オーバーホールの意味とは?時計/野球との関係は?バイクと車にも使う?色んな機械の修理の時に使われる言葉のオーバーホールは一体どういう意味なのでしょうか?時計のような小さい機械からバイクや車のような大きい機械、変わった所では野球にも使われてるオーバーホールの意味について解説します。
オーバーホールの意味とは?
分解点検修理を意味し、機械製品を部品単位まで分解して清掃・再組み立て(整備)を行い、新品時の性能状態に戻す作業のことを指します。
そうなんです。
オーバーホールとは分解して修理することだったんですね。
オーバーホールはどんな時に使われてる?
通常の点検作業では出来ない機械内部の清掃や、部品の交換などもするオーバーホールですが、どんな所で使われているのか紹介していきます。
時計に使われてる?
時計のような小さな機械でも『オーバーホール』は使われています。
時計のオーバーホールを注文すると、分解・洗浄・調整・注油・組立・点検といった一通りのこと(電池交換を含む場合がある)をやってくれます。
時計次第ではありますが、金額にして大体2万円~5万円の間の料金でやってくれますので、時計を長く使いたいので定期的に点検をしたい、調子が悪いといった時には行ってみるのが良いと思います。
また、お店によって値段が大きく変動しますので、安いお店を探すことを推奨します。
野球に使われてる?
なんと驚くべきことに、機械でもないのに、野球というスポーツでも『オーバーホール』という言葉は使われているのです。
野球用語としては、2つの意味で使われています。
1つ目の意味は、故障してしまった選手や持病を持っている選手の療養(温泉につかったり、医者に相談(健康診断含む)したり、人間ドックにいったりもする)のため、体のケア、点検をすることを意味します。
野球選手がオーバーホールをする場合は、怪我で仕方なくする場合だけでなく、今後のために、体の調整する場合もオーバーホールと言います。
2つ目の意味は、野球道具(グラブやミットなど)の点検のことを意味します。
例えば、グラブやミットをオーバーホールのためにお店に頼むと、革紐を取り、特殊な液体で洗浄し、消臭加工後、革を染色し、新しい革紐を通すといった一連の流れをやってくれます。(補修や修理する所があると値段が高くなる)
バイクに使われてる?
『オーバーホール』といえば、バイクのような大型の機械こそ多く使われます。
バイクでオーバーホールと言えば、バイクの命であるエンジンを中心に、かく部位(フロントフォーク、ブレーキキャリパー、ミッション、ホイールベアリング、リアショック、ワイヤー類など)を一つ一つを分解点検し、再組立することを言います。
エンジンのオーバーホールは、自分でもやろうと思えばできなくもないですが、部品代、工具代を考えると、お店でやってもらったほうが安く上がります。(工具を持ってる場合は逆に高くなる場合がある)
バイクの各所を点検し、安全に公道を走れるようにするためにオーバーホールは走行距離10万キロ強ごとに、定期的に行うことが必要です。
車に使われてる?
バイクよりも大きな機械である車、車にもバイクと同じくらい『オーバーホール』は多く使われています。
こちらも、バイクと同じくエンジンやトランスミッションなど各所を分解、点検、洗浄、交換、組立することを意味しています。
オーバーホールの時期は、走行距離よりも排気ガスに白い煙が出る状態になったら必要な時期です。
似た意味を持つ、『レストア』といった言葉がありますが、こちらは、新車同然に復元することを意味していて、車全体を修理することを指しています。
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