惰性の意味とは?慣性や妥協との違いは何?類語や反対語も紹介!惰性という言葉を使ったことはありませんか?「惰性で○○してる」のようにつかいますよね!ではそもそも惰性の意味とはなんなのでしょうか?慣性や妥協との違いは?類語や反対語の紹介もしながら簡単に説明していきます。
惰性の意味とは?
惰性(だせい)とは、『静止している物体は外力が働かない限り静止の状態を続け、運動している物体はその速度を持続しようとする性質。』『これまでの習慣や勢い。ずっと続いてきた癖。』のことを意味しています。
慣性との違いは何?
慣性(かんせい)とは、物体が外力の作用を受けない限り同じ運動状態を続けようとする性質のことです。
辞書などでは同じ意味とされている『惰性』と『慣性』ですが、実はまったく異なる意味なのです!
惰性は「静止している物体は外力が働かない限り静止の状態を続け、運動している物体はその速度を持続しようとする性質」ということに対して、慣性は「外力が働かなければ、物体はその運動状態を保つという性質。」のことを指しています。
また、停止し続けようとする『慣性』のことを『惰性』と言うことはありませんが、動き続けようとする『慣性』を『惰性』と表現することはあります。
惰性と妥協との違いは何?
相反する利害関係にある二者が互いの意を理解し、自分の主張する条件などを相手のそれに近づけ、双方が納得する一致点を見つけておだやかにことをまとめることです。
惰性の意味には『これまでの習慣や勢い。ずっと続いてきた癖。』がありますが、これは「だらだらと続けること」や「何も考えずに進むこと」とも捉えられます。
つまり、実際に使う際には「○○じゃない?」という質問に「あーあー」や「そうそう」などの会話を流すようなことや決まったことをすることが惰性に当たります。(習慣や癖のこと)
これに対し、妥協は『双方が納得する一致点を見つけておだやかにことをまとめること』ですので、双方が話し合うことが前提の言葉になりまったく意味が違います。
恋愛などで「条件を妥協して相手を探す」といったことがありますが、相手がいないのに妥協と言えるのかと思えるでしょうが、この場合『双方が納得する条件(一致点)で付き合う(解決案)』と妥協が成立しています。
もし、「惰性で相手を探す」なんてことがあるとするならば、悲惨な未来が高確率で待っています。恋愛において妥協は未来がありますので有りですが、惰性には陥らないように注意が必要です!
惰性の類語や反対語も紹介!
『惰性の類語』
「静止している物体は外力が働かない限り静止の状態を続け、運動している物体はその速度を持続しようとする性質の意味の類語」
・慣性
「これまでの習慣や勢い。ずっと続いてきた癖の意味の類語」
・流儀・因習・格例・風儀・習慣・旧習・式例・仕来たり・為来たり・仕来り・常例・風・習わし・風俗・為来・風習・仕来・遺風・因襲・定例・為来り・慣習・旧例・慣わし・しきたり・性・トラディション・習俗・慣例・慣
『惰性の反対語』
「これまでの習慣や勢い。ずっと続いてきた癖の意味の反対語」
・精力的・突発的・意欲的・積極的
惰性の「これまでの習慣や勢い。ずっと続いてきた癖の意味の類語」は数多くありますが、これは習慣に関する類語が数多く存在するからです。
惰性の性質に関する反対語は基本的にありませんが、習慣や勢いについてはいくつかあり『妥協との違い』で書いてある「だらだらと続けること」や「何も考えずに進むこと」の反対語になります。
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