トリアージの意味とは?英語が語源?医療・医学/看護に関係する?災害時や事故現場で行われるトリアージ!トリアージの意味って?トリアージは英語が語源なの?それともフランス語?トリアージは医療・医学・看護に関係する言葉なの?トリアージタグって何?トリアージについて簡単に解説します!
トリアージの意味とは?英語が語源?
「トリアージ」という言葉を聞いたことがありますか?
災害現場で多くの命を救うための重要な方法が「トリアージ」です。
ドラマ「コードブルー」でも「トリアージ」が出てきました。
今日は、「トリアージ」について解説していきましょう(^▽^)/
フランス語で「triage」。
災害や大事故などで同時に大勢の負傷者が発生したときに、重症度によって治療の優先順位をつけること。
トリアージとは、災害や大事故の現場において、手当の緊急度に従って治療や搬送の順番を決めることです。
限られた医療資源を効率的に配分し、最大限の人数の命を救うための方法がトリアージなのですね。
トリアージの語源は、フランス語で「選別」を意味する「triage」が由来です。
英語でもトリアージは「triage」と表記します。
トリアージの始まりは、フランス軍の野戦病院(負傷者を野外で治療する施設)のシステムです。
フランス革命以前は、重症度に関係なく身分の高い貴族が優先して治療されていました。
しかし、フランス革命後の民主主義の誕生により、医学的必要性によって治療の優先順位を決めるようになったのです。
医療・医学/看護に関係する?
トリアージとは、医療・医学・看護の分野の用語で、負傷者が多数発生するような大事故や大災害が起こったときに、できる限り命を助けるために重症度をつけることでしたね。
トリアージでは、患者を4種類に振り分けます。
負傷者がどの分類に当てはまるか他の医療関係者にわかるよう、手首や足首にトリアージタグと呼ばれる色分けされた識別票をつけていくのです。
トリアージを行う医師・救急救命士・看護士のことをトリアージオフィサーと呼びます。
①緊急治療(赤色)
比較的簡単な手当で生命を救える重症者。
②準緊急治療(黄色)
数時間処置が遅くなっても生命の危険はないが、手術や入院が必要な負傷者。
③軽症(緑色)
入院の必要はなく外来治療で対応できる軽症者や、歩行ができる人。
③救命困難(黒色)
明らかに亡くなっている人や、助かる見込みがない絶対予後不良者。
トリアージには迅速性が求められるため、一次トリアージとして「スタート法」と呼ばれるYes/Noの項目で、30秒程度で評価できる方法が使われています。
また、緊急治療ではないと判断された場合にも、その後に容態が変わることがあるため、定期的に再トリアージを行うのです。
再トリアージ(二次トリアージ)としては、「PAT法」が用いられています。
治療の順位は、負傷者の数や医療機関の収容能力など、状況に応じて変化するものです。
トリアージは同じ程度の重症度が時と場合によって分類が異なることや、同じ判定の負傷者でも優先度が大きく異なる場合があることが問題点として挙げられています。
トリアージについて、いかがでしたか?
混乱した状況の中で一人でも多くの命を救うための方法として、理解しておきましょう(^▽^)/
16902
8576