アメニティーの意味とは?ホテルやグッズとの関係は?英語表記や語源も!お店や宿泊施設などの洗面所によく備えられているアメニティーですが、言葉の意味を考えたことがありますか?ホテルやグッズとアメニティーの関係は勿論のこと、英語の表記から語源までしっかり調査していきましょう!
アメニティーの意味とは?
まずはアメニティーの意味から説明していきますね!
「アメニティー」と言う言葉には2つの意味があります。
- 人間が、建物、場所、気温や空気といった環境のクオリティーに対して感じる、心地よさ、好ましさや快適さといった総合的な概念のこと。
特に住宅の住みやすさを指すことが多い。 - ホテルなどの宿泊施設に置かれている設備、調度品または備品のこと。
特に洗面所などに備え付けられていることが多い。
もう少し詳しく説明していきましょう。
アメニティーは「快適性」「快適な環境」「魅力的な環境」と言った日本語で表現され、19世紀後半のイギリスにて形成された環境についての思想になります。
とりわけ都市計画や環境行政の基になる価値観のことを言います。
簡単に言ってしまえば「住み心地の良さ」と言うことなのですが、イギリスでは国民共通で身についている価値観なので、かえって「感じとしては分かるけれど定義するのは難しい」といった概念のようです。
因みにイギリスの都市計画家であるウィリアム・ホルフォードはアメニティーをこう定義しています。
アメニティとは,単に一つの特質をいうのではなく,複数の価値の総体的なカタログである。それは芸術家が目にし,建築家がデザインする美,歴史が生み出した快い親しみのある風景を含み,ある状況のもとでは効用,すなわち,しかるべきもの(たとえば住居,暖かさ,光,きれいな空気,家の中のサービスなど)が,しかるべき場所にあること(the right thing in the right place),全体として快適な状態をいう。
https://kotobank.jp/word/ホルフォード%2CW.-1417419
アメニティーの語源とは?
何となくアメニティーというものを理解していただけたところで、その語源の話に移っていきたいと思います。
アメニティーと言うのは英語が語源で「amenity(s)」と表記します。
先ほども言ったように、心地よさや快適さを意味する言葉ですが、元々はそうではありません。
言葉の由来ははラテン語で「愉快な」を意味する言葉、若しくは人を喜ばせることを表現する言葉でもあります。
アメニティーとホテルとグッズの関係とは?
アメニティーについて色々説明してきましたが、皆さんに馴染み深いアメニティーと言えばホテルなどに置いてある備品などではないでしょうか?
カタカナ語のアメニティーはほとんどの場合が「アメニティーグッズ」を指しています。
ホテルなどの宿泊施設にアメニティーグッズが置いてある理由の一つはお客様に快適な時間を過ごしてもらうため、という気持ちが大半を占めているでしょう。
そんなアメニティーグッズにはどんなものが含まれているのでしょうか?
- バスタオル、フェイスタオル
- ドライヤー
- 綿棒
- かみそり
- ヘアブラシ、ヘアゴム、ヘアバンド
- バスローブ、パジャマ
- 歯ブラシ
- シャンプー、トリートメント
- ボディーソープ、ボディークリーム
- 洗顔料、化粧水、保湿液
などなどホテルによっても種類が異なります。
高級ホテルや旅館、スパなどでは一流ブランドのものをアメニティーグッズとして提供しており、使い心地を楽しむことができるようになっています。
基本的にアメニティーグッズは持ち帰り可なのですが、常識の範囲内にしておいてください。
ホテルに常時備え付けてあるバスタオル、バスローブ、ドライヤー、そして明らかに使い切りサイズではないシャンプーやトリートメントなどを持ち帰ってしまうと非常識な人間だというレッテルがはられてしまいます。
何事にも常識的範囲での行動を気を付けていただきたいですね。
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