音楽記号・用語一覧|意味/読み方/速さ/使い方をまとめて紹介!誰もが一度は耳にした『アレグロ』や『コーダ』などのメジャーな物から『poco』や『molto』などマイナーな音楽記号・用語をわかりやすく一覧紹介!『意味』『読み方』『速さ』『使い方』について詳しく解説します♪
メジャーな物からマイナーな音楽記号・用語について、この記事を見れば『意味』『読み方』『速さ』『使い方』が理解できるように丁寧に解説していきます♪
上の『目次』から知りたい音楽記号・用語へ飛べますので活用してくださいね♪
Contents
- 1 音楽記号・用語|アンダンテ(andante)
- 2 音楽記号・用語|アッサイ(assai)
- 3 音楽記号・用語|アダージョ(adagio)
- 4 音楽記号・用語|アニマート(animato)
- 5 音楽記号・用語|アルペジオ(Arpeggio)
- 6 音楽記号・用語|アレグロ(allegro)
- 7 音楽記号・用語|アーティキュレーション
- 8 音楽記号・用語|un poco(ウンポコ)
- 9 音楽記号・用語|ヴィーデ
- 10 音楽記号・用語|カデンツァ(cadenza)
- 11 音楽記号・用語|カランド(calando)
- 12 音楽記号・用語|カンタータ(cantata)
- 13 音楽記号・用語|カンタービレ(cantabile)
- 14 音楽記号・用語|カンパネラ(campanella)
- 15 音楽記号・用語|quasi(クアジ)
- 16 音楽記号・用語|グリッサンド(glissando)
- 17 音楽記号・用語|コモド(comodo)
- 18 音楽記号・用語|コーダ(coda)
- 19 音楽記号・用語|コンチェルト(concerto)
- 20 音楽記号・用語|シンフォニア(sinfonia)
- 21 音楽記号・用語|スラー
- 22 音楽記号・用語|semple(センプレ)
- 23 音楽記号・用語|ダカーポ(D.C)
- 24 音楽記号・用語|テヌート(tenuto/ten.)
- 25 音楽記号・用語|ディミヌエンド
- 26 音楽記号・用語|トレモロ
- 27 音楽記号・用語|ドルチェ(dolce)
- 28 音楽記号・用語|più(ピウ)
- 29 音楽記号・用語|ピチカート(pizzicato)
- 30 音楽記号・用語|フィーネ(fine)
- 31 音楽記号・用語|フェルマータ
- 32 音楽記号・用語|プレスト(presto)
- 33 音楽記号・用語|poco a poco(ポーコアポーコ)
- 34 音楽記号・用語|マエストーソ(maestoso)
- 35 音楽記号・用語|モデラート(Moderato)
- 36 音楽記号・用語|ラルゴ(largo)
- 37 音楽記号・用語|リタルダンド(ritardando)
- 38 音楽記号・用語|レガート(legato)
- 39 音楽記号・用語|レジェロ(leggero)
- 40 音楽記号・用語|レント(lento)
音楽記号・用語|アンダンテ(andante)
アンダンテ(andante)の意味は
『歩くような速さで』
「andante(アンダンテ)」は速度を表す音楽用語で、メトロノームでは♩=63~76
つまり、1分間に四分音符が63~76個入るくらいの速さなんですね~。
なるほど~。でも、歩く速さってすごく曖昧だね。
人によっても、気分によっても変わっちゃうんじゃない?
ぬまくん、いいところに目をつけたにゃん!
アンダンテの速さは、曲や演奏家によって異なるにゃん。
実はアンダンテに限らず、
速さを表す音楽用語は、速度を厳密に指定しているものじゃないんです。
アンダンテも♩=63~76が目安とされていますが、曲の解釈によって…
もっと速く演奏されることもあれば、もっと遅く演奏されることもあるんです!
他にも、
- adagio(アダージョ)=遅く
- allegro(アレグロ)=速く
など楽譜には色々な速度標語がでてきますが…
これらは速度を表すというよりも、曲の雰囲気やムードを表しているんですね(*‘ω‘*)
だから、同じ「遅い」を意味するlento(レント)とadagio(アダージョ)では、どちらの方が速いのか、辞書によって定義が異なっています。
驚きですね∑o(*’o’*)o
ちなみに、アンダンテの雰囲気は…?
「しっかりした足取りで一歩一歩着実に進んで行くような感じ」。
なんだか前向きで、安心したイメージが持てますね(^^)
アンダンテで有名な曲といえば、こんなものがあります。
- 乙女の祈り(パダジェフスカ)
- ノクターン第2番(ショパン)
きっとどこかで耳にしたことのある曲だと思うので、ぜひチェックしてみてください♪
andante(アンダンテ)に似た音楽用語にandantino(アンダンティーノ)があります。
語尾の「-ino」は小さいという意味があるのですが、小さいアンダンテ=アンダンティーノは、アンダンテより遅い?速い?どちらでしょうか?
…正解は、アンダンテよりやや速いでした。
言葉ってなんとも難しいですね(^_^;)
andante(アンダンテ)はイタリア語?現地では使い方が違うってほんと?
andante(アンダンテ)はイタリア語で、andare(行く、歩く)の形容詞。
散歩をする、ぶらぶらするという言葉に由来しています。
実はアンダンテだけでなく、フォルテ、ピアノ、クレッシェンドなど…
みなさんが知っている音楽用語のほとんどはイタリア語なんです!
なぜイタリア語が使われているのかというと、
- 五線譜が生まれたのが17世紀のイタリアだった。
- 作曲家や演奏家はいろいろな国から生まれたが、多くが教会の関係者で、教会ではイタリア語が主流だった。
と言われています。
音楽と歴史は深くつながっているんですね!
ちなみに、今のイタリアでは…
andante(アンダンテ)は「歩くような速さで」と違う意味で使われることが多いんです。
- 昨日観た映画はそこそこだった(Il film di ieri era un po’ andante.)
- 彼は数学があまりよくできない(Lui e andante in matematica.)
のように「可もなく不可もなく、そこそこ」という用法がメインなんですね!
音楽記号・用語|アッサイ(assai)
assai(アッサイ)の意味は
『非常に、きわめて』
assai(アッサイ)とは楽譜上で使われる”演奏記号”です。
楽譜の中には、演奏をするために必要な記号の内、重要ではあるものの、記譜法上記載しなくてもいい記号が数多くあります。これを演奏記号といいます(‘ω’)ノ
なかでも文字を用いて言葉で示すものを標語といいます。
つまりassai(アッサイ)は楽譜上の標語ということになりますね。
主に演奏速度を指示する標語のあとにつけて使用する接続詞的な役割をします。
- sempre センプル 常に
- meno メノ 少なく
- poco ポコ 少し
等があります(*’ω’*)
allegro assai(アレグロアッサイ)とは?
allegro assai(アレグロアッサイ)という有名な演奏記号があります。
allegro assai(アレグロアッサイ)の意味は
『非常に速く』
assai(アッサイ)が付いていますのでアレグロに対して「非常に、きわめて」という意味になりますね!(=゚ω゚)ノ
では、アレグロの意味は?といいますと、「速く」です!
つまり、「非常に速く」という速度標語なんですね。
- Largo ラルゴ
ゆるやかに - Presto プレスト
急速に - moderato モデラート
中くらいの速度で 等があります。
ただし、実際には、作曲者の年代や曲の様式、指示が書かれている部分の曲調等からどのような演奏をするかを考えなくてはなりません。allegro assai(アレグロアッサイ)のように「非常に速く」といっても、ただ一つの正解はないのです(^^)/
allegro assai(アレグロアッサイ)はどんな曲に使われているの?
実際にallegro assai(アレグロアッサイ)を使っている曲は数多くありますが、中でも世界中の誰もが知る有名作曲家による有名な曲と言えばモーツァルト作曲による交響曲第40番ト短調の第4楽章です!(‘ω’)ノ
https://youtu.be/23JspWuB-NE
聴いたことのある人も多いんではないでしょうか?( *´艸`)
モーツァルトの傑作にもallegro assai(アレグロアッサイ)が使われていたんですね♬
音楽記号・用語|アダージョ(adagio)
アダージョ(adagio)の意味は
『ゆるやかに、ゆったりと、慎重に』
アダージョの前後の速度は、「ラルゴ(largo)」と 「アンダンテ(andante)」で、ラルゴより速く、アンダンテより遅い、と言われています(*´▽`*)
アンダンテは歩くような速度で、と言われるので、歩くよりもゆっくりな速度ということになりますね。メトロノームでは56~63なので、とても穏やかな速度ですね!(*’ω’*)
「弦楽とオルガンのためのアダージョ」のように、演奏の速度が穏やかな楽曲そのものの題名に使われることも多いです。
実はこの”アダージョ”、バレエ用語としても登場します!
しかしその場合、特定の動きを示すというよりは、ゆったりとしたテンポの曲(アダージョ)に合わせて踊ることを示します( *´艸`)
バレリーナがパートナーに支えられてゆるやかに踊ります♬
バレエの発祥はフランス。ではアダージョもフランス語?
バレエの発祥はフランスであり、バレエ用語もフランス語がほとんどです。
では、アダージョもフランス語なのでしょうか?(=゚ω゚)ノ
実は、アダージョはイタリア語なんです。
音楽用語はほとんどがイタリア語で、アダージョもその一つです。
ですので、バレエ用語というよりは音楽用語から派生したと言えます。
例えば、アロンジェやスーブルソーなどの動作やポジションを示すバレエ用語はフランス語です。
しかしアダージョは、前述の通りバレエの動作そのものを示していないとすると、フランス語ではなくイタリア語という理由がわかりますよね。
フランス語でアダージョと同じ意味を持つ言葉は「アダージュ」といいます。
バレエでは音楽用語として使われているので、イタリア語のアダージョを使っているという説もあるみたいですよ♪]
アダージョの発祥はバレエ用語だと思っていましたが、実は音楽用語の派生だったんですね!(*´ω`)
音楽記号・用語|アニマート(animato)
アニマート(animato)の意味は
『いきいきと(元気に)速く』
元気が湧いてくる意味ですね( *´艸`)
”いきいき”には、「生き生き」や「活き活き」といった表現があります♬
でも「いきいき(元気に)」といってもどんな演奏をすればいいのでしょうか?
しかも「いきいきと(元気に)速く」です!
「速く」という言葉があるので速度を表す音楽記号です。
ますます難しく考えちゃいそうですね・・・(>_<)
でも大丈夫♪語源や似たような音楽記号の意味を知ってレベルアップを目指しましょう!
アニマート(animato)はイタリアが発祥?語源は?
まずはアニマート(animato)の意味に対する表現方法を学んでいきましょう!
アニマート(animato)はイタリアが発祥です。
語源がイタリア語の「anima:生命、魂、呼吸」からきているため
そういえば、anima?どこかで聞いたことありませんか?
そうです!
実は、みなさんに馴染みのある、
「アニマル(animal)」や「アニメーション(animation)」も同じ語源なんです♬
どうですか?アニマート(animato)が覚えやすくなりませんか?
意味の「いきいきと(元気に)」の表現方法も見えてきませんか?
感じ方は人それぞれですし、音楽によっても違うのでいろいろなパターンを想定するのも良いかもしれませんね( *´艸`)
- 「アニマル」を想像して生物の生き生きしている様子
- 動いて活き活きと活動している様子
- 「アニメーション」を想像して自分の好きなキャラクターに好意をもつ様子キャー!と興奮する様子
ぜーんぶ元気に見えますよね?(*´ω`)
そうなんです!全部アニマート(animato)なんです♬笑
少しずつ表現方法のイメージが想像できてもらえたら嬉しいです( *´艸`)
では、次に速度を表すアニマート(animato)に対する表現方法を学んでいきましょう!
アニマート(animato)と似た意味の音楽記号との違い!
アニマンド(animando)という音楽記号がありますが、これもまた「いきいきとして」という意味で、アニマート(animato)とかなり似ています。
しかも語源まで同じという・・・((+_+))
では、この2つの表現をどのように使い分けについて解説しますね♬
アニマンド(animando)にある-ndoは英語でいう-ingと同じで、
進行形になるので「いきいきとしている(状態)」という意味になります♪
では次に、アニマート(animato)の意味です。
アニマート(animato)にある-(a)toは過去分詞になるので「いきいきとされた(状態)」という意味になります♪
では次に、速度を表す場合の意味の違いはというと、
- アニマンド(animando)
「いきいきとした状態にもっていって」という表現になります。 - アニマート(animato)
「いきいきとした状態をもって」という表現になります。
速度の表現方法をわかってもらえたでしょうか?
似た意味でもさらに掘り下げるとまったく違う表現方法となりましたね(=゚ω゚)ノ
その他の音楽記号の意味も知ることで、普段の演奏をより楽しくなってレベルアップすること間違いナシですよッ♬(*´ω`*)
音楽記号・用語|アルペジオ(Arpeggio)
アルペジオ(Arpeggio)の意味は
『音を低いものから(高いものから)順番に弾いていく演奏方法』
そもそもアルペジオって、何語なのでしょうか?あまり聞き覚えのないこの言葉ですよね。
実は、アルペジオとはイタリア語なんです!
「ハープ」をイタリア語で「arpe」と言い、アルペジオはこの「ハープを演奏する」という意味の「arpeggiare」を語源としています。
つまり、アルペジオとはハーブを演奏するような表現のことを言うんですね(‘▽’*)♪
皆さんはハープの音といえば、どんなものを想像しますか?
ポロロン♪と一本一本の弦の音が重なってとても綺麗な音を想像しませんか?
アルペジオの演奏方法はまさにハープを演奏するイメージなのです。
ギターで言うなら、コードを押さえた状態で弦を順番に一本ずつ鳴らすところを想像してみてください。
ピアノなら、ド・ミ・ソ~の鍵盤をを左から順番に押していくと音の余韻が重なって心地いい音が頭に流れませんか?
分かりやすく擬音で表すなら、「ポロロロン」や「ジャララララ」という余韻を残す音です♬笑
つまり、この方法を使うことが出来る楽器は、同時に複数の音を出せる楽器ということなのです(^ー^* )
楽譜ではどんな風に書かれるの?
意味は分かっても、実際にどんな記号なのか見たことない人も多いですよね。
和音の横に縦のギザギザがあります。これが実はアルペジオなんです!
