アレグロの意味とは?バレエでもつかわれる言葉?アダージョとの違いは何?アレグロって何?音楽用語かなと思い浮かべば良い方?実はバレエでも使われる言葉だった?アダージョとの違いは何?音楽にもバレエにもあまり詳しく無いアナタ!今回は、アレグロの意味について解説していきます♬
いつも熱心だにゃん♬疑問を持つことは良いこと、それを知ろうとすることはもっと良いことだにゃん!詳しく教えてあげるにゃん!(*´▽`*)
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アレグロの意味とは?
イタリア語で「Allegro」で、愉快な・陽気なという意味です。16世紀から17世紀を通じて表情を示す発想標語として使用されていました。
音楽の速度標語としては、1611年イタリア人のバンキエリが、作品に用いたのが最初と言われています。
アレグロの速度標語は、”速い速度で軽快に演奏すること”、又は、”そのような楽曲”を指します。
速度としては、モデラートとプレストの中間になります(=゚ω゚)ノ
速度標語と目安となるテンポ
先ほどご紹介した「モデラート」や「プレスト」との速度の違いはこのようになります♬
モデラート (Moderato) |
中くらいの速さで中庸な速度。ほどよく速い。 メトロノーム記号 ♪76~96 |
---|---|
アレグロ (Allegro) |
速い速度で軽快に。 メトロノーム記号 ♪120~152 |
プレスト (Presto) |
急速に、極めて速く。 メトロノーム記号 ♪176~192 |
演奏する速さを示す速度記号には、
数字によるメトロノーム記号と
言葉による速度標語があります。
メトロノームは、オランダのウィンケルが発明しました。
メトロノームができたことで、速度標語で表していた曲のテンポが絶対的な数値で表せるようになりました。
実は、クラシックダンス用語としても使用されているんです(‘ω’)ノ
速い音楽に合わせて敏速に動く際の、”動きの連続”を指しています。
”動きの連続”とは、回転、跳躍、空中での回転などの動きを含む一連の動作です!
バレエでも使われる言葉?
バレエの起源は諸説ありますが、簡単に言うとルネサンス期にイタリアで生まれ、その後フランスで育ち、ロシアで発展したということです。
実は、アレグロはバレエ用語としても使われています。
普通、バレエ用語はフランス語が、ほとんどですが、アレグロはイタリア語から派生したものです。
バレエ用語のアレグロには3種類あるんです!
- プチアレグロ …………… 小さい跳躍を早い音楽で行う
- ミディアムアレグロ … 中くらいの跳躍を早い音楽で行う
- グランアレグロ ………… 大きなジャンプを早い音楽で行う。
アダージョとの 違いは何?
●アダージョの語源:イタリア語で「Adagio」
●アダージョの意味:くつろぐ、静かに、慎重に
音楽用語としては、遅い速度を示し”静かに遅く”、”ゆるやかに”、又は、”遅い速度で書かれた楽章や楽曲”そのものです。
速度としては、アンダンテとラルゴの間の速度です。
速度標語と目安となるテンポ
アンダンテ (Andante) |
歩くような速さ メトロノーム記号 ♪63~76 |
---|---|
アダージョ (Adagio) |
くつろぐ、静かに、慎重に メトロノーム記号 ♪56~63 |
ラルゴ (Largo) |
幅広く遅く・非常にゆっくりと メトロノーム記号 ♪40~50 |
つまりは、アレグロと正反対な速度位置にあります。
発想記号に限らず、楽語[楽譜に示された言葉]は主にイタリア語です。
記譜法[音楽を図表・文字・記号などを用いて書き表す方法]が発展した時期のクラシック先進国はイタリアだったからです。近隣諸国の人達はイタリアの優れた楽曲と共に記譜法も取り入れ、楽語もそのままイタリア語で書くようになったのです。
結局のところ、バレエ用語も音楽用語も、発展した時の国の言葉が使われるようになるんですね( *´艸`)笑
これからもたくさん学んでいこうにゃん♬
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