カルボナーラの意味とは?由来(語源)は炭?発祥や日本・イタリア風の違いを解説!皆が大好きなカルボナーラ。実は本場のカルボナーラは日本と全然違うことをご存知ですか?その名前の由来が炭なのは何故?今回はカルボナーラの意味やその発祥、日本風・イタリア風の違いを解説します!
口当たりまろやかなソースとベーコンととろーりたまご!
でも本場のカルボナーラは違うらしいって聞いたわん。
今日はカルボナーラのことを色々教えてあげるにゃん!
カルボナーラの意味とは?
カルボナーラ(Carbonara)は、炭焼き職人という意味のイタリア語です。
そこから、スパゲッティのカルボナーラは「炭焼き職人風パスタ」となります。
カーボン(Carbon)という言葉をどこかで聞いたことがありませんか?
炭素のことをカーボンと呼び、元は木炭を表すラテン語のcarboから由来しています。
鉛筆やシャープペンシルの芯は分かりやすいですが、その他にも空気清浄機や車の部品、化粧品や布団など、様々な製品に炭素(カーボン)が使われています。
宝石のダイヤモンドも炭素原子の塊です。炭素は私達の周りに溢れ、生活に欠かせないものとなっています。
カルボナーラの由来は炭?
カルボナーラの語源は上で書いたように炭が元になっていますが、カルボナーラが何故そう呼ばれるようになったのか、名前の由来は諸説あります。
1.黒胡椒をたくさん掛けてまるで炭のように真っ黒になるから
2.炭焼き職人が山にこもって長期間作業するため、日持ちするパスタとして作っていたから
3.ベーコンがしっかり焼かれて焦がされ、石炭のようだから
他にも様々な説がありますが、どれが本当の由来なのかは不明です。どれもユニークでそれらしく感じられますね。
カルボナーラの発祥と日本・イタリア風の違い
カルボナーラは元々ローマ発祥の料理でした。
日本のカルボナーラは生クリームを使い、卵黄が上に乗ったまろやかなクリームパスタですが、本場のカルボナーラのソースは生クリームを使わず、チーズと卵と黒胡椒だけで仕上げるシンプルなものです。
さらに、パスタはスパゲッティではなくショートパスタの「リガトーニ」(マカロニ系パスタ)を使います。
リガトーニはイタリア語で「筋」という意味のrigaが由来です。
表面に筋が入っている、直径8~15ミリ前後のマカロニのようなショートパスタです。
チーズもまた日本風とは違い、羊の乳から作るペコリーノ・ロマーノというチーズを使います。ペコリーノ・ロマーノは保存目的に作られていたため塩分が強めです。
具はベーコンでなく、グアンチャーレ(豚頬肉塩漬け)もしくはパンチェッタ(豚バラ塩漬け)を使います。やはり、日本ではちょっと手に入りにくいものが多いですね。
そんな材料から作る本場のカルボナーラは、塩気が強く濃厚で、味がはっきりとしています。おつまみのような感覚で食べられるくせになる味です。
日本では一般的な生クリームを使うカルボナーラのレシピは、第二次世界大戦時、米兵好みの味のパスタを作るために考案されたものが元となっています。
米兵にたくさん振る舞うために、生クリームを使うことで卵が固まってしまわないようにしたのです。
そうして米兵向けのカルボナーラはアメリカに伝わり、さらにそこから日本に伝わりました。
そのためオリジナルのレシピとは材料や味に違いがあるのです。
▼ぜひ作ってみてくださいね♪美味しいレシピはこちらを参照してください (*´ω`)
でも塩気が強くて黒こしょうがたくさんの本場カルボナーラもおいしそうわん!
いつか食べてみたいな!
日本風は老若男女皆が好きな味だけど、イタリア風はワインやお酒に合う大人の味にゃん。
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