ディテールの意味とは?ファッション用語としての使い方は?建築用語?ディテールがどうたらなんて耳にしたことはないでしょうか?しかし意味が分からない、そんな人って多いと思います。ディテールが何語なのか、ファッション用語なのか建築用語なのか、その使い方まで説明していきますね。
ディテールの意味とは?
まず最初にディテールの意味から説明していきます!
「ディテール」というのは英語表記で「detail」と綴ります。
その意味は「細部」「細目」「詳細」といったところです。
つまりは「全体に対する細かい部分」、ただただ小さい物、細かい物を指すのではなく、全体があってその中の一部分を指す言葉になります。
メインではない小さな部分、例えば車で言うとエンジンやハンドルなど絶対に必要な部分ではなく、ドリンクホルダーや小物入れなど絶対に必要ではないようなもののことをディテールと言います。
ディテールと言うのは元はフランス語が語源と言われています。
「détail」の「dé」は「完全に」、「tail」は元々「tailler」という「切る」を意味する単語になります。
そのふたつが合わさり「細部に切断する」→「大きなものを細かく切る」
そしてそれが転じて「細部装飾を施す」という意味になりました。
ディテールとファッションとの関係は?
先ほどちょこっと触れましたが、ディテールは細部装飾を施すという意味も持ちます。
そしてファッション用語の一つでもあります。
テレビや雑誌などで「ディテールにこだわったファッション」などといった言い回しを聞いたことはありませんか?
ファッション分野でのディテールとは服全体のデザインではなく、ボタンや刺繍のデザイン、襟元、ポケット又は袖口の形などといった細かい部分を指します。
しかしファッションでのディテールと言うのは服の一部のみならず、バッグや靴、スカーフや帽子にまでも使われる言葉です。
全体をみると気づけないけれど部分部分に注目するとデザイナーのこだわりや価値観を感じることができるでしょう。
ディテールと建築との関係は?
ファッションでのディテールを理解してもらえたところで、建築との関係についても説明していきたいと思います。
建築分野におけるディテールには「設計の詳細図」という意味になります。
一般的にはインテリアの詳細について指すことが多いのですが、一つ一つの部屋の設計、キッチンの配置や構造と言った一部の設計図を意味することもあります。
しかし注意してほしいのが建築分野におけるディテールには設計段階において意味が変わってくることもあります。
なので会話の途中でディテールという言葉が出てきた際は前後の会話で適切に使い分けができるようにしてください。
ディテールの使い方を紹介!
最後にディテールの使い方を例文と共に紹介していきます。
会話の中で「ディテールが細かい」という言い回しをしている人をみたことはありませんか??
この使い方は不適切と言ってもいいでしょう。
ディテールが詳細という意味なので、そこに細かいという言葉を被せてしまうとダブル表現で意味が成り立たなくなります。
こういった場合は「細かいディテールにこだわった」と言い換えるとかろうじて意味は伝わるでしょう。
「この服はポケットのディテールにこだわっている」
「このスカートのレース遣いはディテールが奇抜で人気だ」
「このバッグは一見シンプルに見えるが、取っ手部分にゴールドをあしらっていたりとディテールで勝負している」
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