マリアージュとは?料理/ワイン/紅茶で使われる?イタリア語なの?マリアージュという言葉を聞いたことがあるでしょうか??料理なのか、聞き慣れていない人にとっては想像するのも難しいでしょう。ワインや紅茶で使われているそうで、イタリア語から来ているとか…謎が深いです!
マリアージュとは?
マリアージュとは一体何なのでしょうか??
「マリアージュ」とは「mariage」という表記のフランス語になります。
一般的にフランスでは「結婚」「婚姻」「婚礼」といったものを意味する言葉です。
しかしもう一つ意味があり、フランス人独特の感性なのでしょうか?
元々二つの別個体だったものがあたかも初めから一つであったかのように調和した状態になることをメタフォー、つまりは詩的表現でマリアージュと表現するのです。
マリアージュとは料理またはワインで使われるの?
マリアージュというものが二つを一つに調和させた状態ということですが具体的にはどういうことなのでしょうか??
例えば視覚的観点ならば、キャンバスに描かれた別々の絵がなぜか一つのまとまった絵に見えてしまうことマリアージュと呼ぶし、
料理や食事関係でならば、チーズとワインの味が絶妙にマッチ、つまりは調和したのならそれもマリアージュといいます。
それに加え、肉料理や魚料理とフランス流のソースが上手く一つにまとまり、いい味を出した時にもシェフやお客さんはマリアージュだと言う表現をします。
これはフランス人独特の言い回しですが、「mariage de A et B(AとBのマリアージュ)」という表現の後にわざわざ「ふたつの vie いのちが、ひとつのいのちになるのです。」という何とも詩的な言葉を添えることが多いです。
こんなこと日本人ならばさらっと言葉にできないでしょうね。
さすがフランス人、なんだかおしゃれですねー
マリアージュは紅茶にも使われるの??
マリアージュにはワインや料理だけではなく紅茶にまで使われるみたいですね。
マリアージュと紅茶については「マリアージュフレール(mariage fereres)」という紅茶専門店があります。
1660年代のルイ14世の時代に生まれ、最も古い歴史ある紅茶専門店のようです。
この頃に貿易の仕事をしていた「ニコラス・マリアージュ」と「ピエール・マリアージュ」が香辛料や茶の交易をするために位置から二人で築いたフランス交易がそもそもの始まりになっています。
17世紀から続くこの紅茶文化を引き継ぎ守り続けることにより紅茶専門店の老舗と呼ばれるようになりました。
伝統を守りつつも新たな発見、さらなる進化を求めるマリアージュフレールは「フランス流紅茶芸術」なんて呼ばれており、1988年には日本にまで上陸しました。
マリアージュフレール人気の秘密は、取り扱う茶葉の種類が多いということです。
世界各地から集めた茶葉をブレンドし、様々な紅茶を楽しめるところにあるのでしょう。
2000年にはそのレパートリーの中に日本茶を主成分としたブレンドティーまでもが発売され一時期話題になりました。
マリアージュはイタリア語で何??
マリアージュがフランス語だということは最初に説明しましたが、それならばイタリア語では何と言うのでしょうか??
マリアージュは結婚の意味で、料理の相性がいいことを指します。
イタリア語にも似たような言葉があり「Abbinamento(アッヴィナメント)」といいます。
因みに、ワインと料理の組み合わせには2つります
- 真逆な方向性の味を合わせる
- 同じ方向性の味を合わせる
①のやり方はというと、油っぽい料理には度数の高いワインまたはタンニンが強いワインを
②のやり方はというと、デザートのように甘い料理には甘いワインを
そんな感じでワインと料理を楽しんでいきます。
14694
16406