速攻・即効・速効・即行の意味や違い(使い分け)とは?使い方や例文も調査!速攻・即効・速効・即行。似ているようで違う四つの「そっこう」。どれを使えば正しい意味の文になるのか戸惑ったことはありませんか?それぞれの意味や使い方・例文を調査してみました!これで今日から文書作成もばっちりです♪
速攻・即効・速効・即行。それぞれの意味は?
パソコンやスマートフォンで「そっこう」と打つと
- 速攻
- 即効
- 速効
- 即行
いくつか変換候補が出てきますよね(*’ω’*)
特にこの四つは似ているように見えて、意味が違うんです。
一つずつ意味を見てみましょう!
- 速攻・・・素早く攻めること
- 即効・・・すぐに効き目がでること
- 速効・・・すみやかに効き目がでること
- 即行・・・すぐに実行すること
こうして並べてみると、即効と速効はなんとなく似ていて曖昧ですね。
漢字がもつ意味に注目して、見比べてみましょう。
「即」という字は「ただちに」「すぐさま」という意味をもちます。
「速」という字は「すみやかに」「はやく」という意味をもち、速さを表現します。
これらを踏まえると、以下の解釈となります。
即効に対して速効は「他のものと比べて効き目がはやい」という意味があり、比較する対象がある、と考えられます。
四つの「そっこう」の例文と使い方
前述の通り、「即」と「速」は漢字がもつ意味に違いがあります。
例文をご紹介するので、そこにも注目してみて下さい♪
- ボールを奪い、速攻を仕掛ける
- 速攻で相手を倒した
速攻という言葉は、バスケットボールの試合でよく耳にします。
素早い攻めで点を取りにいく戦法で、まさに字のごとくです。
実際に見たことがありますが、ボールを奪ったと思ったらあっという間にシュートを決めていて、速攻という言葉がぴったりでした!
ほかにも卓球の前陣速攻や、ゲームで敵を倒すときの速攻技など、スポーツやゲームで多く使われている言葉です。
- 景気回復の即効薬となることを期待する
- このトレーニングは即効性がある
効果がすぐにでるものを表したり、効果が早いことを期待する時などに使われます。
- 速効性肥料を使った
- この漢方は速効型だ
- 速効型のインスリン注射を用意した
このように、速効は医学や農業の用語として使われることが多いです。
一般的な文章では「即効」、医学や農業など専門分野では「速効」を使うことが多いと覚えるとわかりやすいです(*^^*)
ちなみに、速効の反対語は遅効です。「速効性肥料」「遅効性肥料」など、効果が表れるタイミングがわかるよう表記するときに、速効が使われます。
反対語も一緒に見ると、遅効性よりも速効性の方が早いタイミングで効くというのが一目瞭然となります。
- 計画を即行する
- 緊急対策を即行する
災害が起きた際の対策は緊急性があるので、すぐさま実行する必要があります。
このように、即行とは「その場ですぐに行うこと」を意味して使われます。
以上が「速攻、即効、速効、即行」に関する例文の紹介でした(*‘ω‘ *)
混乱しがちですが、文字そのものの意味を見てみると、違いが見えてきました。
この漢字で合ってるかな?と疑問に思ったら、まずは文字が持つ意味を調べてみるというのも一つの方法ですね(^^♪
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