作曲者が間違えて書いた訳ではありませんよ~!れっきとした、音楽記号なのです♪
和音を一音一音発音させることで、単調な味付けから一変!リズム感や深みが演出されます♪
そのため、余韻の長いピアノなどの鍵盤楽器や、ギターなどの弦楽器などでは効果を発揮して、より素敵な音楽に仕上げてくれるわけです(●´ω`●)
音楽記号・用語|アレグロ(allegro)
アレグロ(allegro)の意味は
『速い速度で軽快に』又は『速く軽快な楽曲』
アレグロ(allegro)の語源は、イタリア語の「Allegro」で、愉快な・陽気なという意味です。16世紀から17世紀を通じて表情を示す発想標語として使用されていました♪
音楽の速度標語としては、1611年イタリア人のバンキエリが、作品に用いたのが最初と言われています。
速度としては、『モデラート』と『プレスト』の中間になります(=゚ω゚)ノ
速度標語と目安となるテンポ
先ほどご紹介した「モデラート」や「プレスト」との速度の違いはこのようになります♬
モデラート (Moderato) |
中くらいの速さで中庸な速度。ほどよく速い。 メトロノーム記号 ♪76~96 |
---|---|
アレグロ (Allegro) |
速い速度で軽快に。 メトロノーム記号 ♪120~152 |
プレスト (Presto) |
急速に、極めて速く。 メトロノーム記号 ♪176~192 |
演奏する速さを示す速度記号には、
数字によるメトロノーム記号と
言葉による速度標語があります。
メトロノームは、オランダのウィンケルが発明しました。
メトロノームができたことで、速度標語で表していた曲のテンポが絶対的な数値で表せるようになりました。
実は、クラシックダンス用語としても使用されているんです(‘ω’)ノ
速い音楽に合わせて敏速に動く際の、”動きの連続”を指しています。
”動きの連続”とは、回転、跳躍、空中での回転などの動きを含む一連の動作です!
バレエでも使われる言葉?
バレエの起源は諸説ありますが、簡単に言うとルネサンス期にイタリアで生まれ、その後フランスで育ち、ロシアで発展したということです。
実は、アレグロはバレエ用語としても使われています。
普通、バレエ用語はフランス語が、ほとんどですが、アレグロはイタリア語から派生したものです。
バレエ用語のアレグロには3種類あるんです!
- プチアレグロ
小さい跳躍を早い音楽で行う - ミディアムアレグロ
中くらいの跳躍を早い音楽で行う - グランアレグロ
大きなジャンプを早い音楽で行う。
『アンダンテ』と『アダージョ』との違いは何?
アダージョの意味は
『静かに遅く、ゆるやかに』又は『遅い速度の楽曲』
それでは、アダージョの語源についても見てみましょう!
●アダージョの語源:イタリア語で「Adagio」
●アダージョの意味:くつろぐ、静かに、慎重に
アンダンテと同じくアダージョもイタリア語発祥の音楽記号なんですね( *´艸`)
速度としては、『アンダンテ』と『ラルゴ』の間の速度です♪
速度標語と目安となるテンポ
アンダンテ (Andante) |
歩くような速さ メトロノーム記号 ♪63~76 |
---|---|
アダージョ (Adagio) |
くつろぐ、静かに、慎重に メトロノーム記号 ♪56~63 |
ラルゴ (Largo) |
幅広く遅く・非常にゆっくりと メトロノーム記号 ♪40~50 |
つまりは、アレグロと正反対な速度位置にあります。
発想記号に限らず、楽語[楽譜に示された言葉]は主にイタリア語です。
記譜法[音楽を図表・文字・記号などを用いて書き表す方法]が発展した時期のクラシック先進国はイタリアだったからです。近隣諸国の人達はイタリアの優れた楽曲と共に記譜法も取り入れ、楽語もそのままイタリア語で書くようになったのです。
音楽記号・用語|アーティキュレーション
アーティキュレーションの意味は
『音の長さを変えたり、音の繋がりに強弱やアクセントを付けること』
そもそも、『アーティキュレーション(articulation)』の語源は英語で、『はっきりと区切る』という意味があります( *´艸`)
音楽用語で使われている言葉で、旋律などを区分し豊かに表現するために用いられます♪
楽器の演奏や歌唱の際に用いられる技法です!
アーティキュレーションの種類は?
アーティキュレーションには様々な種類があります。
- スラ―(Slur)
音と音が途切れないように、なめらかに演奏します。隣同士が同じ音の時はタイと言います。 - テヌート(tenuto/ten.)
音を十分に伸ばして演奏することを意味します。音の長さは保ちながら点各音符のつなぎ目は切って演奏するがスラ―との違いです。 - スタッカート(staccato/stzcc.)
音の長さをもとの1/2程度に短く切って演奏をします。しかし、曲調によってはもっと短く演奏することもあります。 - スタッカティシモ(staccatissimo)
音の長さをもとの1/4程度に短く切って演奏します。スタッカートよりも短くしてほしい時に使いますが、正確に基準が決まっているわけではありません。 - アクセント(accento)
ほかの音符よりも強く演奏します。より強調したい時に使われる山型アクセントもあり、こちらはやや短めに瞬発的な力を込めて演奏します。 - マルカート(marcato/marc.)
マルカートは一つ一つの音をはっきりと、しかし強くはならないように演奏します。さじ加減が難しいですが、意識的には伸ばさず切らずに普通に演奏することでマルカートになります。 - メゾスタッカート(mezzo staccato)
スタッカートよりもやや長めに演奏します。元の3/4程度の長さ(スタッカートとテヌートの真ん中くらいの長さ)です。 - フェルマータ(fermata)
フェルマータのついている音を実際の音の長さよりも伸ばして演奏します。
今回紹介したアーティキュレーションは、一般的な楽譜でよく見かける音楽記号なのでこの機会にしっかり覚えておきましょう♪
音楽記号・用語|un poco(ウンポコ)
un poco(ウンポコ)の意味は
『やや、少し』
音楽に触れる人でもあまり聞かない音楽用語「un poco(ウンポコ)」。
音楽歴の長い方やプロの方なら、実際に楽譜に書いてあるのを見たことがあるかもしれませんね!
un poco(ウンポコ)そのものだけでは「やや、少し」といった意味に留まります。
なので、演奏法に対する指示の場合、
「un poco meno mosso」
上のように、「やや~」の後が続きます(=゚ω゚)ノ
ちなみにmeno mossoとは、「動きを弱く」という意味なので、
un poco meno mosso
『やや動きを抑えて』
といった具合の指示となります♪
その他にも強弱を表す指示など、さまざまな指示が後に続きます♬
発祥(語源)はイタリア語?
「un poco(ウンポコ)」の語源はイタリア語です。
しかしこの言葉に限らず、音楽用語はイタリア語での表記が主流となっています。
実は、「フォルテ」「ピアニッシモ」など、すべてイタリア語なんです♪
これはどうしてなのでしょうか?
答えは西洋音楽の発展の過程にありました!
- イタリアが音楽の発展の中心地だった
西洋音楽の発展は17世紀頃からです。また、音楽は教会音楽が主流であったため、教皇庁のあるイタリアローマが発展の中心地となりました。当時の音楽家は教会関係者が多かったため、イタリア語での会話が主流だったんです♪後に中心都市での文化がどんどん広まっていったということですね( *´艸`) - 現在の楽譜の記法が定着したのがイタリアだった
現在の楽譜の五線譜スタイルも、イタリア発だったんですね!
そう考えると、イタリア表記の演奏法も頷けますよね。様々なイタリア語を覚えるのはなかなか大変ですが、旅行の際などにも使えて便利みたいですよ♬
ちなみに冒頭ぬまくんの言っていたあの「リメンバー・ミー」での挿入歌の
「ウンポコ・ロコ」ですが、こちらはスペイン語なんです♬
しかしこれも「少し」という意味で、「ロコ」は「狂っている」という意味です。
つまり「少しおかしい」といったような曲のタイトルなんです!(*’ω’*)
そう思うと作中の陽気な感じも、面白おかしく見えてきますね(^^)
是非聞いてみてください♪
音楽記号・用語|ヴィーデ
ヴィーデの意味は
『同じ記号の場所を見よ(そこに飛べ)』
ヴィーデとは、演奏記号(音楽記号)の一種で、反復記号にあたります(*’ω’*)
ヴィーデのマークがあった時、もう一つのヴィーデの部分に飛んで演奏します♪
ヴィーデという言葉にはラテン語で「見よ」という意味があります。
ヴィーデはダ・カーポ(D.C.)、ダル・セーニョ(D.S.)と一緒に使われるのが一般的です。
- ダ・カーポは「曲の最初に戻る」という意味です。
D.C.の記号があったら、一小節目に戻りまた演奏します。
図ではA→B→C→D→A→B→C→Dという順序で演奏します。
- ダル・セーニョは「セーニョに戻る」という意味です。
セーニョはSに※を合わせたような記号で、ダル・セーニョから戻るために使われる記号です。
セーニョの記号は最初無視し、D.S.の記号があったらセーニョの記号に戻って演奏します。
図ではA→B→C→B→C→Dという順序で演奏します。
ヴィーデの演奏の仕方については『ヴィーデの楽譜での表記は何?』の章で詳しくご説明します。
ヴィーデとコーダとの関係は?
ヴィーデもコーダ(Coda)も同じ記号を使いますが、その意味は少し違ってきます。
コーダはヴィーデで飛んだ後の曲の終結部分、つまりエンディングを表しています。
ただし、ポピュラー音楽ではコーダをヴィーデの代わりに同じ意味で使うことがあります。
Codaは楽譜上でヴィーデのマークを使うこともあれば、Codaの文字だけで表現されることもあります。
ヴィーデの楽譜での表記は何?
ヴィーデは楽譜ではOに+を足したような記号で表されます。
図のA,Bの間、C,Dの間にある記号がヴィーデです。
上の2つの図は同じ意味ですが、一般的な楽譜では下の図のように最初のヴィーデは「to(ヴィーデの記号)」と表記されることが多く、次のヴィーデ記号の部分まで飛ぶという意味をよりわかりやすくしています。
ダ・カーポやダル・セーニョで繰り返した部分のヴィーデの記号の間は飛ばして演奏します。
上の図ではA→B→C→A→Dという順序で演奏します。
ヴィーデのように演奏の順序に関する音楽記号には、『ヴィーデの音楽記号の意味とは?』の章で説明したダ・カーポやダルセーニョの他にフィーネ(Fine)、フェルマータなどがあります。
フィーネもフェルマータも終了記号で、全ての演奏がその部分で終わることを意味しています。
少し複雑なように思える演奏記号ですが、覚えてしまえばとても便利なものです。
もしヴィーデなどの反復記号を使わず楽譜を作るとしたら、繰り返して演奏する同じメロディー部分も新たに書くため、楽譜の枚数が増えてしまいます。
音楽記号は作曲者にも演奏者にも優しい仕組みなんですね( *´艸`)
音楽記号・用語|カデンツァ(cadenza)
カデンツァ(cadenza)の意味は
『協奏曲のエンディングに演奏されるアドリブの独奏協奏曲』
※協奏曲:ソロの演奏者とオーケストラが合奏する曲
カデンツァ(cadenza)は、楽曲の終止の前に、独奏者(独唱者)の演奏技巧を示すために挿入される華美な装飾的フレーズ(旋律)なんです♪
元々は演奏者の即興演奏でしたが、次第に作曲者が書くようになったようです( *´艸`)
また、『カデンツァ(cadenza)』には上記以外の意味もありますのでご紹介しますね♪
イタリア語で「cadenza(カデンツァ)」
「カデンツ」とも言う。
①和声終止形。
楽曲の休止や終結を形作る旋律や和声の定型のこと。
②「終止形(ケーデンス)」の意味。
ラテン語の「cadere(落下する)」が由来の言葉。
この意味では、ドイツ語の「Kadenz(カデンツ)」が用いられる。
「カデンツァ」は元々、①の「終止形」を意味する音楽用語でした。
16世紀末頃から、冒頭にご紹介した「曲の終結部の即興的な技巧的楽句」の意味で使われるようになりました(*’ω’*)
日本では、イタリア語の「カデンツァ」と、ドイツ語の「カデンツ」は使い分けられています。
●イタリア語のカデンツァ:協奏曲やアリアの即興的独奏・独唱部分
●ドイツ語のカデンツ:終止形としての和音進行
先ほどもご紹介した通り、「カデンツァ」は、オペラのアリアやコンチェルト(協奏曲)において、オーケストラの伴奏を伴わずに、自由に即興的な演奏・歌唱をする部分のことです。
古典派の独奏協奏曲では、第1楽章のソナタ形式の終わり(コーダ)の部分で、一度オーケストラの合奏を中断します。
そして独奏楽器に自由な演奏をさせた後、もう一度合奏して楽章は終結となります。
●和声終止形とは?
- 和声終止形
完全終止、不完全終止、半終止、偽終止、変格終止などがあります。 - 完全終止
楽曲の最後や大きな段落の終わりに用いられ、完全な終止感が得られる - 不完全終止
どちらかまたは両方の和音が転回形か、旋律が主音で終わらないもの。終止感は弱まる。 - 半終止
ある程度の区切り感があるが、終止感はない。フレーズの切れ目に置かれ、後続部分への連結性を持つ。 - 偽終止
フレーズの途中にある軽い区切り。浮遊感を呼び起こす弱い終止。 - 変格終止
柔らかく女性的な進行。以前はミサやレクイエムの終止形として多く用いられたため、アーメン終止とも呼ばれる。
カデンツァの歴史
アドリブのソロという「カデンツァ」の即興性を特徴とする技巧は、18世紀のオペラにおいて発展しました。
特に、A.スカルラッティを筆頭とするナポリ楽派のオペラでは、ひとつの様式感を形成するまでに至りました。
そして18~19世紀のカデンツァは、各演奏家が自分の高度なアクロバット的な名人芸をくりひろげる場になりました。
しかし19世紀の後半から、内容の空虚な技巧中心の即興演奏に対して反省がされるようになりました。
演奏は、楽譜に忠実な再現行為だという主張が主流を占めるようになったのです。
ベートーベン以後、作曲家がカデンツァを楽譜に書き残し、その楽譜に従って演奏することが普通になりました。
現在では、ひとつの協奏曲に異なる複数の作曲家のカデンツァがあり、演奏家はその中から選んで演奏するのが一般的です。
カデンツァとは、曲のエンディング(終曲)部分のアドリブ風のソロ(独奏)のことなんですね!
無伴奏で演奏家の自由に委ねられるなんて、高度なテクニックが要りそうです(゚ー゚;A
カデンツァは、まさに腕を試されているというわけですね!
