助長の意味とは?使い方(例文)や由来を超簡単に説明!類語や英語表記も!ニュースなどでよく聞く助長という言葉ですが、ネガティブな印象を持っていませんか?その意味とは一体何なのでしょうか?使い方、類語や英語の表記だけではなく、その由来についても簡単に説明していきたいと思います。
助長の意味とは?
まずは助長という言葉の意味について説明していきたいと思います。
「助長」という言葉はなんだかネガティブなイメージのある言葉ですが、それだけではありません。
助長の意味は、その傾向を伸ばすこと、若しくは結果として良くない傾向を強めてしまうことになります。
テレビやネットで使用されている助長は後者の意味になり、社会の中での行動や思想、及びそれを広めている人などが、現状よりもさらに悪い結果を生み出すために行動している、というようなことを伝えるために使用されていることが多いです。
しかし前者の意味では、ある物事が発展するように援助すること、若しくはある傾向がより著しいものとなるよう力を添えること、と言うように言い換えることができます。
つまり、普段聞いている「助長」という言葉はネガティブな意味ばかりかもしれませんが、本当はポジティブな意味も持っている言葉だということを覚えておいてください。
助長の由来とは?
助長にはどのような由来があるのか紹介していきます!
昔の中国には宋という国がありました。
そこの農民が、自身の植えた苗の成長が遅いことに悩んでいたようです。
ある日彼は、苗を早く大きくするために、一つ一つ引っ張ってやりました。
へとへとに疲れて家に帰った際に家族に向かってこう言いました。
「苗が伸びるのを助けてやったので、今日はずいぶん疲れてしまったよ」と。
驚いた息子が畑を見に行くと、苗は引き抜かれて枯れてしまっていました。
こうして生まれた言葉が「助長」となります。
つまりは、成長を助けたことが由来と言うことです。
助長の類語とは?
助長の類語にはどのような言葉があるのでしょうか?
- 助成 :完成を助けること、力を添えて成功させること。
- 促進 :ものごとが早く進むように力を加えること。
- 推進 :目標に向かい、ものごとを前に推し進めること。
- プロモーション:販売促進のために活動すること。
- エスカレート :ものごとの規模や程度が段階を追って拡大し、激化すること。
助長の英語表記は?
助長を英語で表すとどうなるのでしょうか?
- promotion :販売促進、進級、昇進。
- furtherance:推進、促進。
助長の使い方とは?
最後に助長の使い方を例文と共に紹介して終わりにしようと思います。
「そんなに甘やかすと、彼の怠惰が助長される。」
「一部の人間は、この実験が過度の批判を助長すると予想している。」
「このプログラムが子供たちの自主性を育て、独立心を助長する結果になることを願っている。」
「自作した肥料をまいて、植物の育成を助長する。」
このように、いい意味でも悪い意味でも使われる言葉が助長という言葉です。
使い方や使う時を間違えないように気を付けて使用してみてくださいね。
使い方もなんだか難しそうで、僕じゃ使いこなせる気がしないわん…
こういう言葉があって、こんな意味になるんだなー程度で大丈夫だと思うにゃー
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