過渡期の意味とは?黎明期や転換期との違いは?類語や対義語も!過渡期という言葉を聞いたことがあるでしょうか?その意味について紹介していきます。過渡期に似た言葉に黎明期や転換期といった言葉がありますが、違いとはどこにあるのでしょう?そして、過渡期の類語や対義語の紹介もしていきます。
説明していくからちゃんと聞いておいてほしいにゃー
過渡期の意味とは?
まずは過渡期の意味について説明していきます。
「過渡期」とは、ある状態から新しい状態へと変化していく時期のことを言います。
過渡期という言葉は、「期間の途中から、新たに次に向けて切り替えをする時期」つまりは、「移り変わっていく時期」を意味するものです。
今までうまくいっていたのに、行き詰まりが生じた時には変化をさせるための切り替えが必要になってきます。
このような切り替えが行われる時期を過渡期と呼び、過渡期の前と後で状況が一変することを連想させます。
ちなみに、「過渡期」とは「かとき」と読み、かどきとは読みません。
「過」は過ぎ去るさまを表し、「渡」は渡ること、渡されていく様を表す漢字です。
今まであった物事、人生などが、時の経過とともに次の状態へバトンタッチされていくための時期であることを表現する言葉になります。
過渡期と黎明期の違いとは?
過渡期と黎明期の違いはどこにあるのでしょうか?
「黎明期(れいめいき)」とはある事柄が形になっていく時の始まりの時期を意味する言葉です。
「黎明」は夜明け前、太陽が昇る前に空が紫に染まる時間帯を表す言葉になります。
「過渡期」は古い状態が元からあり、次の状態のあるべき姿へ向かっている時期を指す言葉で、「黎明期」は物事の始まりを指す言葉なので全く違った意味になります。
過渡期と転換期の違いとは?
では、過渡期と転換期にはどのような違いがあるのでしょうか?
「転換期」とはこれまで進めていた出来事の進み方を大きく変えるべき時期だという意味で、次の状態がまだ見えていない時期に使用されることの多い言葉です。
「過渡期」は次の状態がほとんど見えているけれど、そこに至るまでにはまだ時間がかかるという意味で、「転換期」はまだ先の見えていない状況を表します。
二つとも似たような意味を持つ言葉ですが、少し意味合いが変わってきますね。
過渡期の類語とは?
では、過渡期の類語にはどのような言葉が当てはまるのでしょうか?
- 変化期:ある物事がそれまでとは違う状態や性質になる期間。
- 変容期:物事に変化が訪れる時期。
- 変革期:物事の仕組みや制度を大きく変え、新しくする時期。
過渡期の対義語とは?
次は、過渡期の対義語についてみていきましょう。
- 安定期:物事が落ち着いた状態にある期間。
- 最盛期:勢いが最盛、全盛の時期。
過渡期の使い方とは?
過渡期とはどのような時に使用するのか、その使い方を例文と共に紹介していきます。
基本的に「過渡期」という言葉は、「過渡期である」「過渡期を迎える」といったフレーズで使用されます。
「現代の音楽業界はCD媒体からストリーミングという媒体への過渡期にあると言えるだろう。」
「過渡期を迎えることは不安だろうが、将来のことを考えると必要不可欠なものであると言える。」
「このチームは世代交代の過渡期を迎えていると言っても過言ではない。」
これでようやく謎が解決したわん!
じゃないと覚えられるものも覚えられなくなってくるから、調べ癖を付けるのは大事なことだにゃっ!!
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