アットマークの意味とは?使い方や場所・英語表記は?由来と語源も紹介!アットマークは今や日常でよく目にしますが、その意味を知っていますか?アットマークの使い方や場所、英語表記は?アットマークの由来や語源は何?今回は意外と謎の多い、アットマークについて解説していきます!
でもこれって元々はどういうものだったんだろう?
メールアドレスで一般的に知られるようになったけど、コンピュータが生まれる以前から使われていたんだにゃん。
アットマークの意味は?
アットマークとは、「@」の記号のことです。
「xxx@ooo.com」のように、メールアドレスのユーザー名とドメインの区切りに使われているのが一般的に知られていますね。
日本ではJIS規格で「単価記号」という正式名称がついています。
これはその名の通り商品の単価を表すもので、「商品10個 @ 3円=30円」(商品ひとつが3円で、10個で30円)というように請求書などで使われていました。
アットマークの使い方や場所そして英語表記も!
アットマークは英語では「at sign」、アットサインと呼びます。
また、ユニコードという文字コードで規格されている正式名称は「コマーシャルアット」です。
アットマークという呼び名を使っているのは日本だけで、他の国では様々な呼び名があります。
ドイツでは「さるのしっぽ」、イタリアでは「かたつむり」、ロシアでは「小さな犬」、スウェーデンでは「シナモンロール」など、なんだか可愛らしい名前で呼ばれているようです。
メールアドレスの区切りとしてのアットマークの使用法は、1990年代後半にレイ・トムリンソンというプログラマーが考案しました。
アットマーク(@)は人の名前に使われることはない上、響きと意味がちょうどat(~にいる、場所を表す)であるため、「誰が(ユーザー名)@どこにいる(ドメイン)」という具合に表せる区切り記号として最適でした。
メールアドレスが一般的に知られているかと思いますが、その他の使い方も様々あります。
いろいろなアットマークの使い方
- Twitterのリプライ(返信)で、@xxx(xxxはユーザー名)と表記してツイートするとそのユーザーに連絡することができる
- 「xxx@多忙」のように、名前の後ろに@と状態や状況などを付けて何かしら主張することがある
- 「@10分」というように表記してあと10分と読む
- 「xxx@oo株式会社」というように書いてどこの所属かを表す
上記のSNSでの使用法に関しては比較的ラフな印象なので、ビジネスやフォーマルな場面で使用すると失礼に当たる可能性があります。
使用の際には時、場所、場合に注意しましょう。
アットマークの由来・語源
アットマークの由来・語源は英語の「at」かと思いきや、ラテン語の「ad」をデザイン化したものです。
@はaをdの丸部分で囲った形です。
この「ad」は英語で言えば「at」「for」などにあたります。
アットマークは最初どこから、誰が使い始めたのかという由来に関しては諸説あります。
有名なものでは、中世の修道士が使い始めたという説があります。
彼らは聖書を手で書き写して複製していましたが、これが非常に大変な仕事で手を痛めていました。
「ad」を「@」と略記することで少しでも負担を減らしていたようです。
確かに二文字を一筆で書けるだけで全然違うよね。
国によって名前が違うけど、「かたつむり」とか「シナモンロール」とか、アットマークの見た目に合ってるのがユニークだにゃん。
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