カデンツァはピアノに関係する?
カデンツァとは、「楽章が終止部分(コーダ)に入る直前に、独奏者の演奏技巧を発揮させるために挿入される華麗で装飾的な部分」のことでしたね。
ピアノ協奏曲では、ピアノがオーケストラなしにソロ演奏をする「カデンツァ」が入ることがあります。
カデンツァが始まると、会場の雰囲気は一変します。
指揮者も他の演奏者も手を止めて、観客の視線は独奏ピアノに集中します。
カデンツァをどうするかという問題は、ピアニストがよく直面するようです(゚ー゚;A
楽譜にはもちろんカデンツァは書かれていません。
アドリブの即興は難易度が高いため、カデンツァ集の中から自分の好みや全体のバランスを考えて適当なものを選びます。
どういうカデンツァを弾くかは、指揮者との相談事項ではなく、ピアニストの責任に任されているのです。
ピアノとオーケストラとの掛け合いも華麗ですが、カデンツァ部分のピアノオンリーの名人芸もすごいですよね(≧∇≦)
同じ曲でも演奏者が別だと違ったカデンツァになるので、聞いていて飽きないですよ♪
音楽記号・用語|カランド(calando)
カランド(calando)の意味は
『しだいに弱く・ゆっくり』又は『上から下に下がる、減少する』
普段日本ではあまりなじみのないカランド(caland)という言葉。
実はイタリア語なんです!
イタリアでは「低下、緩和」などの意味で日常的に使われるカランド(caland)。
- 株価がカランド(caland)した
- 視力がカランド(caland)しちゃった
こんな感じで使われます♪
一方で、音楽用語としても使われているカランド(caland)♪
音楽用語の意味も、株価や視力に当てはめるとイメージしやすいですね(^o^)
また、カランド(caland)は音楽の世界では部分的な速度の変化を表す標語としての意味があります。
つまり「しだいに弱く」、「しだいにゆっくり」等の表現はカランド(caland)で表しましょうね!ということです(^O^)
カランド(caland)の使い方は?
音楽の世界も明るく楽しいだけではなく、時として悲しみや絶望を表現することがあります。
カランド(caland)には「上から下に下がる」、「減少する」といった意味が含まれていますよね。
例えば…
真っ赤な太陽が水平線にゆっくりと静かに沈んでいく・・・
あの様子こそカランド(caland)なのです!
カランド(caland)は「音量と速度を減らす」と捉えられていますが、大切なのは演奏者の心情なのです!
大自然の雄大な水平線に大きく真っ赤な太陽が沈みます。
ここには消えるものに対する愛情が芽生え、言葉では言い尽くせない感動が生まれます。
これを音楽で表現するために
「しだいに音量とテンポを落としていく」
カランド(caland)を使うのです!
これから音楽を聴くときはカランド(caland)に注目して聴くといっそう曲の深さが伝わってきそうですね(#^^#)
音楽の「発想記号」って何?
楽譜には音符だけでは伝えきれない、音の強弱や速度を表す記号とは別の表現方法を表す記号として発想記号というものがあります。
具体的な演奏法を示すものというよりは、作曲者の意図や演奏時の心づもりや考え方を示すものです。
カランドcalandも発想記号の一つですが、他にもたくさんありますよ!
例えば…
- Conanima コンアニマ ⇒ 生き生きと
- Cantabile カンタービレ ⇒ 歌うように、表情豊かに
- Grandioso グランディオーソ ⇒ 壮大に
などですね。
作曲者の想いを知ることで、より一層曲への深さや
素晴らしさを知ることができそうですね(^O^)
音楽記号・用語|カンタータ(cantata)
カランド(calando)の意味は
『交声曲』
※交声曲:独唱・重唱・合唱および器楽・管弦楽の伴奏から成る大規模な声楽曲。
イタリア語の動詞「歌う(カンターレ/cantare)」が由来になります( *´艸`)
- 17~18世紀のバロック時代に発展した声楽曲の一形式
- ソナタ(器楽曲、演奏される曲)に対応する音楽の形式。
カンタータは歌詞の内容によって、二種類に分けられます。
①世俗カンタータ(室内カンタータ)
教会の礼拝以外の目的のためのものです。
主に作曲家が仕えていた領主や知人たちの誕生祝や結婚祝などのために作曲されました。
②教会カンタータ
教会の礼拝のためのものです。
代表的なものは、バッハの現存する約200曲の教会カンタータです。
教会カンタータの中で、普段一番耳にするのは、バッハの「主よ人の望みの喜びよ」かと思います。
ベタですが間違いなくいい曲なので、ぜひ皆さん聞いてみてくださいね( ´ ▽ ` )
カンタータは土の歌・大地讃頌に関係が?
カンタータは、「単声または多声のための器楽伴奏付の声楽作品」でしたね。
実は、学生時代の合唱曲の定番「土の歌/大地讃頌」はカンタータなんです!
ソプラノ、アルト、テノール、バスの4パートに分かれている曲です。
正式名称は、混声合唱とオーケストラのためのカンタータ『土の歌』と言います。(1962年、作詞:大木惇夫、作曲:佐藤眞)
タイトルにもカンタータってちゃんと入ってますねw( ̄o ̄)w
この「土の歌」ですが、なんと第7楽章まであります♪
- 第1楽章「農夫と土」
自然の恵みの神秘、土への感謝が描かれている。 - 第2楽章「祖国の土」
人は皆土に生まれ、土に還っていくという意味の詩。 - 第3楽章「死の灰」
原爆について取り上げられ、人間と科学の汚さが描かれている。 - 第4楽章「もぐらもち」
原爆が扱われており、モグラに例えて人間を皮肉っている。 - 第5楽章「天地の怒り」
天災と人間悪について描かれている。 - 第6楽章「地上の祈り」
大地への想いと反戦の祈りが書かれている。 - 第7楽章「大地讃頌」
本作品を締めくくる大地への限りない讃歌。
大地讃頌は単体で歌われることが多いので、土の歌=大地讃頌かと思っていましたが、第7楽章のラストの曲だったんですね!
カンタータとオラトリオとの違いは?
カンタータは、オラトリオの規模が小さいもの、小型のオペラまたはオラトリオとも言われます。
まず、オラトリオとは何なのか、説明します!
日本語では「聖譚曲」と呼ばれる。
イタリア発祥で17~18世紀のバロック音楽を代表する楽曲の一形式。
厳格な典礼音楽に対して、礼拝用ではない自由な祈りの音楽の名称として用いられていた。
歌詞が宗教的・道徳的な題材で、長い物語になっており、それを独唱・合唱・管弦楽のために劇風に構成した大規模な楽曲。
オペラとは異なり、普通は舞台装置や衣装、演技などを伴わない。
オラトリオ(oratorio)は元々「祈祷室」の意味。
オラトリオといえば、ヘンデルの「メサイア」、ハイドンの「天地創造」、メンデルスゾーンの「エリヤ」などが有名ですね(●´ω`●)
カンタータとオラトリオは、オーケストラ・合唱・独唱が使われることが共通しています。
では、二つにどのような違いがあるのでしょうか?
- 世俗カンタータ歌曲。
宗教にこだわらず世俗的。オラトリオよりも演奏時間が短いもの。 - オラトリオ
動きのない宗教オペラ。キリスト教的な内容の歌詞があり、物語として完結した内容がある。
※カンタータの中でもキリスト教的な題材の教会カンタータとオラトリオの区別は難しい。
簡単に言えば、規模が小さいものがカンタータ、より劇的で深い内容のものがオラトリオとなるようです。
音楽記号・用語|カンタービレ(cantabile)
カンタービレ(cantabile)の意味は
『歌うように』
「歌うように」を意味する「カンタービレ(cantabile)」は、発想標語の1つです。
発想標語とは、演奏記号の1つになります。
つまり楽譜に「cantabile」と書かれていたら、”歌うように演奏しましょう”ということになりますね!
日本語だとしっくりこないかもしれませんが、歌うようになめらか~に演奏しましょう♪ということです。
ちなみに、「カンタービレ」はその曲をどう演奏するかという指示になりますが、アダージョ、アンダンテ、アレグロ、ラルゴ…などは、演奏のテンポを指示する音楽用語です。
カンタービレは英語・イタリア語どっち?語源・発祥は?
ラテン語が語源の「cantare」(歌う)に由来し、イタリア語で「cantabile」と表記します。
つまり、”カンタービレは、ラテン語が語源のイタリア語”ということになりますね!
ちなみに、「伴奏付きの声楽作品」を意味する「cantata」(カンタータ)も、同じく「cantare」(歌う)が語源となっています。
なんだか似たような言葉がたくさん出てきて難しいかもしれませんが、とにかく”カンタービレはイタリア語”ということです!
楽譜に書かれる音楽標記はなぜイタリア語?
フォルテ、ピアノ、クレッシェンド、カンタービレ。
様々な音楽用語がありますが、基本的にはイタリア語が多いと言われています(*’ω’*)
音楽用語にイタリア語が多い理由
- 現在の五線という楽譜の形(記譜法)が17世紀のイタリアで定着したこと。
- 当時、イタリアはヨーロッパ音楽の中心地だったこと。
- 活躍した作曲家や演奏家の多くが教会関係者だったこと。
- 教皇庁がローマにあった為、教会関係ではイタリア語が主流だったこと。
日本人からすると、カンタービレのような音楽用語をぱっと聞いても英語なのかイタリア語なのか、はたまたドイツ語なのかすぐに判断できません。
でも、音楽用語にはイタリア語が多いって思えておくだけでもなんだか心強いですね!
音楽記号・用語|カンパネラ(campanella)
カンパネラ(campanella)の意味は
『鐘』
銀河鉄道の夜に登場するカンパネルラ少年に非常によく似た音の「カンパネラ」。
カンパネラは、イタリア語で「campanella」と書きます。
本場の発音に合わせると”カンパネッラ”。意味は鐘で、教会に行くと目に着くあのリンゴーンと鳴るものです(*´▽`*)
けれども、鐘の中でも小さいものをcampanella といい、大きい鐘は campanaと言います!
Campana に”-ella(接尾辞)”がくっついて”campanella”となりました(‘ω’)ノ
この接尾辞は、小さい、可愛いという意味を加えるもので、鐘にくっつけるとちっちゃい鐘という単語になるんです!
●campanellaの例文
- La campanella segna la fine della lezione.
(ベルが授業終了を告げる)
上記のように使われます(*’ω’*)
カンパネラについてご説明しました。
次に、カンパーナの由来についてです♬
昔の鐘は鋳造ではなく、金属板を折り曲げて作っていました。
ギリシャ語でこの折り曲げることを「kampto(カンプト)」と言い、折り曲げられたという意味で「kampoulos(カンプロス)」と言います。
この単語がギリシャからイタリア・ローマへ伝わり、カンパネラとなりました。
銀河鉄道の夜は、やはり全く関係ありませんでしたね(*´ω`*)
音楽のラカンパネラって関係してるの?
音楽でよく聞く「ラ・カンパネラ」。
実は、先ほどのカンパネラに、英語で言う「the」のイタリア語バージョン「la」がついたものなんです!
名前だけだとよくわからない、と言う人も実際に聞いてみたら「あー、これか」となるほど有名な曲ですよ♬
めっちゃ指が動いてる……っ! という感想はさておき。
この曲はフランツ・リストが作曲した6曲から成立するピアノ曲の一つで、正式名称を『パガニーニによる大練習曲(grandes Etudes de Paganini S.141)の第3番と言います。
ややこしいですよね?少なくとも私は覚えるのに苦労します(;´・ω・)
なので、主題にした、パガニーニのヴァイオリン協奏曲第2番ロ短調Op.7、第3楽章『ラ・カンパネッラ』(鐘のロンド)から名前をとって「ラ・カンパネラ」と呼ぶようになりました。
ではこのパガニーニとは一体何のことでしょう?
実は人の名前なんです!どんな人物か解説していきます(*´ω`)
1782年に生まれ、1840年に亡くなったイタリアの作曲家であり、また稀代の名ヴァイオリニストでもありました。5歳からヴァイオリンを弾き始め、13歳になると学ぶべきものがなくなったため、そこからは自分で曲を作り、それを練習していたそうです。あまりの演奏の上手さに、「パガニーニの演奏技術は悪魔に魂を売り渡して得たものだ」という噂が立つほどでした。自分の技術が他人に知られるのを嫌がり、死ぬ直前に楽譜を焼却処分してしまったため、ほとんど楽譜が残されていないそうです。パガニーニは、リストやシューベルトなど、当時の作曲家に多大な影響を与えた音楽の歴史にとって大変重要な人物でした。
音楽に関しては謎の多い天才ということですね(´゚д゚`)
そんなパガニーニの曲を主題として用いたラ・カンパネラですが、実はこの曲、一度改訂されています。
難易度を常識的は範囲に落とし、ピアノの高音による鐘の音色を前面に押し出した作りになっています。
それにしても難しいように思いますが……(;´・ω・)
改訂前のラ・カンパネラ、正式名称を『パガニーニによる超絶技巧練習曲』と言います。1838年に作曲されたものですが、あまりの難しさに、録音を行っているピアニストは170年以上たった今でもわずか6名だけ!20世紀最高のピアニスト、ウラジミール・ホロヴィッツに「演奏不可能」と言われたほどです。
リストって誰?
ラ・カンパネラを作曲したリスト、彼は一体どのような人物なのでしょうか?
パガニーニのように悪魔に魂を売り渡した人?
リストは、1811年に生まれ、1886年に亡くなったハンガリー出身のピアニスト兼作曲家です。父親の手引きにより、音楽の才能を発揮したことで、10歳になる前に公開演奏会を行いました。アントニオ・サリエリに師事したとされています。若き天才だったリストは、12歳の時にかの有名なベートーヴェンに会い、賞賛されたとも言われています( *´艸`)
ピアニストとしては、当時のアイドル的存在でもあり、失神する女性ファンが続出したそうです。どんな曲でも初見で弾きこなし、「ピアノの魔術師」といった異名も持っていたとか!また、あまりの技巧と音楽性から「指が6本あるのでは」と噂されていたそうです…。
<代表曲>愛の夢、ラ・カンパネラ、ハンガリー協奏曲など
……なんというか、ぎりぎり人間の範囲にいる人? という感じです。
天才には変わりないのでしょうが……。
理解しがたい人のようにも思えますが、パガニーニにまつわるこんな逸話もあります。
20歳のころ、リストは初恋に敗れ、沈んでいました。
そんな時、パガニーニの演奏技巧によるヴァイオリン演奏を聞いて、
「ぼくはピアノのパガニーニになってやる!」と奮起し、今に至る超絶技巧を磨きました。
恋に敗れたら仕事に生きてやる!といった考え方はどこか今の女性に近しいものを感じますね(;´・ω・)
水曜日のカンパネラって何者?
