ビジネス用語辞典

グロスの意味とは?ビジネス/IT用語?広告業界では売上を指すの?

グロスの意味とは?ビジネス/IT用語?広告業界では売上を指すの?グロスの意味って?グロスは12ダースのこと?リップグロスのグロスとは違う?グロスはビジネスやIT用語なの?グロスは広告業界の売り上げを指すの?グロスとネットとマージンの違いも解説!不動産・ゴルフ・アニメのグロスとは?

 

ぬまくん
ぬまくん
あっ!くろちゃん!リップグロスのカラーを変えたのかわん?似合ってるわん♪
くろちゃん
くろちゃん
ありがとうだにゃん♪このプチプラのグロスは落ちにくくてオススメだにゃん!…じゃなくて、今日は別の意味の「グロス」について説明するにゃん♪

グロスの意味とは?

グロスの意味とは?ビジネス/IT用語?広告業界では売上を指すの?

グロス」と聞くと、化粧品のリップグロスがイメージされますね。

しかし、そのグロスは「glossで、別の意味のgrossという言葉があるのです!

 

ビジネスシーンで、「グロスの計算」をしたことがある方もいるのではないでしょうか?

今日は、「グロス」について解説していきましょう(o^^o)

 

グロスとは?
  • 英語で「gross」

①数量の単位で、12ダースのこと。144個。記号は「gr」。

②正味ではなく、総計や総額のこと。

 

  • 英語で「gloss」

リップグロスやフェースグロスなど、唇や頬に光沢を持たせ、華やかで生き生きした表情を作り出す化粧品のこと。

 

グロスと聞くと唇に塗って艶を出すリップグロスのことを思い浮かべますが、それは英語で「glossになり、「艶を出す・光沢」の意味の英単語が由来です。

 

もう一つ、英語で「grossと書くグロスがあるのです。

グロス(gross)とは、同種のものが12ダース(144)であることを表す数量の単位で、12グロス(1728)を「グレートグロス/大グロス」、10ダース(120)を「スモールグロス/小グロス」と呼びます。

 

ぬまくん
ぬまくん
1ダース=12」で、「1グロス=12ダース=144」なんだわん!頭がこんがらがってきたわん…
くろちゃん
くろちゃん
グロス(gross)は英語で、「全体の・早総体の」という意味なんだにゃん!

 

またグロス(gross)は、正味ではなく容器込みの総重量という意味でも使われ、この場合のグロスは「グロスウェート」とも呼ばれています。

ちなみに正味は、英語でネット(net)です。

 

実は、国内総生産(GDP)や国民総生産(GNP)の「G」は、グロスの「Gなのです!

 

ぬまくん
ぬまくん
お菓子の袋に「NET:100g」って書いてあったら、包装紙や容器を除いたお菓子自体の重さなんだわん!
くろちゃん
くろちゃん
反対に、食べられない部分も含めた重さがグロスなんだにゃん♪

 

ゴルフのグロススコアとは?

 

アマチュアのゴルフプレイヤーは、ゴルフコンペではハンディキャップが使われます。

ハンディキャップを考慮する前の総スコアが「グロススコア」で、ハンディキャップを引いたスコアを「ネットスコア」と呼びます。

グロスはビジネス・IT用語?

グロスの意味とは?ビジネス/IT用語?広告業界では売上を指すの?

IT業界や金融業界などのビジネスシーンにおいて、グロス何かの量・重量・時間・金額・割合などの総計の意味で使われています。

グロスは重複や無駄を除かずに、そのままの値という所がポイントです。

 

「この商品のグロスは?」と聞かれたら、価格だけでなく梱包にかかった雑費や、販売手数料を含めた売価のことを指します。

 

グロスの対義語がネットで、重複や無駄を省いた正味の値のことです。

ネット(net)には、「正味の・実質の・かけ値なしの」という意味があります。

 

ぬまくん
ぬまくん
給料の額面金額がグロスで、手取り金額がネットってことだわん!
くろちゃん
くろちゃん
手取り額(ネット)を保証して、支払額(グロス)を逆算する計算をグロスアップ計算と呼ぶにゃん!

 

不動産のグロス面積とは?

 

不動産業界には、面積の表示方法として「グロス面積」があります。

 

賃貸の物件において、トイレ・給湯室・廊下・エレベーターホールなどの共有スペースがあった場合、それらの面積を含めた面積が「グロス面積」です。

共同部分の面積を除いた実際に自由に使える専有面積のことは「ネット面積」と呼ばれます。

 

「グロス面積」と「ネット面積」が同じ広さの物件がある場合、ネット面積の物件の方が専有部分が広いことになりますね。

グロスは広告業界では売り上げを指すの?

グロスの意味とは?ビジネス/IT用語?広告業界では売上を指すの?

広告業界では、売り上げた全ての金額のことをグロスと言います。

 

例えば広告を掲載したいとき、広告主が広告代理店に広告を載せてもらいますね。

広告の製作費や広告代理店に払う手数料もかかるわけですが、それらを相殺して省かずに純粋に売り上げた全額がグロスです。

製作費や手数料を除いた実際に受け取る利益はネットと呼ばれ、グロスよりも少なくなります。

 

また、仲介業者が取る手数料のことをマージンと呼びます。

マージン(margin)は、英語で「余白」の意味で、ビジネスシーンでは「粗利益・手数料・利ざや・儲け」の意味で使われています。

 

くろちゃん
くろちゃん
広告代理店に10万円の手数料を払って広告を出して、商品の売上が50万円のグロスだった場合、ネットはいくらになるかにゃん?
ぬまくん
ぬまくん
売上の50万円から手数料の10万円を引いて、ネットは40万円だわん!
くろちゃん
くろちゃん
正解だにゃん♪そして、支払った手数料の10万円が広告代理店のマージンだにゃん!

 

アニメのグロス請けとは?

 

日本のアニメ制作において、下請けの制作会社に一話分丸ごと作ってもらう発注の仕方グロス請けです。

つまりグロス請けとは、演出・作画・背景・仕上げ・撮影などの全てを制作会社に丸投げというわけですね。

 

グロス請けで作られたアニメの回を、グロス回とも言います。

 

グロスについて、いかがでしたか?

ビジネスシーンで使いこなせるといいですね(*^-^)

 

ぬまくん
ぬまくん
ぼくはグロスを「成長・増加」って意味かと勘違いしてたわん…
くろちゃん
くろちゃん
それはグロース(growth)だにゃん!細胞再生因子のグロスファクター(growth factor)にも使われてるにゃん♪

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