カスケードの意味とは?ビジネス(IT)用語?生物/医学/電気との関係は?カスケードの意味って?カスケードダウンはビジネス(IT)用語?生物のカスケード反応との関係はあるの?血液凝固カスケードは医療用語なの?電気・通信のカスケード接続って何?カスケードについて簡単に解説します!
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カスケードの意味とは?
「カスケード」は、ビジネス・生物・医学・電気など、色々な業界で聞かれる言葉ですが、元々はどういう意味なのでしょうか?
今日は、「カスケード」について解説していきましょう(o^∇^o)ノ
①階段状に連続した滝。
②段階的に連なっているもの。
カスケードは、英語で「cascade」といい、元々は「連なった小さな滝」の意味です。
これが派生して、建築用語として庭園などの人工的に作った水階段や、さらに色々な分野で段々になっているものを指すようになりました。
日本語のカタカナ語としては、同じものが数珠つなぎに連結された構造や、連鎖的に物事が生じる様子のことをカスケードと呼びます。
カスケードダウンはビジネス(IT)用語?
ビジネス(IT)用語のカスケードは、組織において情報を上から下へと伝達することを指します。
特に、カスケードダウンと用いられることが多いです。
目標管理制度において、「経営戦略・経営計画目標」から段階的に細分化して「組織・個人目標」を設定すること。
カスケードダウンは元々滝が急降下することですが、ビジネスシーンでは目標や戦略を階層的に下ろしていくことです。
カスケードと生物/医学/電気との関係は?
生物のカスケード反応とは?
生物学において、細胞内の情報伝達が連続的に起こることをカスケード反応と呼びます。
細胞のある部分で起きた弱い刺激が大きな反応を誘導したり、他の種類の刺激に変換したりする過程のこと。
カスケード反応の中でも、特にタンパク質のリン酸化カスケード反応が重要です。
リン酸化カスケード反応とは、リン酸化連鎖反応とも呼ばれ、細胞内のシグナル伝達に一連のリン酸化反応を利用する状態のことです。
医学の血液凝固カスケードとは?
医学用語に、血液凝固カスケードがあります。
止血の過程で、凝固因子が協力して凝固塊を形成するのに必要なフィブリンを産生するまでの一連の流れのこと。
怪我をしたら血液が出ますが、血が止まる仕組みは一次止血と二次止血に分けられます。
一次止血では、血管の収縮が起こり、血液中の血小板が集まってきて傷口を小さくします。
これだけでは不安定なため、二次止血で血液中の凝固因子と呼ばれるタンパク質が働いてフィブリン血栓を作り血が止まるのです。
この複雑な流れが血液凝固カスケードと呼ばれています。
また、薬の副作用なのに新たな疾患だと勘違いして、さらに薬を処方することを繰り返した結果、重篤な状態になってしまうことを処方カスケードと呼びます。
電気のカスケード接続とは?
通信・電気の分野では、集線装置や中継機器同士を接続することをカスケード接続と言います。
複数のハブを階層的に接続すること。
カスケード接続とは、ケーブルの接続方法の一つで、接続を中継する装置(ハブ)同士を接続することで端末数を増やすやり方です。
つまり、ハブ同士を繋ぐタコ足配線のことですね。
ハブの接続口の数は決まっているので、それ以上の機器を接続したいときは別のハブを継ぎ足して枝分かれさせるしかありません。
ハブにハブを接続して繋げるコンピュータの台数を増やすのがカスケード接続になります。
カスケードについて、いかがでしたか?
ビジネスでは、段階的に戦略を練りましょう(o^∇^o)ノ
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