カンパネラを耳にするきっかけになった人も多いであろう、「水曜日のカンパネラ」。
一体、どのような音楽ユニットなのでしょうか?
水曜日のカンパネラ
- 2012年結成。
- Youtubeで作品の発表を始める。
- 独特すぎる世界観の曲やライブをしている。メンバーは三人。
- コムアイ:主演・歌唱
- ケンモチヒデフミ:作曲・編曲
- ユニット名の由来は、”水曜日に打ち合わせをすることが多かったこと”と”漢字・カタカナ・ひらがなのすべてを入れたかった”から
とのことです。
百聞は一見にしかず、と言いますので実際に聞いてみるのが一番♪
その独特な世界観に中毒になりそうです(*´ω`*)
『ももたろう』
『千利休』
音楽記号・用語|quasi(クアジ)
quasi(クアジ)の意味は
『およそ~のように』
quasi(クアジ)の意味からもわかるように、単独ではなく、他の音楽用語の前につけて使われます(*’ω’*)
●quasi(クアジ)の使用例
- quasi andante(クアジ アンダンテ)
およそ歩くような速さで
☆andante…歩くような速さで
アンダンテのように他の音楽用語「強弱・速度を表す記号」や「表現を表す用語」と一緒に書かれる言葉ですが、「~のように」という意味なので、普通の名詞の前に置かれる事もあります。
●名詞の前に置かれるquasi(クアジ)
- quasi arpa(クアジ アルパ)
ハープのように
☆arpa…ハープ
上記のハープのように、「月光」という名前で知られている、『ベートーヴェンのピアノソナタ第14番』のタイトルにもquasi(クアジ)という単語が使われています。
●ベートーヴェンの曲に使われるquasi(クアジ)
- 「Sonata quasi una fantasia 幻想曲風ソナタ」
幻想曲のようなソナタ
ちなみに速度を表す記号にはさまれて書かれることもありますよ(*‘ω‘ *)
●速度を表す記号に挟まれるquasi(クアジ)
- andantino quasi allegretto
アレグレットのようなアンダンティーノ
☆allegrettoやや速く
☆andantinoやや遅く(andantinoよりは速い)
一体速いんだか遅いんだかよくわかりませんよね(=゚ω゚)ノ
結局どんな速度なんでしょうか。演奏する人の解釈や感覚によっても差が出てくるような気がします。
せっかちな人のアンダンティーノとのんびり屋さんのアンダンティーノとか…。
楽しい時のアレグレットと悲しい時のアレグレットも違うかもしれません。
でもそういう違いが、演奏の表現の面白さにつながるのかもしれませんね♬
quasi(クアジ)の発祥はドイツ語?ラテン語?
ところでquasi(クアジ)って一体どこが発祥の言葉なんでしょう?
quasi(クアジ)はイタリア語の音楽用語
●quasi(クアジ)の語源
「あたかも・・・であるかのように」という意味のラテン語「quam si」が語源になっています。
イタリア語では「ほとんど、およそ」という意味の副詞として使われています。
「ほとんどね。大体ね。」と言いたい時に「quasi.」とひと言で伝える事もできます。
会話ではよく「quasi quasi」と2回繰り返して言う事がありますが、その場合はちょっとニュアンスが変わり、「~してしまおうかな」という意味の表現になります。
音楽用語という意味ではイタリア語がもとになっていますが、ドイツ語でもquasi(クアジ)という単語は使われています。
ドイツ語もイタリア語同様「ほとんど、いわば」というような意味で、日常的によく使われる単語です。
また、英語では「類似の、準~」という形容詞として使われています♪
どの言語でも似たような意味になりますね( *´艸`)
音楽記号・用語|グリッサンド(glissando)
グリッサンド(glissando)の意味は
高さの異なる音から音の間を滑らせるように区切ることなく演奏すること
『グリッサンド(glissando)』はイタリア語が語源の音楽用語です♪
音と音の間を滑らせるように…
とはいってもよくわからない方も多いと思います(;・∀・)
百聞は一見に如かず!ということで参考までに動画でご紹介!☆
[youtube https://www.youtube.com/watch?v=1vElwA7eDXo&w=854&h=480]
「グリッサンド」はポピュラー音楽演奏するときによく使われ、かっこよく華やかな印象を与えることができる奏法です( *´艸`)
グリッサンドの記譜方法
グリッサンドの記譜の方法には種類があるんです。
- 始まりの音と繋げる音を直線か波線で結んでいる。
- 音符の上に gliss. の音楽記号を表示している。
- 演奏される音が全て書いてスラーで結ばれて gliss. と表示されている。
記譜の仕方だけで3種類もあるのは驚きですね!!楽譜上で『gliss.』という音楽記号を見逃さないようにしましょう!
グリッサンドとよく似た意味の『ポルタメント』とは?
「グリッサンド」とよく似た音楽記号に「ポルタメント」という記号があります!
どちらも2つの音を繋げるといった意味では同じなんですが、少し違うところがあるのでご紹介します!♪
ポルタメント portamento(port.)の意味は
『音と音の間を最初はゆっくりで、後半で変化させ抑揚をつけること』
グリッサンドはピアノなどで使われることが多く、「ポルタメント」は声や弦楽器など滑らかに繋げることが出来る時に多く使われます!
「グリッサンド」は変化する速さは同じですが、「ポルタメント」は変化させる時に速度が変わってきます。
どこからどこまでがどっちだ!といった決まりははっきりとはありません。それだけこの二つはよく似た音楽記号だということになります。
グリッサンドはギターやピアノの楽譜でよく見る?
ギターでのグリッサンド
ギターでグリッサンドを使うときは、「どこからどこまで使う」と厳密に決まっていません。
テレビなんかでエレキギターを演奏していることってありますよね。その時に音が「ギュイーン♪」と聞こえるところがグリッサンド奏法を使っているところなんです♪
ピアノでのグリッサンド
ピアノでグリッサンドを使うときは、内側から外側にへ、外側から内側へ弾く方法があります。この時に、指が痛くなってしまうことがあるので注意してくださいね!!
ちなみに・・・
- 内側から外側へ
右手で低い音から高い音へ弾く時、左手で高い音から低い音へ弾く時が内側から外側へ演奏するとき。 - 外側から内側へ
右手で高い音から低い音へ弾く時、左手で低い音から高い音へ弾く時が外側から内側へ演奏するとき。 - 黒鍵の場合
黒鍵の場合、中指と薬指を使うことで滑らかに演奏することができます。
グリッサンドが使われている曲
- ガーシュウィン:『ラプソディ・イン・ブルー』
- ベルリオーズ:『幻想交響曲』
- ストラヴィンスキー:『管弦楽のための協奏曲』
- 藤家虹二:『きょうりゅうがまちにやってきた』
- 小柳ルミ子:『瀬戸の花嫁』
などなど♪みなさんが知っている曲もあるのではないかと思います!ほかにもぜひ調べて聞いてみてください(●´ω`●)
音楽記号・用語|コモド(comodo)
コモド(comodo)の意味は
『快適な普通のテンポ、気楽に、演奏者の都合の良いように』
コモド(comodo)は英語なら『comfortable』
“便利”とか“気楽”という意味になります。
つまり、音楽上では、『テンポ』や『強弱』を適当に演奏して下さいということを示しています( *´艸`)
演奏者は、聴く人にリラックスした心地よい気分を与えられるように演奏します。
ちなみにラテン語のcommodus(com「一緒に」+modus「尺度」) 尺度に一致する、というのが語源です。
コモド(comodo)は発想用語と言われ、他にも…
- アジタート(agitato) 激しく
- ブリッランテ(brillante) 華やかに
- カプリチョーソ(capriccioso) 気まぐれに
- スピリトーゾ(spiritoso) 精神を込めて
など、たくさんあります!気になった単語はぜひ調べてみて下さい♪
コモド(comodo)の発祥はスペイン語?イタリア語?
さきほど、コモド(comodo)は英語でcomfortable(便利、気楽)の意味だと説明しました。
もともとはどこの国の発祥の言葉なのでしょうか?
音楽で使われる言葉はドイツ語・フランス語・英語が使われる場合もありますが多くはイタリア語によるものです!
今回紹介しているコモド(comodo)もその1つです(^^)
区別が難しいですね。
イタリア語でのコモド(comodo)は…
・安楽な
・心地よい
・余裕がある
・くつろいだ
というような意味が挙げられます。
音楽用語では、強く・弱くやテンポを指示する表現が多いようなイメージですがコモド(comodo)のように演奏者にテンポをお任せするような用語もあるんですね!
それが発想用語ですね♪
音楽記号・用語|コーダ(coda)
コーダ(coda)の意味は
『「結尾」つまり楽曲の曲結部分(エンディング)に向かうこと』
コーダ(coda)の優先順位は一番低く、すべての記号を演奏し終えてからこの記号に飛びます♪
ちなみにこんなマークです!
トゥ・コーダ(to coda)とセットになっている場合もあり、先にトゥ・コーダの記号、続いてコーダの記号があったら「トゥ・コーダからコーダに飛ぶ」という意味になります。
通常、ダルセーニョ(D.S.)またはダカーボ(D.C.)で反復しているときにコーダ記号があったら、それ以降にあるコーダ記号に飛ぶことを意味しています。
コーダ(coda)は反復記号と呼ばれ、いくつかの記号とともにセットで使われています。反復記号とは演奏順序を表すときに用います。
一緒に使われる記号は、『リピート』、『セーニョ』、『ダルセーニョ(D.S.)』、『ダカーボ(D.C.)』、『フィーネ(Fine)』などがあります。
それぞれの意味もわかると楽譜がスムーズに読めるので、一緒に紹介します!
●リピート | 基本的に対になっている記号です。譜面ではよくつかわれる繰り返し記号になります。 |
●セーニョとダルセーニョ(D.S.) | ダルセーニョ(D.S.)は「記号のところから」という意味があります。楽譜では最初にセーニョマークが出てきますが、それは無視しダルセーニョ(D.S.)が出てきたらセーニョマークに戻り、再度そこから演奏することを意味しています。ダルセーニョ(D.S.)の出てくる譜面では通常コーダ(coda)とともに使われます。 |
●ダカーボ(D.C.) | 「最初に戻る」という意味になります。ダカーボ(D.C.)が出てきたら1小節目に戻ります。 |
●フィーネ(Fine) | 終了記号です。ダルセーニョ(D.S.)またはダカーボ(D.C.)で戻ったあとここで終わります。 |
●ダカーボ・アル・コーダ(D.C. al Coda) | 「曲頭に戻った後は、コーダに進んで終わってください」の意味です。 |
●ダルセーニョ・アル・コーダ(D.S. al Coda) | 「ダルセーニョに戻った後は、コーダで終わって下さい」の意味です。 |
楽譜には、記号がたった一つではなく、様々な記号がありますがセットになっているものも多いので一緒に覚えちゃいましょう(*^_^*)
2048
コーダ(coda)の発祥はイタリア語?スペイン語?
コーダの発祥はイタリアだと言われています。
元来は「尾」や「しっぽ」を意味する語です。もともとはラテン語の『cauda』に由来しています。
コーダ(coda)はヴィーデ(vide)と同じ意味として使われることもあります。コーダ(coda)のほうがポピュラー音楽でよく使われます。
- ヴィーデ(vide)は「見よ」と意味します。
コーダマークをヴィーデと読むこともあります。もともとは先にヴィーデマークがあったら、もう一つを探してそちらを「見よ」と言う意味がありました。
コーダとヴィーデはもともとは全く別の概念を持った記号でした。今では記号が同じなので使い方はコーダ(coda)と同じように使います。
ちなみに「vide」はvideoの語源になった言葉です( *´艸`)
音楽記号・用語|con(コン)
con(コン)の意味は
『~で』又は『~と一緒に』
もともとイタリアで使われている言葉です(=゚ω゚)ノ
例えば、『con tutti』は『全員で』というように使われます。
英語で言えば「with」と同じ意味となります。そう考えるとわかりやすくなりますね!
現代イタリア語ではcon(コン)と定冠詞(名詞の前に置き、それが重要な意味であることを示す)はほとんど結合しないのですが、音楽上では今も使われています。
●con(コン)と定冠詞が結合した単語(一例)
- col
- coll’
- colla
では、con(コン)と定冠詞が結合したものとセットになっている音楽用語をいくつか紹介します(*’ω’*)
- col canto(コル・カント)
伴奏は主旋律のテンポやリズムに従って - col legno(コル・レーニョ)
弓の木部で弦をたたいて - coll’ottava(コッロッターヴァ)
オクターブの音を加えて - colla destra(コッラ・デストラ)
右手で - colla sinistra(コッラ・シニストラ)
左手で
ここでは紹介しきれませんが、まだまだありますよ( *´艸`)
反対の意味を持つ語として「senza(センツァ)」という言葉があります。これは「~でなく」や「~なしに」という意味があります。
con(コン)は『moto』『spirit』『grazia』とセットなの?
