ブイヤベースとは?意味や具材(魚)の種類は?アクアパッツァとの違いも!ブイヤベースとはなにか聞いたことがある方も多いのでは?しかしその意味や、どんな具材(魚)の種類を使っているか知っていますか?似た魚料理でアクアパッツァがありますがその違いは何なのか見ていきましょう♪
ブイヤベースの意味や具材(魚)の種類
ブイヤベースとは何でしょうか?
聞かれると説明しづらい方もみえると思います・・・
私もそうです^^;
今回はそんなブイヤベースについてとアクアパッツァとの違いについても見ていきましょう♪
フランス語で「Bouillabaisse」
地元の魚介類を香味野菜で煮込むフランスの寄せ鍋料理
南フランスのプロヴァンス地方・地中海の沿岸地域の代表的な海鮮料理
マルセイユの名物料理
ブイヤベースはフランスの料理なんですね♪
その原型は、付近の漁師が見た目が悪い魚や毒針があって危険などの理由で商品にできない魚を自分たちで消費するために大鍋で塩と煮た料理を作ったのが始まり。
最初は塩とただ煮るだけだったんです!
それが17世紀に新大陸からトマトが伝来したことで、食材のひとつとして加えられるようになりました。
また、19世紀にマルセイユが観光地となると多数のレストランが地元料理のブイヤベースを目玉料理として宣伝したんです!
それが工夫され、料理の方法も発展しさらに洗練されたことで今のブイヤベースに至ったと言われています。
いろんな工夫がされたことで今のブイヤベースができてきたんですね^^!
アクアパッツァとは?
イタリア語で「Acqua pazza」
魚介類をトマトとオリーブオイルなどとともに煮込んだナポリ料理
アクアパッツァはイタリア料理ということでした!
アクアパッツァはブイヨンを使わず、水とトマトだけか、あるいは白ワインを加えて煮込んだ魚のスープのことを指します。
最も古典的なアクアパッツァはトマトが入っていないものもあったんだとか!
その一方で、海水、少量の白ワイン・オリーブオイル・ニンニク・イタリアンパセリは必ず使われるものとされていたと言われています!
アクアパッツァに使われる魚は、タイ・スズキ・タラ・カサゴ・メバルなどの白身魚が使われます。
貝類は、アサリやムール貝がよく使われるものとされています。
骨から良い出汁が出るため、切り身よりも尾頭のついた小型の魚が好まれています。
好みによっては、イカやタコを入れることもあるんですよ^^!
美味しそうですね♪
ブイヤベースとアクアパッツァの違いは?
ブイヤベースとアクアパッツァについて見てきましたが、ではその違いは何でしょう?
2つのレシピと一緒に比較していきましょう♪
- 鍋にオリーブオイルをひき、セロリ・たまねぎ・フェンネルなどの香味野菜を炒める
- 数種の白身の魚・エビ・貝を入れる
- トマト・ジャガイモなどの野菜・にんにく・塩を白ワイン等の調味料を入れ煮込む
- サフラン・フェンネル・ローズマリー・パセリなどハーブ類で風味をつけ煮込む
- 仕上がると海鮮風味の濃厚なスープが出来上がり♪
このブイヤベースには「ブイヤベース憲章」
というものがあるんです!
「憲章」というのは
「重要で根本的なことを定めた取り決めのこと」
というものです!
その憲章の中には、
この料理は、
- 「いったん魚を鍋から出し、スープと別の大皿に盛って客のテーブルに運ぶ。スープを先に提供して風味を楽しませ、魚は客の前で切り分ける」
- 「タイ・ヒラメ・オマール海老・ムール貝・タコ・イカは入れない」
- 「スープは小魚で出汁をとること」
- 「ブイヤベース憲章に記載されている魚を最低4種類は入れないといけない」
といったことが記載されています。
意外と縛りが強い料理なんですね^^;!
ではアクアパッツァの作り方はどうでしょう?
- 魚の下処理をする(ウロコ、内臓をとりのぞき塩こしょうして余分な水分をきる
- 鍋にオリーブオイル、ニンニク・イタリアンパセリ・赤または青唐辛子をいれる
- 火にかけ香りを出す
- 水および同量の白ワインとトマト(トマト缶など)を加え煮込む
- 魚に火が通ったら好みで貝類、オリーブを入れて煮込む
- 貝の口が開いたらオリーブオイルを回しかける
- イタリアンパセリのみじん切りを散らして完成♪
この2つの違いをまとめてみると
- ブイヤベースはフランスのスープ料理
- アクアパッツァはイタリアの魚の煮込み料理
- ブイヤベースにタイ・ヒラメ・オマール海老・ムール貝・タコ・イカは入れない
- アクアパッツァには入れてもOK!
といった感じでした♪
生まれた国と中に入れても良いものの違いがあったんですね^^!
どちらも美味しそうな料理なので、違いを見ながら一度作って見てはいかがでしょうか♪
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