名の後ろに数字を付け、個別化をはかっています
因みに、このオーパスと呼ばれる番号は作曲された順番に振り分けられるのではなく、楽譜が出版された順番に数字を付けていきます。
作者の死語に楽譜が出版された場合にのみ「遺作」という言葉を付けるようです。
ノクターンと夜想曲
では、そんなノクターンが夜想曲と呼ばれている理由についても追及していきましょう!!
ノクターンが日本語で「夜想曲」と呼ばれるようになったのは、その字のまま「夜を想いながらゆったりと弾く曲」というイメージを意識して作曲されていることが多いからです。
因みに、ノクターン(nocturne)と言うのはラテン語から生まれた言葉になります。
夜が「ノクス」、それを複数形にしたものが「ノクティノス」。
そしてそこに英語の要素を加えることにより「ノクターン」という新たな言葉ができました。
ノクターンの発祥
そんなあまり形にこだわることのないノクターンという曲ですが、どこから広まったのでしょうか?その発祥を調べていきます。
アイルランド出身の「ジョン・フィールド」という作曲家が、自身のピアノ小曲に対して名付けたというのがノクターンの始まりと言われています。
因みにジョン・フィールドはフランス革命から第一次世界大戦前の19世紀初期に活躍し、ピアノ小曲を20ほど作曲していました。
ノクターンと作曲家
そんなノクターンの有名な曲を少し紹介していきますね。
①フレデリック・ショパン
ノクターンと聞けばショパンと言われるくらいには彼のノクターンは有名です。
その中でも一番有名だと言われているのが「夜想曲第2番変ホ長調Op.9‐2」になります。
[youtube https://www.youtube.com/watch?v=wPV9BmXw9WU&w=488&h=366]
②ガブリエル・フォーレ
ショパンの次に有名なノクターンは何だろうと考えて出てきたのがフォーレの「夜想曲第4番変ホ長調Op.36」になります。
ショパンのノクターンとは違い、こちらは少しロマンチックになっています。
[youtube https://www.youtube.com/watch?v=txheaeG-U1s&w=684&h=385]
③フランツ・リスト
19世紀のヨーロッパで活躍した作曲家のリストは、世界で最も技術の高いピアニストとして「ピアノの魔術師」とも呼ばれていました。
そんな彼のノクターンは「愛の夢」という3つの曲を併せたものになります。
「3つの夜想曲」という名でも呼ばれ、特に第3番は有名ではないでしょうか。
[youtube https://www.youtube.com/watch?v=aBfqzc_5jb0&w=684&h=385]
13708
12982