con(コン)は「~で」や「~と一緒に」という意味から分かるように単独ではなく、
他の音楽用語とセットになって存在します。
ここではよく使われるものを紹介していきます(*’▽’)/
- con allegrezza(コン・アングレッツァ)
快活に - con amore(コン・アモーレ)
愛情をもって - con brio(コン・ブリオ)
生き生きと - con calore(コン・カローレ)
熱情をもって - con energia(コン・エネルジア)
精力的に - con eleganza(コン・エレガンツァ)
優雅に - con fuoco(コン・フオコ)
熱烈に - con grazia(コン・グランツィア)
優雅に - con moto(コン・モート)
動きをつけて - con passione(コン・パッショーネ)
情熱的に - con spirito(コン・スピリット)
元気に
まだ他にもありますが、紹介はここらへんにしておきます(^_^)v
”con(コン)+音楽用語”の多くは、曲想標語(曲の持つ雰囲気を示す)で使われています(*‘ω‘ *)
ちなみに、con moto(コン・モート)は”発想標語”でも使われますよ♬
発想標語:楽曲演奏上の表現方法を示す
音楽記号・用語|コンチェルト(concerto)
コンチェルト(concerto)の意味は
『協奏曲』
コンチェルトとは、「一つまたは複数の独奏楽器(群)と管弦楽によって演奏される多楽章からなる楽曲」のことです(*’ω’*)
もう少し詳しく説明すると、『コンチェルト(協奏曲)』は、ピアノやバイオリン・チェロ・フルートなど、ソロで演奏できる独奏楽器と、オーケストラが一緒になって演奏されるクラシック音楽のことです♪
そして、「○○コンチェルト」というように、頭にその独奏楽器の種類を付けて呼ばれ、独奏楽器の技巧を効果的に発揮するように作曲されたソナタ形式の楽曲になります♪
●ソナタ形式とは
『①提示部、②展開部、③再現部』の3つから構成される大規模な楽曲のこと。
楽曲における主題は、①提示部と③再現部にて展開されます(*’ω’*)
『主題』とは、簡単言うと楽曲おける”重要な楽想(楽曲の構想)”です。もっと噛み砕くと、”重要なメロディー”というイメージです♪
それでは、コンチェルトの歴史をご紹介しますね( *´艸`)
コンチェルトという言葉は、1600年前後に音楽史上初めて使われました。
それ以降、その対象はさまざまに変化してきました。
ルネサンス時代には、初めは単なるアンサンブルを指していました。
その次に、コンチェルタート様式が生まれ、器楽伴奏付きの声楽作品(宗教コンチェルトなど)を意味するようになりました。
そして、バロック時代になって合奏協奏曲(コンチェルト・グロッソ)が発生しました。
同時に、独奏協奏曲も発展し、古典派以降の独奏協奏曲は原則として3つの楽章(急―緩―急)によって構成されます。
古典派時代には、独奏楽器が伴奏無しの即興で音楽を奏でるカデンツァが取り入れられるようになりました。
ロマン派の時代になると、ピアノ協奏曲とバイオリン協奏曲に創作が集中するようになりました。
20世紀になると、演奏技法や楽器の改良によって楽器の表現力が豊かになり、いろいろな楽器のための協奏曲が盛んに作曲されるようになりました。
現在では、コンチェルトは一般に、独奏者と管弦楽のための器楽曲を意味します。
クラシック音楽を普段聞かない人でも、「ピアノコンチェルト」は知っているかと思います。
ベートーベンのピアノ協奏曲第5番「皇帝(エンペラー)」は有名ですね。
コンチェルトは英語が発祥?コンサートとの関係は?
コンチェルトは、イタリア語で「concerto」です。
ちなみに、英語では「concerto(コンチェルト)」、ドイツ語では「Konzert(コンチェルト)」、フランス語では「concert(コンセルト)」と言います。
「concerto(コンチェルト)」は、動詞の「concertare」に由来し、ラテン語で「競い合う」、イタリア語で「協調させる」という意味です。
語源的には、「競い合う」と「一致させる」の対照的な意味があります。
協奏曲(コンチェルト)は、この二面性を有しています。
コンチェルトは、英語ではなくイタリア語が発祥の音楽用語なんですねΣ(゚∀゚*)
コンチェルトとコンサートの関係
コンチェルト(concerto)とコンサート(concert)は綴りがとても似ているというか、ほぼ同じですね。
英語の「concert(コンサート、演奏会)」もコンチェルトと同語源で、ラテン語の「concertare」が由来です。
日本では、二つは使い分けられています。
- コンチェルト=協奏曲
- コンサート=音楽会
語源を知ると、語彙力アップに繋がりますので、似たような言葉は由来を調べる癖をつけましょう♪
コンチェルト(協奏曲)を紹介!
コンチェルトとは、「独奏楽器あるいは独奏楽器群とオーケストラ(管弦楽)のための楽曲」でしたね。
代表的なコンチェルトと言えば、「ピアノコンチェルト(ピアノ協奏曲)」です!
有名な楽曲をいくつか紹介します!
- チャイコフスキー/ピアノ協奏曲 第1番 変ロ短調 作品23
- モーツァルト/ピアノ協奏曲 第20番 ニ短調 K.466
- グリーグ/ピアノ協奏曲 イ短調 作品16
- ベートーベン/ピアノ協奏曲 第5番 変ホ長調 作品73
- チャイコフスキー/ピアノ協奏曲 第1番 変ロ短調 作品23
オススメのバイオリンコンチェルト(バイオリン協奏曲)もいくつか紹介します!
- メンデルスゾーン/バイオリン協奏曲 ホ短調 作品64
- ベートーベン/バイオリン協奏曲 ニ長調 作品61
- チャイコフスキー/バイオリン協奏曲 ニ長調 作品35
音楽記号・用語|シンフォニア(sinfonia)
シンフォニア(sinfonia)の意味は
『交響曲』
『交響曲』とは管弦楽の音楽の中で規模が最も大きいもので、四楽章からなり、ソナタ形式をとります( *´艸`)
- ギリシア語の「syn-(一緒に)」+「phone(音)」を語源とするイタリア語。
- 語源の意味は「共に鳴り響く」。
シンフォニアは、バロック時代(17世紀初めから18世紀中頃まで)、特に17世紀後半以降に発達した多楽章形式の器楽曲の総称です。
ヨハン・ゼバスティアン・バッハの教会カンタータの中には、声楽の楽章に織り込んで2楽章以上のシンフォニアが挿入されているものもあります。
カンタータとは?
カンタータは、「交声曲」とも言います。
独唱・重唱・合唱および器楽・管弦楽の伴奏から成る大規模な声楽曲です。
カンタータは、歌詞の内容によって、世俗カンタータと教会カンタータに分けられます。
シンフォニアは、声楽作品中に挿入される合奏曲のことなんですね!
前奏や間奏の曲は、歌劇の内容に比べると意識して聞く!というものではないですが、しっかりと雰囲気に合わせて作られているので、注意して聴いてみたいですね。
シンフォニアとシンフォニーの違いは?
- シンフォニア
イタリア語で「Sinfonia」。
元々は漠然と合奏曲を意味し、交響曲の前身。演奏会の序曲や間奏曲。 - シンフォニー
英語で「Symphony」、ドイツ語で「Symphonie」。
シンフォニアが発展したもので、独立して演奏されるレパートリー。交響曲。
今では、どちらも同じ「交響曲」を意味します!
シンフォニアのイタリア風序曲とは?
シンフォニアは、「歌劇などの大規模な楽曲の開始に用いられた、弦楽曲や音楽形式」でしたね。
シンフォニアは、17世紀末頃にイタリアの作曲家アレッサンドロ・スカルラッティによって、イタリア風オペラの序曲として形を整えられました。
シンフォニアの中で特に重要なのが、17世紀末頃に作られた「イタリア風序曲」です。
この「イタリア風序曲」は、近代的なシンフォニー(交響曲)の母体となりました。
「イタリア風序曲」は、小規模な3楽章を連続して演奏する構成です。
各楽章は、順番に「急→緩(舞曲風)→急」の速度設定になっています。
「イタリア風序曲」は、本来はオペラの序曲で、のち単独に演奏されるようにもなりました。
- フランス風序曲とは?
「イタリア風序曲」と「フランス風序曲」は、17~18世紀の二大序曲形式です。 - イタリア風序曲
イタリア・オペラとそれに連なる声楽作品で用いられる。シンフォニア。 - フランス風序曲
フランス・オペラやバレエに用いられる。序曲。
音楽記号・用語|スラー
スラーの意味は
『音と音を切らずになめらかに続けて演奏すること』
スラーは楽譜上によく出てくる音楽記号で「音を表現する基本」なのでしっかり理解していきましょう( *´艸`)
もう一つ、スラーには「なめらかに演奏する」という意味のほかに「息継ぎする」という役目もあります!!
表現の仕方は、「音と音が切れないようにつなげて弾く」ということ。でも、意味はそれだけでなく、「フレーズの区切りを表している」ということも意味しているということです!
つまり、ただ音の連なりが流れていく・・・ということではなくて、スラーによって音のまとまりを作り、ここまでで一区切り。
次からまた新しい音が始まっていく!ということを表現します♪
まとまりを感じられるように「スラー」を演奏するには、「始まりの音と終わりの音を丁寧に演奏する」ことが大事になります(*’ω’*)
スラーとタイとの見分け方や書き方の違いは何?
楽譜上で見るとどちらも音符と音符をつなぐ弧で表されていて、あまり違いが見られない「スラー」と「タイ」。では、一体何が違っているのでしょうか??
タイの意味は
『連続する2つの同じ高さの音を、1つの音のようにつなげて演奏すること』
タイは同じ音で結ばれているのに対してスラーは違う音で結ばれているんです♬
スラー=違う音
タイ=同じ音
スラーは3つ以上連続する音符を結ぶことがありますが、タイは連続する2つの音符だけ♪
連続する3つ以上の音符にタイをつける時は、音符の合間ごとにタイをつけることになります!
文字の説明だけでは分かりにくい部分もあると思うので、動画↓もご覧になってみてください♪
[youtube https://www.youtube.com/watch?v=F0zUdIUGtwU&w=854&h=480]
また、タイを使うことで普通の音符で表すことが出来ない長さの音符をつくることが出来るんです。
音符で一番長いのは全音符。ですが、全音符は2小節同じ音を続けたい時、全音符では表すことはできません。そんな時、タイを使うことで音符をつなげて2小節の音を作ることができます(=゚ω゚)ノ
スラーやタイがかかっていても、「スタッカート」や「テヌート」記号があれば音を区切ってくださいね!
スタッカートがついたスラーを「スラースタッカート」といいます。
なめらかに演奏するのですが、音と音の間にすき間をあけてあげるということです。
スタッカートがついていれば音は短く、テヌートがついていれば音は長めに演奏♪
つまりタイやスラーではないので、音が完全につながってはいけないということです(*’ω’*)
それぞれの意味を見落としてしまいがちな「スラー」と「タイ」。
よく見かける記号だからこそ、楽器を演奏するということで基本となる記号なんだと意識しておきたいですね♪
音楽記号・用語|semple(センプレ)
semple(センプレ)の意味は
『常に、いつも、ずっと』
通常、『センプレ-フォルテ(常に強く)』などのように他の標語や記号に添えて用いられます。
そのため、センプレ(semple)単体では意味を成しません(*’ω’*)
センプレ(semple)は表現・強弱・速度を表す用語の前についてセットで楽譜に書かれます。
このような用語は前置詞と呼ばれています!
センプレ(semple)と同様の音楽用語における前置詞をいくつか紹介します。
- (un)poco:(ウン)ポコ 少し
- subito:スビト 急に〜
- assai:アッサイ きわめて〜
- poco a poco:ポーコアポーコ 少しずつ〜
- quasi:クアジ あたかも〜のように
- piu:ピウ さらに、より
この他にもたくさん表現があるので、気になった言葉は調べて、作曲家の意図を汲んで演奏できると良いですね♪
例えば…
semple staccato(センプレ スタッカート)=スタッカート記号がついていなくても、以後絶えずスタッカートで演奏というように使われます。
センプレ(semple)の後につく音楽用語の記号が楽譜についていなくても、以降続けて同様に演奏するという指示になるので、スタッカートマークをつけずとも、ずっとスタッカートで演奏するということを表現できます。
スタッカート(staccato)記号は、音符の上または下に点「・」を書いて表します。
スタッカートを続けてほしい場合、音符の上または下に点「・」をつけ続けなくてはいけませんが、センプレ(semple)を使うことで、楽譜がすっきりして見やすくなりますね(^^)
発祥はイタリア語?ポルトガル語?
センプレ(semple)は、「いつも」という意味のイタリア語です。
ラテン語(semper)がもとになっている言葉です。
その他にも、
- いつも
- いつまでも
- しょっちゅう
など、たくさんの意味を表しています!
音楽記号・用語|ダカーポ(D.C)
ダカーポ(D.C)の意味は
『曲の頭に戻る』
この記号が楽譜の所で出てきたら、曲のはじめに戻りもう一度初めから始まります。
では、次はどこで曲が終わるのか?
そのまままた最後まで流れて終わるのか?
どこか途中で終わるのでしょうか?
これらの疑問について、次の『楽譜上の表記』の中で解説しちゃいますね♪
ダカーポ(D.C)の楽譜上の表記を解説!
先ほども説明したように、ダカーポ(D.C)が出てきたら曲のはじめに戻ります。
では、どのように表記されているのでしょうか?
楽譜上では、小説の右下に『D.C』と表記されています。
実際、表記されたものが下図になります。
では、終わりはどうなるの?って疑問が沸きますね!
上手の場合、ダカーポ(D.C)から初めに戻り、『Fine』で終わります。
『Fine』は英語で『終わる』を意味します。
ダカーポ(D.C)で初めに戻った場合、『Fine』以外の音楽記号で終わる場合もありますが、今回は『Fine』で解説させていただきますね!
これらを踏まえて、次に演奏の順番を実際に図を参考に曲を演奏してみましょう!
ダカーポ(D.C)の曲の演奏順を追ってみよう!
では、実際にダカーポ(D.C)の曲を下図のアルファベットを使って一緒に見てみましょう。
ABCDE FGHIJK ここでD.Cの表記がありますので、曲の初めに戻ります。
ABCDEそしてFineの表示がありますね。ということは、Eで演奏が終わるということです
通して弾いてみると「ABCDEFGHIJKABCDE」となりますね。
D.Cの使い方は分かりましたか?
冒頭からダカーポ(D.C)の使用方法や意味について説明しましたが、ダカーポ(D.C)は略されて表記されていますよね!
せっかくの知識ここまできたら、実際の詳しい由来について次に学んでおきましょう。
ダカーポ(D.C)の由来について
D.Cとは、読み方は、ダ・カーポと読みます。イタリア語のda capoから来ています。
イタリア語のcapoは英語のheadに相当し、体の一部としての頭を意味したり、物事の冒頭、はじめを表しています。
Daは英語のfromに相当する前置詞で、これらを合わせて『da capo=from head』頭からという意味になるのです(*’ω’*)
楽譜上では、英語表示ではなく、イタリア語表示になっていたのですね!
音楽記号・用語|テヌート(tenuto/ten.)
テヌート(tenuto/ten.)の意味は
『音符が表す長さを保って演奏すること』
テヌートはイタリア語の「tenere(テネーレ)」という言葉からきたもので、「テネーレ」とは「ある一定の状態に保つ」を意味しています。
「落ちないよう押さえる」「逃げないように引き留める」これがテネーレ。
その音を心を込めて大事に演奏する♪勝手に長さを変えない、ハッキリ音を出す!という意味もあります(^^♪
「テヌート」と同じ?「ソステヌート」
実は「テヌート」を調べている中で「テヌート」と似た音楽記号「ソステヌート」という音楽記号が出てきました!
