プロパガンダの意味とは?わかりやすく使い方(例文)を解説!英語表記も!プロパガンダ、またもや難しい英語がやってきました!!今回もこの謎の言葉の意味、使い方を例文と共に分かりやすく解説していければと思います。きちんと英語表記についても触れていくので最後までよろしくお願いしますね。
プロパガンダの意味とは?
プロパガンダという言葉を知っている人にも知らない人にも分かりやすく意味を説明していきたいと思います。
「プロパガンダ」と言うのはもともとラテン語であり「繁殖する」「種をまく」という意味の「propagare」から来ていると言われています。
英語の表記は「propaganda」であり、ラテン語の表記と全くもって一緒です。
このプロパガンダと言うのは特定の思想、世論、主義など特に政治的意図を持った宣伝行為のことを指します。
日本語では「情報戦」「心理戦」「世論戦」といったように訳されることが多いです。
政治的な、政治にかかわる宣伝行為
つまりはこういうことがプロパガンダだと解釈していただけたならほぼほぼ正解です。
プロパガンダの意味は分かったしもういいやと思っているかもしれませんが少し待ってください。
この政治的宣伝行為と言うのは皆さんが想像しているよりも恐ろしいものなのです。
プロパガンダの恐ろしさ!
ただの宣伝行為を恐ろしいなんて、意味が分からないと思うかもしれません。
一般的な商品宣伝であればその目的は「客に商品を買わせること」になります。
例えばシャンプーやリンスを宣伝するには「頭皮に優しい」「無添加」「アミノ酸配合」などといった商品の良さをアピールし売り上げ増加を目指します。
しかしここで重要なのは、その商品を買うか買わないか選ぶのは自由だということです。
ではプロパガンダは一体どんな宣伝をするのでしょうか?
アメリカでのプロパガンダには7つの手法があるとされています。
①ネームコーリング:いわゆるレッテル貼り。攻撃対象にネガティブな感情を抱かせる。
②カードスタッキング:都合のいいことを主張し、都合の悪いことを隠蔽若しくは捏造だと強調する。つまりは情報操作の一環。
③バンドワゴン:それが世の中全体の意見であるかのように宣伝する。
④証言利用:信憑性のある人に自らの主張を語らせる。
⑤平凡化:その主張のメリットを民衆のメリットに結び付ける。
⑥転移:何らかの非難を別のものに持ち込む。
⑦華麗な言葉による普遍化:対象となる物を普遍的もしくは道徳的だと言われる言葉と結びつける。
簡単に言ってしまうと刷り込みです。
出典:kantama.net/archives/36619020.html
この2枚のポスターに登場するのは今でも大人気なスーパーマンです。
もしも政治の知識が全くない子供がこれを見たらどう思うのでしょうか?
「スーパーマンがやっつけているのだから日本は悪い国だ」という考えに至るでしょう。
そうやって偏った価値観を刷り込み洗脳させることがプロパガンダというものです。
ここまで聞いてもそれが何の問題なんだと考えている人も少なからずいると仮定し、その大きな問題について説明します。
プロパガンダの特徴は特定の価値観や思想を相手に植え付けることにあります。
人間、思想や価値観が統一されると意思決定が似てきます。
似たもの同士が集まると好きな物都合のいいことばかりに流されていき、正しい判断ができなくなります。
そんな集団が日本を攻めてきたとしましょう、偏った考えしか持たないその集団は何をしでかすか私たちでは想像すらできません。
そう考えたらとても恐ろしいとは思いませんか??
プロパガンダの使い方を紹介!
さてさて、プロパガンダの恐ろしさを少しでも理解していただけたところでその使い方も紹介しておこうと思います。
「ニュースは報道の仕方一つで印象が大きく変わることが少なくないからプロパガンダに流されてはいけない。」
「冷戦中はアメリカとソ連のプロパガンダ合戦がテレビで流れていた。」
「プロパガンダとは知らず政府の声明に市民はとても熱狂した。」
プロパガンダは動詞ではなく名詞なので、単体で使われることが多いです。
間違っても「プロパガンダする」「プロパガンダした」などと使わないよう気を付けてください。
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