守株の意味とは?故事成語なの?例文を使って超わかりやすく解説!守株という言葉を聞いたことがあるでしょうか?日常会話ではなかなか使われない言葉の一つですが、その意味を知っていても損はないと思います。守株という言葉は故事成語なのか、そして使い方も例文を使って分かりやすく解説します!
くろちゃん、これ何て読むの?
今回も読み方からきちんと説明していくにゃっ!
Contents
守株の意味とは?
守株とはどういった意味なのでしょうか?
「守株」とは「しゅしゅ」と読みます。
その意味は、「古い習慣にこだわる」もしくは「進歩がない」という意味を持つ故事成語になります。
昔ながらの習慣や風習に縛り付けられ、時代に合った対応や判断ができないことを表現する言葉です。
守株の由来とは?
守株の由来とはどのようなものになるのでしょうか?
「守株」の由来は「韓非子(かんびし)」という中国の戦国時代に「韓非」という法律学者によって書かれたものの中の「後蠧(ごと)」という章が元となっています。
昔、宋の国に住む農民が走ってきたうさぎが畑にあった切株にぶつかってしまい、首を折って死んでしまったところを見てしまいました。
その農民はそれ以降、仕事をせずにウサギが再び切株にぶつかるのを待ち続けました。
しかし、いくら待ってもウサギが切株にぶつかることはなく、農民の畑はその間に荒れ果ててしまい、国中の笑い者になってしまった。
これが「韓非子」を要約した内容です。
そこから分かるように「守株」という言葉の由来は、「切株にぶつかるウサギを待ち続ける農民の様子」から来ています。
一度味わった幸運に執着する様が転じて、古い習慣にこだわるという悲観的な意味に繋がっていきました。
上でも述べましたが、「守株」は「韓非子」という故事から来ているので、故事成語で間違いありません。
守株の使い方とは?
では、守株とはどのような使い方をするのが正しいのでしょうか?
「守株」の意味には「同じような幸運が簡単に訪れるかもしれない」という愚かさが意味合いに含まれています。
そのため、「守株な考え方で時代遅れ」と言ったように、「守株」の対象物や対象者に対して非難的な考えがある時に使われる言葉です。
「守株な彼は、現場に対応することが難しくなってくるだろう。」
「守株な考え方は捨てて、新しい事業に挑戦するのも一つの手である。」
「年を取るにつれて、守株な考え方になっていく。」
「このルールーはどうしても守株しなければならないものではないはずだ。」
「守株の人間だとこれ以上揶揄されないように、努力すべきだと思う。」
「守株」とは「しゅしゅ」という読み方をする故事成語になります。
その意味は「古い習慣にこだわる」または「進歩がない」というもので、由来は中国の戦国時代に書かれた「韓非子」という書物からになります。
同じような幸運が簡単に訪れるかもしれないと考えた愚かな農民の話が韓非子の内容です。
一度味わった幸運に縋り付く愚かな様子が転じて、現在使われている「古い習慣にこだわる」や「進歩がない」という意味になりました。
使い方としては、守株の対象者に対し非難的な考えがある場合に使われることが多いです。
それよりも畑を耕していた方が効率的だってことぐらい僕にだってわかるわん!
一度味を占めるとやめられなくなるって感じかにゃ?
まあ、わたしもぬまくんの意見には大賛成するにゃっ!!
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