どちらもよく似た意味だったのでついでに説明しちゃいます!☆
ソステヌート( sostenuto/sosten.)の意味は
『音を保ち、各音符を充分に』
ソステヌートはイタリア語で「sostenere(ソステネーレ)」という言葉からきたもの。
語源はラテン語の「substinere(スブスティネーレ)」で、「持ち上げる」「下から支える」ということを意味します。
応援、愛情で人を支える!これがsostenereの意味♪
これまでの「テヌート」と「ソステヌート」の説明をまとめると・・・
「テヌート」
- 音符が持つ長さを違えず、しっかり保つこと
- 英語の”Hold”に近いイメージ
「ソステヌート」
- 音符が持つ長さを支えつつ、活かしつつ保つこと
- 英語の”Support”に近いイメージ
同じ意味に見えたとしても、音楽記号のニュアンスの違いや、曲の持つ背景を踏まえてどう表現していくか、それこそ楽器奏者の腕の見せ所なんでしょうね♬
テヌートとスタッカートの違いは何?
「スタッカート」は楽譜上でよく目にする方も多いのではないでしょうか(^^)/
スタッカート(staccato/stacc.)の意味は
『音と音とを短く切って、歯切れよく演奏すること』
一見、簡単なようで意外と”歯切れよく演奏する“のって難しいですよね・・・。
「歯切れよく」とは「短く切る」ということなんですが、「跳ねる」と勘違いして演奏される方も多いんじゃないかと思います。
テヌートとスタッカート…「音の長さを保つ」「短く切る」って全然意味が違いますよね。
確かに一つ一つの音楽記号で見ると全然違った意味です。
ですが…!!この二つが合わさっている音楽記号があるんです!!( ゚Д゚)
テヌートスタッカートって?
テヌートは「音の長さを保つ」、スタッカートは「短く切る」・・・
この二つが一緒になると、『テヌートスタッカート』という音楽記号になります!
テヌートスタッカートの意味は
『テヌートとスタッカートの間くらいの長さ』
『3/4(75%)くらいの長さ』
うーん、わかるようでわかりにくい中々表現が難しそうな音楽記号ですね・・・!!(*´з`)
テヌートはピアノで見かける?
今まで解説してきた「テヌート」は音楽記号のテヌート。実はピアノにも「テヌート」に関係するものがあるんです(*’ω’*)
グランドピアノってペダルが3本あるのはみなさんご存知ですよね?
実は、そのペダル一本一本にはちゃんと意味があるんです♪
★右 ダンパーペダル
★真ん中 ソステヌートペダル
★左 ソフトペダル
よく使われているのは右のペダル「ダンパーペダル」ですね。
真ん中の「ソステヌートペダル」どこかで聞きませんでしたか?
そう!先ほど紹介した「音を保って、各音符を充分に」という意味を持つ音楽記号である「ソステヌート」。
実は、ピアノのペダルにも使われているんです!
真ん中のペダルなんて、いつ、どんな時に使うものなのかわからないですよね(;・∀・)
「音を保って、各音符を充分に」これならダンパーペダルと同じような…と感じますね。
では”ソステヌートペダル”とはどうやって使うのでしょうか?
ピアノは鍵盤を叩くことで音を出すことができます。音が出るということは、押している鍵盤のフェルトが上がるということ。そこで、ソステヌートペダルを踏むことによってそのフェルト(押している鍵盤の音だけ)が下がらないようにすることで、音を消さずに広げることができます。
音楽記号・用語|ディミヌエンド
ディミヌエンドの意味は
『だんだん弱く』
ディミヌエンドは、「dim.」とか「dimin」と略して表記されます。
イタリア語が発祥のディミヌエンドですが、言葉のイメージをもっと詳しく伝えると、「減衰する」というような意味で使われます。
音楽に詳しくない方も、もう少しイメージがはっきりつくように、せっかくなので、音楽用語以外に、「dim」を使った表現をご紹介しようと思います。
dim alight 照明を暗くする
dim color くすんだ色
dim eyes 視力の衰えた目
dim recollection おぼろげな(かすかな)記憶
とかこんなイメージです!どうでしょうか?
音楽と表現は過ごし違いますが、イメージはつきやすいですよね!!
演奏の参考にはならないかもしれませんが、言葉の意味は分かりますよね!
ディミヌエンドとデクレシェンドとの違いは?
次に、ディミヌエンドを知ったところで、デクレシェンドとの違いを考えていきましょう!
意味を知った今、考えてみるとあまり意味が変わらないんじゃないかと思いませんか?
様々学んでみると、ほとんどの場合、同じ意味と捉えてよいとしている一方で、指揮者によっては同じとしていないこともあります…(´-ω-`)
今ひとつ表現イメージとしてはっきりしませんよね。
例えば以下のような意味合いで用いると少し違いがわかります。
クレッシェンド:『伸びや縮み』をあらわす。
ディミヌエンド:『膨張や縮小』をあらわす。
こう並べると、音楽に詳しい方でなくてもイメージの違いがはっきりとするのではないでしょうか?
強くや弱くという言葉で表現すると、同じ意味に感じますが、形として表現すると「伸び縮み」や「膨張縮小」と言われると、違いを感じますね!!
いつでもどこでも音楽記号のチェックがしたい!という方は、持ち歩きに便利なこちらの本をどうぞ♪
音楽記号・用語|トレモロ
トレモロの意味は
『隣り合わない二つの音、又は、同じ音を繰り返して演奏する技法』
『トレモロ』自体には、『震える』という意味がありますよ♪
また、似たような技法で、『トリル』があります( *´艸`)
トリルと言って、『ドレドレドレ・・・』、『レミレミレミ・・・』のように隣り合った音を繰り返す技法もあります。
トリルは、トレモロの一種にあたります。
適当に繰り返して弾けば良いというわけではなく、テンポ良く、速く繰り返して弾く必要がありますが、楽譜への書き方によっては、テンポはそれぞれ変わってきます。
「速く」弾くのはまだできるかもしれませんが、「テンポよく」という部分がすこし難しいかもしれませんね…(-_-;)
クラシック音楽を聴いたことのある方ならピンと来たのではないでしょうか?
あまりクラシック音楽を聴かない方も、クラシック音楽を聴いてみてトレモロが使われているところを探してみるのもいいかもしれませんよ?
トレモロやトリルは、不安など、感情といったものを表すときに用いる技法です!
音楽を表現豊かにするためには欠かせない技法ですね。
トレモロはギターやピアノでよく見る音楽記号?
●ギターでのトレモロ
ギターは、ピアノと違い、「ド~~~~~」のように、音を伸ばすことができません…
そのために、トレモロを用いることで、実際には音は伸びていませんが、音が伸びているかのように表現するのです!
ギターでのトレモロは主に三本の指を使います。
●ピアノでのトレモロ
ピアノでのトレモロは、二本の指を使い、交互に二つの音を繰り返します。ギターよりは難しくないかもしれませんね(^-^)
けれど、テンポを崩さずに弾き続けるには、たくさん練習しないといけませんね…
ピアノでのトレモロは、技法として用いられていますが、クラシックギターにはトレモロを使ったトレモロ奏法曲というものがあり、「アルハンブラの思い出」という曲が非常に有名です。
「モダンギターの父」と呼ばれるフランシスコ・タレガの代表作です。この曲の中でのトレモロは、アルハンブラ宮殿の噴水を表現しています。
トレモロならではの表現ですね!他にもどんなものがトレモロで表現できるのでしょうか?気になりますね!
トレモロ奏法曲は、曲を通してトレモロを用いながらメロディーを奏でるのでとても難しい演奏法のように思えます…
でも、もし弾けるようになったらとてもかっこいいですね!(*’▽’)
- ラリアーネ祭り
- アルハンブラの思い出
- 最後のトレモロ
- 森に夢見る
- 暁の鐘 等があげられます。
トレモロ奏法曲は、普通の曲と違って、独特の雰囲気、美しさがあるので、一度聞いてみてはいかがでしょうか?音楽に対する考え方がガラッと変わってくるかもしれませんよ?
トレモロの楽譜での表記は?
〈主な表記の方法〉
●音符の旗に二重、三重の斜線を引く。
●音符と音符との間に二重線を引く。
●例えば、16部音符「ドミドミ」の後、同じ小節内で、同じ16部音譜「ドミドミ」が連続するとき、二拍目からは二重スラッシュを入れて省略する。
特別難しいというわけではないので、コツをつかめたらだれにでも記譜できそうですね!
音楽記号・用語|ドルチェ(dolce)
ドルチェ(dolce)の意味は
『甘い、愛らしく、柔らかに』
ドルチェ(dolce)はイタリア語でも「甘い」「優しい」「やわらかい」という意味があります(^^♪
音楽用語でも同様の意味なんですね(●´ω`●)
人生を楽しむことがとても上手なイタリア人は、日常生活の中でドルチェという言葉をよく使っています☆
スイーツを意味するドルチェ
日本でも浸透しているドルチェの代表的なものはパンナコッタ、ティラミスが有名!♪
これらが広まっていくなかで「ドルチェ」という言葉も女性を中心に広まっていきました。
2005年にスイーツブームが始まり、今ではテレビや雑誌・コンビニなどでも目にするようになりましたね!
イタリアで甘い食べ物をドルチェと呼んでいます。だから、イタリアンのお店で料理の最後のデザートはドルチェと言われているんです!
音楽用語に使われるドルチェ
ドルチェ(dolce)という音楽記号はクラシック音楽のなかでよく使われます。
イタリアのピアニスト、マウリツィオ・ポリーニは、「ドルチェは食べ物のドルチェと同じ」という表現をしています♪
日本は「やさしく」「甘く」と表現されるけど、イタリアのドルチェで意味を考えると、恋愛感情があるような甘さ、とろけるような甘さで表現されます(^^)/
「甘く」「やさしく」という意味から弱く表現しなければ!と思ってしまいますが、ドルチェは控えめになりすぎず、甘いお菓子のように演奏表現もたっぷり甘く、濃厚に表現することなんですね( *´艸`)
「デザート」や「スイーツ」も指すの?
甘いお菓子のことをドルチェというのなら「デザート」や「スイーツ」もドルチェになるんじゃないの?って思いますよね!
でも実は「デザート」と「スイーツ」には違いがあるんです!!
デザートとは
食事の最後にだされる果物やお菓子のこと。
例えばプティングやケーキ、アイスクリームなどを指すのが一般的。 毎日の食事で不足していると考えられる栄養を補助するという意味もあり、特に満足感を求める食事では、甘いお菓子で食後の満足感を強めるために出されるんです。
コース料理などは最後に食べたものが印象に残りやすいですよね。なのでデザートよりも印象を残す料理を作る調理師は腕の立つ者だと言われるほど食後のデザートは大事なものなのですね!
スイーツとは
もともとイギリスでは子どもが食べるようなガムやアメなど駄菓子のことをスイーツと呼んでいました。
それが日本で、パティシエが作る洋菓子などを大人が食べるお菓子という意味で使用されたのがきっかけで、お菓子や甘い食べ物として食べられるものを駄菓子と区別をつけるために「スイーツ」と呼ぶようになったんです!
結果、食後に出てくる甘い物は「デザート」おやつとして食べられる甘いものが「スイーツ」ということ!日本でいう食後に出される「デザート」が「ドルチェ」に近い物なのですね!
音楽記号・用語|più(ピウ)
più(ピウ)の意味は
『より(もっと)~』
音楽用語の『più(ピウ)』ですが、”何かを比較する時に使う用語”なので、それだけで何かひとつの意味を表すものじゃありません(=゚ω゚)ノ
なので、音楽用語として楽譜などで見たことがある方も、『più mosso(ピウ モッソ)』とか、他の言葉と合わせて書かれていたはずです( *´艸`)
日本語にした時の、「AさんはBさんより背が高い」や「英語はフランス語より簡単だ」などの文の「より〜だ」の部分を『più(ピウ)』が表しているんですね。
この『più(ピウ)』は”優等比較”と言って、「よりプラス」の意味を表す言葉なんです。
これは語源を知ったら、納得してもらえると思うのですが、
più(ピウ)はラテン語のplus(プラス)「より多く・さらに」からきているんです!
だから『più+形容詞』という感じで、何かにプラスの意味を加える言葉なんですね♪
音楽用語のpiù(ピウ)!mossoやlento・fと組み合わせるの?
●それまでより速く
- più mosso (mosso:動きのある・速い)
- più allegro (allegro:軽快に・速く)
- più animato (animato:生き生きと速く)
- più tosto (tosto:すぐに)
●それまでより緩やかに
- più lento
●それまでより強く
- più forte
などがあります。
「少し」という意味の『poco(ポコ)』を足して、
poco più mosso:今までより少し速く などということもできます。
もう一度言いますが、più(ピウ)だけでは「より…何⁉︎」となってしまい、使えないので気をつけましょう(笑)
また、反対の言葉としてmeno(メノ)という音楽用語があります!
- それまでより遅く:meno mosso
- それまでより 弱く:meno forte
『meno+形容詞』でという感じで、何かにマイナスの意味を加える言葉とセットで使う音楽用語になります♪もちろん、『più(ピウ)』と同じく単体で使うことはできません(´×ω×`)
音楽記号・用語|ピチカート(pizzicato)
ピチカート(pizzicato)の意味は
『つまびきの』
つまびきのと聞いて想像できますか?
なかなか言葉だけでは、想像しにくいかと思います
いくつかの例をもとに、もっと詳しく説明しちゃいますね(^v^)
とても大事な言葉なので是非覚えましょう!!
ピチカートはバレエやバイオリンで使う音楽記号?
ピチカート(pizzicato)は音楽用法で、バイオリンなどの弦楽器の楽譜によく使われています。
なぜでしょうか?
指で弦を弾く姿見たことありませんか?つまり、指でつまびくのです♪
ピチカート(pizzicato)は弦楽器の演奏の楽譜にはかかせない基本の奏法になります(^^)
記号では『pizz』と略されることが多いです。
また、『ピチカート(pizzicato)』と一緒に必ず覚えて欲しい音楽用語があります!
それはarco(アルコ)です(●´ω`●)
arco(アルコ)とは?
arco(アルコ)の意味は
『弓の演奏に戻す』
arco(アルコ)が出てこないと、ずっと弦を指で弾いて演奏しなければなりません。
さすがにピチカート(pizzicato)のまま続ける演奏はありませんからね(笑)
バレエでも使われる!
