トレモロの意味とは?ギターやピアノでよく見る音楽記号?楽譜での表記は?「トレモロ」という言葉を耳にしたことありますか?一言でいうと音楽記号ですが、ギターなのかピアノの音楽記号なのかご存知ですか?今回は楽譜での表記の仕方も含め、そんな「トレモロ」についてわかりやすくご紹介します!
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トレモロの意味とは?
トレモロは、ラテン語が語源で「震える」という意味です。
トレモロは、『ドミドミドミ・・・』や、『ドソドソドソ・・・』のように、隣り合わない二つの音を繰り返したり、同じ音を繰り返して演奏する技法です(*’▽’)
トリルと言って、『ドレドレドレ・・・』、『レミレミレミ・・・』のように隣り合った音を繰り返す技法もあります。
トリルは、トレモロの一種にあたります。
適当に繰り返して弾けば良いというわけではなく、テンポ良く、速く繰り返して弾く必要がありますが、楽譜への書き方によっては、テンポはそれぞれ変わってきます。
「速く」弾くのはまだできるかもしれませんが、「テンポよく」という部分がすこし難しいかもしれませんね…(-_-;)
クラシック音楽を聴いたことのある方ならピンと来たのではないでしょうか?
あまりクラシック音楽を聴かない方も、クラシック音楽を聴いてみてトレモロが使われているところを探してみるのもいいかもしれませんよ?
トレモロやトリルは、不安など、感情といったものを表すときに用いる技法です!
音楽を表現豊かにするためには欠かせない技法ですね。
トレモロはギターやピアノでよく見る音楽記号?
●ギターでのトレモロ
ギターは、ピアノと違い、「ド~~~~~」のように、音を伸ばすことができません…
そのために、トレモロを用いることで、実際には音は伸びていませんが、音が伸びているかのように表現するのです!
ギターでのトレモロは主に三本の指を使います。
●ピアノでのトレモロ
ピアノでのトレモロは、二本の指を使い、交互に二つの音を繰り返します。ギターよりは難しくないかもしれませんね(^-^)
けれど、テンポを崩さずに弾き続けるには、たくさん練習しないといけませんね…
ピアノでのトレモロは、技法として用いられていますが、クラシックギターにはトレモロを使ったトレモロ奏法曲というものがあり、「アルハンブラの思い出」という曲が非常に有名です。
「モダンギターの父」と呼ばれるフランシスコ・タレガの代表作です。この曲の中でのトレモロは、アルハンブラ宮殿の噴水を表現しています。
トレモロならではの表現ですね!他にもどんなものがトレモロで表現できるのでしょうか?気になりますね!
トレモロ奏法曲は、曲を通してトレモロを用いながらメロディーを奏でるのでとても難しい演奏法のように思えます…
でも、もし弾けるようになったらとてもかっこいいですね!(*’▽’)
●ラリアーネ祭り
●アルハンブラの思い出
●最後のトレモロ
●森に夢見る
●暁の鐘 等があげられます。
トレモロ奏法曲は、普通の曲と違って、独特の雰囲気、美しさがあるので、一度聞いてみてはいかがでしょうか?音楽に対する考え方がガラッと変わってくるかもしれませんよ?
トレモロの楽譜での表記は?
〈主な表記の方法〉
●音符の旗に二重、三重の斜線を引く。
●音符と音符との間に二重線を引く。
●例えば、16部音符「ドミドミ」の後、同じ小節内で、同じ16部音譜「ドミドミ」が連続するとき、二拍目からは二重スラッシュを入れて省略する。
特別難しいというわけではないので、コツをつかめたらだれにでも記譜できそうですね!
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