イデアの意味とは?わかりやすく解説!ラテン語が語源で哲学に関係する?イデアの意味は完成された理想の姿!?イデアの語源はラテン語?それともギリシャ語?イデアはプラトン哲学のイデア論に関係する?イデア界は完璧な概念しかない世界!?イデアについてわかりやすく解説します!
イデアの意味とは?ラテン語が語源?
哲学を学んでいる方ならば、「イデア」はよく聞く言葉かもしれません。
「イデア」を知らない方には、ちょっと難しい意味の言葉です(^▽^;)
今日は、「イデア」について解説していきましょう(^▽^)/
ギリシャ語で「idea」。
観念・理念・理想
イデアとは、「観念・理念・理想」という意味です。
英語で思いつきや着想のことをアイデア(idea)と言いますが、ギリシャ語ではイデア(idea)と読みます。
イデア(idea)の語源はラテン語ではなく、ギリシャ語で「見る・知る」という意味の「idein」の派生語で、「見えているもの・姿・形」を意味します。
見られたものごとの形・姿などの経験的・具体的な対象がイデアです。
イデアは元々哲学用語で、物事の本質や価値判断の基準を指す言葉です。
本来の意味は「形」で、中世では神の思想という理解でしたが、近世では人間の観念(アイデア)や理念(イデー)という意味に派生しました。
イデアは哲学に関係する?わかりやすく解説!
イデアは、プラトン哲学における中心的な内容です。
プラトンがイデアやイデア界について説明した学説をイデア論と呼びます。
プラトンは肉眼で見える形ではなく、時空を超越した「心の目・魂の目」で見られる「ものごとの真の姿」がイデアだとしました。
プラトンの考えるイデアをわかりやすく簡単にいうと、「完成された理想の姿」になります。
私たちがあるものをあるものだと認識するための、絶対的な根拠となる真の存在がイデアだとされました。
例えば、二つのリンゴが目の前にあるとき、大きさや色が違っていても、どちらもリンゴだということがわかりますよね。
これは、イデア界に全てのリンゴの性質を持った完全な「リンゴ」の概念(イデア)があるからどのリンゴもリンゴだと認識できるのです。
イデア界にある完璧な概念であるイデアと、現実の対象を照らし合わせることで対象物を認識しているという考え方がイデア論なのです。
現実世界では完全無欠の物体はないことから、現実に存在する物体は全て不完全な偽物だと言えます。
またプラトンの弟子のアリストテレスは、イデア論の問題点を考察しつつ、自分の哲学を確立していきました。
アリストテレスは、「形相(けいそう)」の意味の「エイドス(eidos)」という言葉を使いました。
イデアについて、いかがでしたか?
もっと知識を深めたい方は、一度調べてみてくださいね!
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