他にもバレエでピチカート(pizzicato)は使われます。
「ライモンダ」という作品は知っていますか?
ローザンヌ国際バレエコンクールで優勝された菅井円加さんが踊られ、さらに有名になりました
ライモンダは5つのバリエーション(変化)があります
その1つ目に出てくるのがピチカート(pizzicato)なのです
主人公のライモンダが登場するシーンを通称:ピチカート(pizzicato)と呼んでいるんです!!
ここでのピチカート(pizzicato)の意味は、弦楽器の奏法と同じなのですが、表現法方としては活発に踊ることをイメージされています
ピチカート(pizzicato)はもともと弦楽器の奏法なのに、バレエでも表現方法として取り入れられているなんて面白いですよね(^^)
次は、更なるピチカート(pizzicato)を知ってもらうために、弦楽器の奏法の上級テクニックを知ってみましょう!!
ピチカート(pizzicato)の上級テクニックとは?
ピチカート(pizzicato)の中でも特殊な奏法があります
高度なテクニックもあるので、なかなか使うこともないかと思いますが、上を目指したいという方は是非覚えて練習してみてください!!
- 左手のピチカート(pizzicato)
通常は弓を持っている右手の指で弦を弾くが、イタリアのヴァイオリニストバガニーニは、左手で弦を弾き、右手は弓で演奏する二刀流を編み出す。
音楽記号はpizzだが、音符の上に+がつく。 - バルトーク・ピチカート(pizzicato)
指板に弦を垂直に引っ張り、指板にバチンとぶつける奏法。
音楽記号はpizzだが、音符の上に○にlがついたマークがつく。
まれにbartok pizzと書かれているときもある。 - 開放弦のピチカート(pizzicato)
左手で弦をおさえたまま、右手で弦を弾く奏法。
通常のピチカート(pizzicato)より音を持続させる効果をもつ。
いかがですか?いろんな奏法がありますよね(*^_^*)
音楽記号・用語|フィーネ(fine)
フィーネ(fine)の意味は
『楽曲の終止を表す用語』で『五線譜法の終始記号』
終了する小節の右下に記譜されており、「fine」があるところでその曲の演奏が終わりになります。
フィーネはD.C(ダ・カーポ)やD.S(ダル・セーニョ)などの反復記号と組み合わせて用いられます。
D.CやD.Sで曲の始めや途中に戻って演奏したあと、fneの記号が表記されているところで演奏を終わります。ただし「フェルマータ」がついている場合は省略されることもあります。
当たり前ですが…D.C、D.S、fineなどの記号が記譜されていない場合は普通に楽譜の最後の小節,複重線のところで演奏を終わります。
フィーネ(fine)はドイツ語・イタリア語どっち?
フィーネ(fine)はイタリア語で「終わり」を表す言葉です。英語で言うと「end」ですね。
フィーネと組み合わせて用いられるD.C(ダ・カーポ)やD.S(ダル・セーニョ)も共にイタリア語です。
- D.C(ダ・カーポ)
曲の始めに戻る - D.S(ダル・セーニョ)
曲の途中に記譜されている記号のところまで戻る
イタリア映画のラストにも「fine」と出てきますね。日本映画でいうところの「終」や「完」でしょうか(* ̄∇ ̄*)
フェルマータとどう違うの?
フィーネはフェルマータという記号がついている場合、省略されることもあります。ではフェルマータとどう違うのでしょうか?
そもそも『フェルマータ(fermata)』とは英語の「stop」に相当する名詞です。
イタリアではバス停の標識には『Fermata』の表示があります。
古い時代の楽譜でその終始線の上下などに現在のフェルマータの基となったデザインのマークが配されており、そこで音楽の終わりを意味しました。
フェルマータを楽曲の終わりの意味で使うようになったのは 「古典派音楽」以降のことで古典派音楽よりも古い時代の楽譜においては意味が大きく異なるため、 注意が必要です。
●古典派音楽
18世紀後半から19世紀初頭にかけての西洋音楽の様式。 この時代の代表的な作曲家はモーツァルト、ベートーヴェン、ハイドンなど。 交響曲・ピアノソナタ・ソナタ形式などが完成された時代。
フェルマータが終わりを意味するのは複重線の上に記譜されている場合です。
音符の上についている場合は音符や休符の記譜上の定量時間が延長されることを言います。
つまり、復重線の上に記譜されている場合のみ「stop」の意味になるということですね。
もっと詳しく音楽用語について知りたい!という方は、こちらの本を参考にしてみてください♪
音楽記号・用語|フェルマータ
フェルマータの意味は
『程よく伸ばす』
学校の音楽の授業でも一度くらいは耳にしたことがあるかもしれないフェルマータ!
フェルマータという言葉はイタリア語のフェルマーレ「止まる」という動詞が元になって「停止」「止まること」という意味を持つ名詞です。
その言葉の意味から、イタリアではバス停に「FERMATA」という標識があるんです!
英語で示すと「STOP」とほぼ同じような意味に捉えられるそうです(=゚ω゚)ノ
フェルマータのマークは半円などのような形の中に黒い点を配することで「日没」や「一日の終わり」を表現しているとも言われています♪
時間の流れを止めることはできませんが、演奏している音楽を「一旦停止」する事で、
音によって作られた時空のようなものを「止める」という概念から発生していると考えられています。
間違いやすいフェルマータの本当の意味って?
言葉の意味を紐といていて「あれ?」と思った方も多いかもしれません。
フェルマータの意味は「停止」や「止まること」なのに「程よく伸ばす」っておかしくないですか?
- フェルマータという音楽記号は、古典音楽やバロック音楽の時代で使われ方に違いがあったと言われています。
- 実際に楽譜を見ると、時代によってはフェルマータが多用されている部分があったりして、程よく伸ばしていると音楽自体が成り立たない事が予想されるからなんです。
- 音が結果的に多少「伸びて」しまう事があっても、「伸ばす」ことを指示している記号ではないんですね(*’ω’*)
- イタリア語でバス停を表す言葉が”フェルマータ”であるように、そこで終了してしまう「止まる」ではなく、続いている中の「一旦停止」という意味の解釈になると言われています。
フェルマータの意味は時代と共に変化してきたのかもしれませんね♪ですからフェルマータの本当の意味は「(続いている中の)停止」という意味になります(●´ω`●)
なんとも不思議な解釈で、素敵な意味ですよね( *´艸`)
ちなみにフェルマータは、イタリア語なのにイタリアではこの音楽記号を「フェルマータ」とは呼ばずに「コロナ」corona(円冠の意)と呼びます。
フェルマータの本当の長さはどのくらい?
では、「続いている中の停止」って時間にするとどのくらいなのでしょうか?
習い事などで楽器や歌を習った事がある人なら、この記号が先生によってそれぞれ違いがあることに戸惑ってきたかもしれません。
「決まりがないのだから思う存分伸ばしていい」という先生や、「停止すること」という先生、この記号の表現は少し曖昧です。
皆さんがよく知る曲を例にすると、ベートーベンの「運命」という曲がありますよね?
冒頭に早速フェルマータが出てくるのですが、これは伸ばし過ぎても止めてしまっても曲に違和感を覚えてしまいます(´-ω-`)
はっきりと数値で表すと楽器なら「記号の付いている音符を2~4倍伸ばす」というところのようです(*´ω`)
歌なら「一呼吸もしくはブレスを取る時間」という風に言われていますよ♬
楽曲自体の全体のテンポにも関係してくるので、解釈がまちまち事にも頷けますよね( *´艸`)
音楽記号・用語|プレスト(presto)
プレスト(presto)の意味は
『急速に、きわめて速く』
プレスト(presto)は、速度標語の一種で、速度標語の中でも、最も速いテンポを表しているものの一つです( *´艸`)
メトロノームの表記でいうと、♪=184前後です。
実際にそのリズムを聞いてみましょう!
かなり速いですよね!(=゚ω゚)ノ
普段がマイペースな私からすると、演奏するにはなかなかの強敵になりそうな記号です!笑
プレスト(presto)の語源は?
楽譜を見ると、プレスト(presto)以外にもいくつかアルファベットで書かれているものを目にします。
ついつい、それらが”英語だと思い込んでしまいますが、それは間違い”です。
プレストだけでなく、演奏記号というのは基本的にはイタリア語で書かれているんです。
もちろん、ドイツ語やフランス語でも書かれていることもありますが、全体としてみるとイタリア語が圧倒的に多いです。
プレスト(presto)の意味とは?
語源がイタリア語ということが分かりましたが、他にも意味があるのかなぁと気になるところですよね!(*‘ω‘ *)
辞書を引いてみると・・・
●プレスト(presto)の意味
- 直ちに
- 早速
- 急速な
以上が意味として挙げられていました!(‘ω’)ノ
ちなみに、prestoを使った言い回しで私が面白いなと感じたものがあるので、紹介します!
それは・・・『Hey presto!』です。
一体どういうことを言っているのか、わかりますか?
実は、これ、マジシャンが使う表現なんです。
「はいっ!」とか、「あーら不思議!」って具合です。
掛け声に用いて言うんですね。
みなさんも、マジックを披露する際の小ネタになるかも?( *´艸`)
音楽記号のプレスト(presto)が使われ始めたのはいつ頃?
プレストがいつから使われるようになったのかを知る前に、驚く事実があります。
それは、”今では演奏をしていると当たり前のように感じられる速度記号ですが、16世紀までは必要すらなかった”のです。
なぜなら、楽曲のテンポは楽譜の音符にそのまま表現されているからです。
作曲に近代的な速度記号を歴史上はじめて用いたのは、アンドリアーノ・バンキエリだと言われています。彼は、イタリアの作曲家であり、音楽理論家、オルガン奏者、詩人でもありました。『オルガノ・スオナリーノ』の中で、『プレスト』や『アダージョ』などの速度記号を使ってます。けれども、17~18世紀の「プレスト」には現在の急速にという意味は無く、単に速くというだけでした。現在のような意味で使われ始めたのは、モーツアルトの時代以降と言われています。
主に使われる速度記号の種類は何があるの?
速度記号には、プレストのように速く表すものもあれば、反対に遅く指示するものもあります。
簡単に順番に並べると、以下のようになります(=゚ω゚)ノ
- Grave(グラーベ)
- Largo(ラルゴ)
- Adagio(アダージョ)
- Lent(レント)
- Andante(アンダンテ)
- Moderato(モデラート)
- Allegretto(アレグレット)
- Allegro(アレグロ)
- Vivace(ビバーチェ)
- Presto(プレスト)
『下』に行くほど速くなりますよ♬(*´▽`*)
音楽記号・用語|poco a poco(ポーコアポーコ)
poco a poco(ポーコアポーコ)の意味は
『ちょっとずつ、徐々に』
お店などでも使われている『poco a poco(ポーコアポーコ)』という言葉は、実は音楽用語で主に使われている言葉なんですね♪
poco a poco(ポーコアポーコ)という音楽用語は、単独で使うよりかは、「poco a poco cresc:徐々に強く」のように、他の音楽用語とセットで使われることが多いです!※cresc=crescendo
会話文では、poco(ポーコ)やun poco(ウンポーコ)として使われていることが多く、「poco presto:ちょっと早く」や、映画リメンバーミーで歌われていた「Un poco Loco:狂ってしまうくらい夢中」のように使われています( *´艸`)
ちなみに、Un poco Locoは直訳すると「ちょっと狂っている」になり、un poco:ちょっとという意味に変わります!
poco a poco(ポーコアポーコ)は、響きが可愛いということで、いろんな場所で使われています。
飲食店・美容室・楽器店など、さまざまなお店が店の名前として使っていますし、お店以外にも、曲の題名としても使われていたり、ブラスバンドのチーム名などにも使われています。
確かに可愛いですよね(^v^)
では、poco a poco(ポーコアポーコ)とはどこの言葉なのでしょうか?発祥・語源を含めて勉強しちゃいましょう!
poco a poco(ポーコアポーコ)の発祥はスペイン語?
poco a poco(ポーコアポーコ)はスペイン語やイタリア語として使われています。
発祥はスペイン語、音楽用語の語源はイタリア語だから
なのでスペインでもイタリアでも使われているんです!
意味でも少し取り上げましたが、実際に使えそうな会話文をもう少し掘り下げてみます!
●Puedo hablar un poco.
(プエド アブラール ウンポーコ) |
ちょっと話せます |
●Por favor espera un poco.
(ポル ファボール エスペラ ウンポーコ) |
ちょっと待ってください |
●Por favor cuentanos un poco.
(ポル ファボール クエンタノス ウンポーコ) |
ちょっと教えてください |
poco(ポーコ)を覚えているだけで、会話の幅が広がりそうですよね!
本場の方々が使っているところなんか想像すると、すごく可愛いなぁって思っちゃいます(*^_^*)
poco a poco(ポーコアポーコ)の反対語(対義語)は?
poco(ポーコ)の反対語(対義語)は、『mucho(ムーチョ)』です!
※mucho:スペイン語
mucho(ムーチョ)の意味は
『いっぱい、すごく』
mucho(ムーチョ)は日本でお馴染みのお菓子に使われていますよね!
それはカラムーチョです。直訳で『すごく辛い』となります!
音楽記号・用語|マエストーソ(maestoso)
マエストーソ(maestoso)の意味は
『荘厳に』又は『堂々として』
この『マエストーソ(maestoso)』と書かれている曲で有名なものとしては、「ショパンの英雄ポロネーズop.53」などがあります。
タイトルだけではちょっとわからないという方もいると思いますが、きっと一度は耳にしたことのある曲だと思います!(*‘ω‘ *)
これはショパンが祖国ポーランドを離れたのち、革命が起きたり他国に侵略されたりと、苦しい思いをする中で、祖国を想って書いた曲なのですが、
聞いていただけるとわかるように、まさに堂々としていて、壮麗という言葉がしっくりきます!
実はマエストーソは発想記号と呼ばれるものの一つなんです。
ここで、発想記号について少しご説明しますね!
発想記号って?
速度記号や強弱記号は、もう名前を見ておわかりの通り、曲のテンポや音の強さの指示を出す記号です。
発想記号はこの2つのように、具体的にこうやって演奏してください!という方法を示す記号じゃないんです。
もっと抽象的に、こういう雰囲気で演奏してね!とかこの曲を作った人はこういうイメージで作ったんだよ!というのを教えてくれているんです(*^-^*)
例えばテンポが速めで、音の強弱も結構つけるような曲があったとしますよね。
何も表記がなければ、それは激しく切り詰めたような演奏をするべきなのか…、はたまた楽しそうに軽やかに演奏するべきなのか…ちょっと迷ってしまいますが、この発想記号があると曲の雰囲気がわかります!
