ビシソワーズの意味とは?英語じゃないってほんと?ポタージュとの違いは何?皆さんはビシソワーズの意味を知っていますか?英語じゃないと言うのなら、一体どこで生まれた言葉なのでしょうか。そして由来は何なのでしょう?考え出したら気になることがたくさん!!一つ一つ、解説していきたいと思います!知ってるとちょっとだけ自慢できるかも!?
たしか、ビ、ビ、ビ・・思い出せないわん!
ぬまくん、わたしと一緒にビシソワーズの事調べてみるにゃん!!
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ビシソワーズの意味とは?英語じゃないってほんと?
ビシソワーズはフランス料理で、ポロネギ風味のじゃがいもの冷製スープのことです。
ポロネギとじゃがいもを炒めて、ブイヨンを加えて煮ます。
そのあと裏ごしして生クリームで伸ばして冷やします。
食欲の落ちやすい、夏の暑い時期にぴったりですね♬
日本語に直訳すると、『ヴィシー風のクリームスープ』です。
では、ビシソワーズの語源の『ヴィシー』とは何でしょうか?
わたしも含め、ちょっと聞きなれない方も多いのでは?
実は、ヴィシーというのはフランスにある避暑地のことなのです!
このスープを考案した人はヴィシー出身のフランス人シェフ、ルイ・ディアです。
フランスのシェフが考えたのなら、当然フランス発祥の料理でしょ!
・・と思った方、いませんか?・・はい、わたしです(笑)
なんとこの料理、フランスで生まれたわけではありません!!
ビシソワーズは、アメリカで生まれた料理です!
先ほど書いた通り、考案したルイ・ディアはフランス人ですが、アメリカのニューヨークにある旧リッツカールトンホテルで働いていたのです。
その屋上レストラン『ルーフ・ガーデン』がオープンするときに合わせて導入したのがビシソワーズなんです!
世界的にも有名なホテルの、記念のメニューだったんですね(^^)
ルイ・ディアの自著『Cooking à la Ritz』には、ビシソワーズに関するエピソードが書かれています!
幼い頃、暑い夏の日にお母さんの作ったじゃがいもとポロネギのスープに冷たい牛乳を入れてもらった思い出からビシソワーズの発想につながった。
フレンチのスープが、シェフのお母さんの思い出の味がヒントになっていたなんて・・
なんだか、ちょっと身近に感じられますよね。
素敵なエピソードにほっこりしました!
ポタージュとの違いは?
ビシソワーズがどんなものかはよく分かりましたが・・
『ポタージュ』も似たようなイメージがあるのはわたしだけでしょうか?
どんな違いがあるのでしょうか?
解説していきましょう!!
フランス語で『鍋料理』のことです。
フランス料理の中のスープ料理全般を指します。
ポタージュはスープ料理の総称だったんですね!!
ポタージュ・クレール・・・コンソメスープなどの、とろみのついていないスープ。
ポタージュ・リエ・・・ビシソワーズなどのとろみがついているスープ。
こう整理してみると、意外と分かりやすく区分されているようです!
ポタージュの中の一つがビシソワーズだということなんですね。
でも、サラサラしていてもスープはおいしく飲めますよね。
なぜポタージュ・リエはじゃがいもなどであえてとろみをつけるのでしょうか?
スープの目的は、硬いパンを食べやすくするために食べられるようになったと言われています。
スープのとろみの始まりは、水分を吸わせてパンを柔らかくするためにパンを入れていたことという説があります。
つまり炭水化物を採りやすくするためのスープから、スープの食感を変えるために炭水化物を加えるように変化していったということです。
おいしいだけでなく、食べる人のことをちゃんと考えられて作られているんですね!!
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