アレキサンドライトの石言葉の意味や効果とは?色が変わる理由と名前の由来は?アレキサンドライトをご存知ですか?光によって色が変わる希少な宝石、アレキサンドライト!アレキサンドライトはどんな時、誰に贈るべき?今回はこのアレキサンドライトの石言葉や色が変わる理由、名前の由来について解説します!
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アレキサンドライトとは?石言葉は?
アレキサンドライトとは、光によって青緑色や赤紫色に見える宝石です。
非常に希少で、世界で最も高価な宝石の一つと言われています。
産地はブラジルやスリランカなど様々ですが、ロシアのウラル山脈産のものが変色効果が高く、高品質と評判です。
昼の自然光のもとでは青緑色、夜の赤みの強い照明光(ランプやろうそくの光)のもとでは赤紫色に変わるため「昼のエメラルド・夜のルビー」とも呼ばれています。
石言葉は「高貴」・「魅力」・「秘めた思い」・「誕生」など。
全く違う色に変わるところが石言葉とぴったり当てはまりますね。
二面性を持つため、双子座の守護石とも言われています。
ちなみに双子座は5月21日から6月21日生まれの方の星座で、アレキサンドライトは6月の誕生石でもあります。
石の意味・効果は?どんな時に誰に贈る?
皇帝の宝石と呼ばれるアレキサンドライトですが、特にロシアの人々にとってはお守りとして特別な価値のある石と考えられていました。
当時ロシアの軍服は緑と赤、ちょうどアレキサンドライトの色と同じだったため危険を避け、身を守ってくれる石として身につけられていたのです。
また結婚45年目の「金緑婚式」の結婚記念石ともされています。45年間、およそ半世紀近く一緒に歩んできた最愛の人に贈る宝石として最適ではないでしょうか。
アレキサンドライトの色が変わる理由って?
色が変わる理由はアレキサンドライトに含まれる不純物、クロムによります。
クロムはピンクサファイヤには0.1%ほど、ルビーには1%ほど含まれていて、それより多く含まれている鉱石は赤から黒に近くなり価値が下がります。
アレキサンドライトに含まれるクロムは、赤色の要素と緑色の要素が平均的に存在しています。
これが変色効果が起こる理由です。
太陽光など青みの強い自然光のもとでは緑色、白熱光など赤みの強い光のもとでは赤紫に反射します。
ちなみにアレキサンドライトはクリソベリルの一種です。
クリソベリルは一般的に黄色や黄緑色の宝石です。
どんなに質の高い素晴らしいクリソベリルでも、変色効果がなければアレキサンドライトとは認められません。
石の一部でも変色すればアレキサンドライトと認められますが、当然ながら全体が変色するものには品質は劣ります。
アレキサンドライトの名前の由来は?
アレキサンドライトは発見された当初はエメラルドと思われていましたが、夜に赤紫色に変化したことから、非常に珍しい石だとしてロシア皇帝ニコライⅠ世に献上されました。
その日が偶然にも、ロシア皇太子アレキサンドルⅡ世(当時12歳)の誕生日だったことからその名にちなんで名付けられました。
王族に愛された宝石であり、変色の性質を持つ宝石の中でも希少であるアレキサンドライトは、非常に高額ながらコレクターからも人気が高く、簡単には手に入れられません。
だからこそ、手に入れた時や贈られた時の喜びは計り知れないものとなるでしょう。
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