とうふちくわとは?美味しい食べ方やレシピはなに?鳥取の郷土料理?ちくわはちくわでも、とうふちくわってあまり聞かないですよね。とうふちくわってどんな食べ物なのか、美味しい食べ方やレシピ、また、鳥取の郷土料理なのかなどを調べていきますね。ぜひ最後までご覧ください。
とうふちくわとは?
とうふちくわとは、、、実は名前の通り、豆腐で作ったちくわのことなんです。
豆腐でちくわなんかできるの?穴の開いた豆腐?想像がつかない、、、なんて思っちゃいますよね。
そもそもちくわ(竹輪)とはなんでしょう?
ちくわは魚肉のすり身を竹などの棒に巻きつけて焼いたり蒸したりしてつくる加工食品のことです。
もともとは蒲鉾と呼ばれていたのですが、後に板の上にすり身を乗せて調理した板蒲鉾があらわれました。
そして、それと区別するために竹輪蒲鉾と呼ばれるようになり、略して竹輪と呼ばれるようになりました。
今では、手軽に買える竹輪ですが、江戸時代までは高級品でした。
とうふちくわの発祥の地、鳥取では漁港の開発が遅れていたため、魚はとても贅沢な食べ物でした。
そこで時の鳥取藩主、池田光仲公は城下の庶民に対し、「魚の代わりに豆腐を食べるように」と質素な食生活を推奨されました。
もともと山村の多い鳥取では、田んぼの畦にも大豆が栽培され、とうふの消費は多かったと思われます。
質素、倹約を推奨されたお殿様の意向に沿うように、魚の代わりにたんぱく質を補うために豆腐を使った料理が出来ないものか、、と考え出されたのが、“とうふちくわ”でした。
こうして生まれたとうふちくわは、日常はもちろん、お祭りや結婚式などの晴れの日にも食べられてきました。
まさに江戸時代から続く鳥取庶民の食卓をにぎわせた食べ物なのですね。
とうふちくわのおいしい食べ方や、レシピを教えて!
とうふちくわは、木綿豆腐と白身魚のすり身をほぼ7対3の割合で混ぜ、つなぎに小麦粉やでんぷん、砂糖や食塩、調味料などを加えて蒸し上げて作られます。こうして出来たとうふちくわの味はとても繊細で、噛み締めるとふんわり豆腐の香りがします。
実はそのまま手でちぎりながら、もしくは丸かじりで食べるのがおすすめなんです。また、わさび醤油やしょうが醤油に付けて食べればお酒の肴にも最高です。風味の良いとうふちくわならではの食べ方です
でも、もっとおいしいとうふちくわの食べ方はないのか、、、ということで調べてみると、とうふちくわの里ちむらの創業150周年記念に行われた「とうふちくわを使った料理レシピコンテスト」のレシピを見つけました。
興味のある方はぜひ参考にしてみてください。
とうふちくわとソーセージのカレー風味揚げ
<材料>
とうふちくわ | 1本 |
---|---|
魚肉ソーセージ | 1本 |
片栗粉 | 適量 |
カレー粉 | 少々 |
塩 | 少々 |
揚げ油 | 適量 |
<作り方>
- とうふちくわの穴に魚肉ソーセージを入れる
- 1.5cmの長さに切る
- 片栗粉にカレー粉を混ぜ均一にまぶす
- 油で揚げる
- お好みで塩をふって出来上がり
※とうふちくわを使った料理コンテストの優秀賞のレシピです。
参考URL:http://www.toufuchikuwa.com/wp/wp-content/uploads/2015/12/recipe_02.pdf
豆腐と魚が主原料のとうふちくわはとてもシンプルで、どんな食材にも合いそうですね。体に良いものばかりを使ったとうふちくわは子供のおやつ代わりに、またダイエット中のおやつにもぴったりです。ぜひ、あなた好みのとうふちくわのおいしい食べ方を探してみてください。
とうふちくわの他にもおいしい鳥取の郷土料理はなに?
鳥取の代表的な農産物は、スイカ、らっきょう、白ねぎ、しいたけ、長いも、二十世紀梨、水産物には、松葉ガニ、岩ガキ、白いか、いわし、カレイ、マグロなどがあります。
こうした特産品を使った郷土料理には、らっきょうを使った“らっきょうの甘酢漬け”、メインがなんと白ねぎというちょっと変わった“白ネギ鍋”、松葉ガニを使った贅沢な味の“カニ汁”、山菜をたっぷり使った“大山おこわ”などがあります。
また、とうふちくわ同様、大豆を使ったものとしては、豆腐を炒ってご飯に混ぜて炊いた“どんどろけ飯”、大きな油揚げの中にご飯や野菜を入れて、だし汁で炊き上げた“いただき”などなど名前も独特な郷土料理。
このほかにもとんこつならぬ、牛骨ラーメンというのも鳥取の郷土料理なんです。ぜひ一度本場鳥取で味わってみたいですね。
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