スーパーノヴァ(supernova)の意味とは?バンプの歌詞の意味も調査!スーパーノヴァ(supernova)の意味とは?日本語でスーパーノヴァ(supernova)はなんと言う?バンプを代表する一曲、「supernova」の歌詞に込められた意味は?詳しく調査してみました!
スーパーノヴァ(supernova)の意味とは?
質量が大きい恒星が、一生の終わりに起こす大爆発現象のこと。
急激に明るさを増し、その後徐々に暗くなります。
天文現象のひとつで、日本語で超新星と言います。
ラテン語の新星を意味する「nova」が由来で、新星の100万倍以上もの明るさとなるため「超」という意味のsuperが付けられました。
現在では研究が進み、新星と超新星は別の現象とされています。
記録として残されている最古のスーパーノヴァ(supernova)は、なんと西暦185年!Σ(゚д゚)
中国の後漢書に記されています。
最も新しい記録は2008年で、現在は100年から200年に一度の割合で発生しています。
新星とスーパーノヴァ(supernova)は同じようで違う現象ですが、具体的な違いはどこにあるのでしょうか?
新星は主に連星型の星で起こり、数日の間に明るさを増した後徐々に元の明るさに戻ります。
連星とは、ごく近くに隣り合い互いの引力で移動する二つの星のこと。
その連星の片側(恒星)からもう一方(白色矮星)へガスが流れ込み、ガスが核爆発を起こすことで明るく輝きます。
新星は表面のみが爆発を起こして明るくなった後もとの明るさに戻るため、星そのものは残ります。
星の種類によっては何度も現象を起こします。
新星よりも爆発のレベルが大きいため、更に急激に明るさが増します。
単独星型と連星型に分類されます。
- 単独星型
太陽の8倍以上の重量を持つ恒星が、一生の終わりに大爆発を起こすパターンです。主な原因は自分の重力を支えられなくなるからで、爆発後は中性子星またはブラックホールが残ります。星そのものは残りません。 - 連星型
新星と同じ現象が起こりますが、白色矮星そのものが大爆発を起こし粉々に散るため星は残りません。
連星型の場合、もう片方の星にも何らかの影響がありそうですよね。
一緒に爆発してしまうのでしょうか?
実はもう片方の星が完全になくなることはほどんどありません。
- 爆風の影響で表面が吹き飛ばされ、星の大きさが変わる。
- 互いのバランスを保てなくなり、宇宙空間に放り出される。
このどちらかのパターンになることがほとんどです。
実際にスーパーノヴァ(supernova)によって放り出されたと思われる星も発見されています(*^^*)
バンプの曲「supernova」、歌詞の意味は?
ライブで歌われることも多い、バンプの曲「supernova」。
曲全体で「気付く」「解る」という歌詞が何度も繰り返し登場しています。
更に歌詞の中では「君」の存在についての気持ちが書かれています。
共通して言えるのは、「今この瞬間に気付く・解ったことを歌っている」ということです。
風邪を引いて初めて、体があることに気付く。
相手に適当に合わせたときに、本当はもっと伝えたいことがあると解る。
その人の本当の大事さに後から気付く、感謝の気持ちはありがとうだけじゃ足りない、記憶に残っていても本当は今一緒にいたい。
誰もが経験したことのある感情ではないでしょうか。
この「何かが起こって初めて気付く」という点がスーパーノヴァ(supernova)の現象と照らし合わせて書かれているんです。
スーパーノヴァ(supernova)によって恒星の光が私たちに届いたとしても、その星は既に存在していません。
ボーカルの藤原さんは、それを人間関係に当てはめました。
スーパーノヴァ(supernova)の瞬間=一緒にいたはずの人が突然いなくなる。
大爆発の光で初めて恒星の存在を知る=いなくなった時に初めて大切さに気付く。
スーパーノヴァ(supernova)は人生と同じ。
その考えから生まれた曲が「supernova」です。
宇宙が好きな藤原さんならではの発想ですね。
藤原さんはラジオで「限界や終わりがあるものが、一番信用できる」とも話しています。
今になって後悔しても時計は止まらないし、巻き戻せません。
どんなことにも終わりがある、限界があるとわかっているからこそ今を大切にできる。
そんな想いが込められています。