もちろん曲全体だけじゃなく、曲の途中にも入ってきます。
みなさんご存知のあの有名な漫画「のだめカンタービレ」の”カンタービレ”も発想記号のひとつなんですよ!
少しだけ例をあげてみますね!
- カンタービレ(cantabile):歌うように
- エネルジコ(energico):力強く
- カプリチョーソ(capriccioso):気まぐれに
という感じで、実はもっともっと数え切れないぐらいたくさんあるんです。
ただ、これは全部覚える必要もなく(というか覚えきれません!)、知らないものが出てくるたびに知っていくのも楽しいと思います!
マエストーソ(maestoso)は速度記号としても使われる?
マエストーソは速度記号としても使われます!
ただ、どれくらいのテンポが要求されるのかというと、はっきり言うことは難しいんです(´×ω×`)
アダージョ~アンダンテという時もあれば、アレグロぐらい速くということもあります。
えっ、それってかなりの差があるんじゃない⁈と思いますよね。
わかりやすく数字で見てみましょう。
- アダージョ:緩やかに(♪=56~63)
- アンダンテ:歩くような速さ(♪=63~76)
- アレグロ:快速に(♪=120~152)
こんなにも幅が広いんです。びっくりですよね。
なぜかというと、音楽も感性や感覚が大切な芸術ですので、マエストーソ=このテンポで!ときっちり決めることはできないんですね。
言葉自体に「荘厳に」という意味があり、それが曲によってややゆっくり厳かに表現されることもあれば、少しテンポを上げて力強く壮大に表現されることもあるでしょう。
大事なのはその音楽を、その作曲家の想いをどう解釈して表現するかなんですね!
奥が深い…(≧ω≦)
ちなみにこのマエストーソですが、上記の速度記号と一緒に表記されることが多いです。アンダンテ マエストーソのように書かれていれば「ややゆっくりと荘重に」となります。
マエストーソ(maestoso)の語源は?
このマエストーソ(maestoso)という言葉自体はイタリア語なんです。
先ほど紹介したカンタービレなどの発想記号もどれもイタリア語の形容詞がそのまま使われているんです!
なるほど覚えきれないわけですね!(笑)
では、マエストーソ(maestoso)の語源を見てみましょう!
マエストーソ(maestoso)の語源は、ラテン語の”マイオール(maior)”という言葉で、意味は「より大きい」です。
(このmaiorは「magnus:偉大な」という言葉の比較級です。)
ラテン語のマイオール(maior)から、マイエスタス(maiestas)「尊厳」という言葉が生まれ、それがイタリア語のマエスタ(maesta)「尊厳・威厳」になりました。
そこから派生してできたのがマエストーソ(maestoso)です!
音楽記号・用語|モデラート(Moderato)
モデラート(Moderato)の意味は
『中くらいの速さで』
音楽記号「モデラート(Moderato)」、「アレグロ(Allegro)」は楽曲の演奏速度(テンポ)を示すための速度標語であり、速度標語の基本となります(●´ω`●)
音楽記号である『モデラート(Moderato)』の発祥は、イタリア語の「節制のある、適度の、中庸な」という意味の単語「Moderato」です。
『アレグロ・モデラート(Allegro Moderato)』という速度標語もあります。
「程よく快速に」という意味で「モデラート」と「アレグロ」の中間くらいの速さを指します。
※『アレグロ(Allegro)』も速度標語で、「速く、快速に」という意味です♪
こちらも「陽気な、快活な」という意味のイタリア語「Allegro」が発祥です!
「モデラート」「アレグロ」などの速度標語ですが、「中くらいの速さで」「速く、快速に」といった表現は作曲者の感覚的なものです。
楽譜を見て演奏する第三者にとっては「中くらいの速さで」「速く、快速に」と言われても、人によって速さの解釈が変わってしまいますよね(‘ω’)ノ
そこで「モデラート」「アレグロ」といった言葉で演奏速度を表現する速度標語の他に、いつ誰が見てもわかるように、メトロノームという機械を使い演奏速度を数値で表したメトロノーム記号という速度記号があります。
メトロノーム記号は、単位となる2分音符、4分音符、8分音符などの基本の音符を1分間にいくつ鳴らすかという数字によって演奏速度を示します。
メトロノーム記号は演奏速度を「絶対的な数値」で示すため、正確な演奏速度を表わすことができるんです♬
しかしながら、クラシック音楽の作曲家たちの中には、感覚的な表現を重んじ、このような「絶対的な数値」に抵抗をもつ人も多く、絶対にメトロノーム記号を使わない作曲家もいたようです。
楽譜上での速度記号の表記方法について
「モデラート(Moderato)」や「アレグロ(Allegro)」などの言葉による速度標語は譜面の最初に上のように表記されます。
メトロノーム記号は譜面の最初に上のように表記されます。
メトロノーム記号「♩=120」は「1分間に4分音符を120回打つ速さで」ということを表わしています。
ちなみに、「モデラート(Moderato)」や「アレグロ(Allegro)」をメトロノーム記号で表した場合はこのようになりますよ♬
モデラート(Moderato) | メトロノーム記号「♩=76~96」程 |
アレグロ(Allegro) | メトロノーム記号「♩=120~152」程 |
また、言葉による速度標語とメトロノーム記号を併記する場合もあるので注意です!
併記するときには、通常、「Moderato ♩=90」のようにメトロノーム記号をあとに書きますよ(*´ω`)
音楽記号・用語|ラルゴ(largo)
ラルゴ(largo)の意味は
『ゆるやかに』
ラルゴ(largo)は速度記号の一つで、とても緩やかなテンポで楽器を奏でることを指示する時に用いられることが一般的ですが、それと同じく幅広い表情と持続感を意味する言葉でもあります(*’ω’*)
その他にも、ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデルというドイツ出身でイギリス育ちの作曲家の作品の一つにアリア「オンブラ・マイ・フ」という曲があります。
それを通称ラルゴということもあるそうです。その理由は至極単純で、その曲の出だしから終わりまでの速度が極めてゆったりとしたテンポだったことに因み、ラルゴと称されるようになったそうです。
こうして改めて聴いてみると、ラルゴという言葉の意味をもっと理解することができますね。用語の通りゆったり始まりゆったり終わる。何とも癒される曲調がとても特徴的です。
結局ラルゴってどこの国からきた言葉なの??
ラルゴ(largo)という言葉は一つの国から生まれた言葉ではなく、似たような言葉が世界にはあります。
ただ、基本的に音楽用語で使われているラルゴ(largo)はイタリアが発祥だそうです。
もちろん、意味は先ほど説明した通り『極めて緩やかに』又は、『それに当てはまる速度の曲』ということです♪
では、ほかの国で使われているラルゴとは一体どういう意味なのか、という疑問が残ると思います。
全世界共通で通じる、というわけではありません。だって考えてみてください!日本語にはその様な言葉はないですし、意味を理解できる人なんて数少ないでしょう…しかし、実際にラルゴという言葉が通じる国は数か国あるんですよ!!
ここからは音楽用語についての説明というよりも、どんな国がどのような意味でこのラルゴという言葉を使っているのかという説明になってしまいますが、冒頭でも述べた通り、一雑学として説明させていただくだけなのでお付き合いいただければ幸いです♪
イタリア語
形容詞:幅が広いこと、広くて緩いこと、開音、若しくは開口音*1のこと
名詞:長さ、丈
ポルトガル語
形容詞:幅が広いこと、寛大なこと、広大なこと
スペイン語
形容詞:長いこと、背が高いこと、長音*2
名詞:丈、長さ
*1:室町時代に使われていた日本語。主にアウ、カウ、サウ、若しくはキャウ、シャウ、チャウ、と言った最後がうで終わる母音のことを言います。
*2:日本語でいう母音を普通よりも伸ばしたことを言います。
音楽記号・用語|リタルダンド(ritardando)
リタルダンド(ritardando)の意味は
『徐々に曲のテンポを落としていく』
『リタルダンド(ritardando)』は音楽の速度標語の一つで、徐々に曲のテンポを落としてゆく表現法になります。
『リタルダンド(ritardando)』の指示が出てくるのはたいていの場合、メインフレーズの終わりで曲想の傾向が変わることを示唆していることが多いです。
先ほどまではダイナミックな雰囲気の曲だったはずなのに、このリタルダンドの表記が出てきたら一転し、緩やかで幻想的な雰囲気にゆっくりと変わっていく、といった感じでしょうか。
前のフレーズの終わりまではゆっくり演奏し、何の指示なくてもリタルダンドの後は元のテンポに戻していくことが一般的とされています。
しかしそれはすべて演奏者の解釈による部分が多大にあるため、絶対にこうしなければいけないという明確なルールがあるわけではないので、弾き手によっては違う曲を聴いているかのような気分になることもあるかもしれませんね。
譜面上でのリタルダンドは略称で、「rit.」もしくは「ritard.」と表記されています。しかしほとんどの場合が前者の「rit.」が使われているみたいです(*’ω’*)
リタルダンドとラレンタンドの違いとは?
「リタルダンド」とは別に「ラレンタンド」というまた違った音楽表記があるって知っていますか?
ラレンタンド(rallentando)の意味は
『だんだん遅くしていく』
正しい表記は「rallentando」でこれもまたイタリア語が元となっています!
厄介なことにこの二つ、名前だけではなく意味までもがとても似通っているのです。。。
なので『ラレンタンド(rallentando)』もだんだん遅くしていくという速度標語の一つということになります。
この二つの言葉、実は微妙な意味の違いがあるらしく、イタリアで生活をしている人ならば感覚的にその違いを判断することができるそうです。
しかし、イタリアとは無縁な人にとっては何がどう違うかなんて分かるはずもありません。そこで二つの言葉の意味の違いを考えていきましょう。
- リタルダンド (ritardando)
電車が遅延したせいで時間に間に合わなかった、という状況の時に使われます。それを音楽的に解釈すると、自分は遅くしたくないけれど遅くしなきゃいけない、そんな感じだと思ってください。 - ラレタンド (rallentando)
車の運転中、カーブの手前に見えた標識にブレーキを踏んで速度を落とせと書かれていたので交通ルールに則りブレーキを踏んだ。つまり、自分の意志で速度を落としたということです。そこから考えると、ラレンタンドは自分の意志や目的のために遅く弾く、といった感じでしょう。
もう少し簡単に言ってしまえば、強制的にテンポを落とすのか自主的に落とすかの違いだと思っていただいて大丈夫だと思います(‘◇’)ゞ
音楽記号・用語|レガート(legato)
レガート(legato)の意味は
『なめらかに演奏する(音を途切れさせない)』
語源は『結ぶ』を意味するイタリア語『legare(レガーレ)』からきています。
音と音を結んでなめらかに演奏するということなんですね(*’ω’*)
レガートとスラーの違いって?
ピアノなどを習った経験のある方なら『スラー』という言葉や記号をご存じなのではないでしょうか?
そう、レガートとスラーはどちらもなめらかに演奏することを意味します。
『レガート』と『スラー』の使い分けとしては、
- レガート(legato)
主にスペイン語・イタリア語・フランス語・ポルトガル語などのロマンス語を語源とする地域で使われる音楽用語 - スラー
主に英語・ドイツ語圏で使われる音楽用語
レガート(legato)の演奏は難しい?
音と音とを切れ目を感じさせないように滑らかに演奏するレガート。
ピアノで演奏するのは難しいのでしょうか?
でも、美しいピアノ演奏のためにはマスターしておきたいですよね!
まず気を付けたいのは『音と音との切れ目を感じさせないように』弾くことですが、ただ単に切れ目のないように弾くだけではレガートには聞こえません。
レガートに聞こえるようにするには『前の音と次の音の響きが重なっている』ことが重要な
のです。
次の音の鍵盤を押さえる前や押さえると同時に前の音の指が浮き上がってきてしまうとレガートには聞こえません。
次の音が鳴るまで前の音の指を鍵盤から浮かせずにしっかりと押さえておくよう意識するときれいなレガートに聞こえるようになります。
かといって音を重ねようとして鍵盤を押さえすぎてもおとが濁ってしまいます。
手を鍵盤から離さないように鍵盤から鍵盤へ腕の体重移動をするイメージで弾いてみましょう。
ゆっくりしたテンポで目や耳で確認して意識しながら練習すれば自然ときれいなレガート奏法ができるようになりますよ!
レガートってピアノ以外では使わないの?
ピアノ以外の楽器でももちろんレガート奏法は存在します。
ではピアノ以外ではどんな風に演奏すればいいのでしょうか?
弦楽器 | バイオリンなどの弦楽器では通常は弓を返さずにひと弓で演奏します。
ひと弓で演奏できない長さの場合は途中で弓を返しますが、その場合にもなるべくf音が途切れないように演奏します。 |
管楽器 | トランペットなどの管楽器では通常タンギングを行わずに演奏します。ただし、トロンボーンでは柔らかいタンギングを行いながら演奏します。
長さによっては一息で演奏するのは息が続かず、もちろん息継ぎを行いますが一息で演奏しているように音だけが変わっていくように聞こえることが大切です。 |
ちなみに…ノンレガート【non regato】は音と音との間に若干の切れ目を持たせる奏法です。楽譜をしっかり見て間違えないようにしましょう( *´艸`)
音楽記号・用語|レジェロ(leggero)
レジェロ(leggero)の意味は
『軽快に、軽く優美に』
もともとは、「軽い」「爽快な」という意味のイタリア語です。
それが各国へと広がったので、発祥地であるイタリア語が標準となったのです。
ところで、楽譜を見てみると沢山の用語が書かれていますよね。強弱を示す用語、速度の変化を示す用語などなど・・・。
レジェロはそれらの中でも演奏者に曲のイメージを伝える「発想用語」の一つです。
ピアノだけでなく他の楽器の楽譜にも登場し、軽やかに演奏してね、と演奏者に伝えているんです。
レジェロと書かれていたら、軽やかに、優美な音を奏でましょう(*^-^*)
レジェロを含めほとんどの音楽用語はイタリア語で、中世時代、イタリアは音楽の中心地でした。楽譜を書くという方法を始めたのもイタリアなんですよ(*’ω’*)
レジェロ(leggero)だけじゃない!沢山の発想用語!
発想用語は、レジェロ以外にも沢山あります!
ほんの一部ですが、発想用語をご紹介します♪
アマービレ | amabile 愛らしく |
---|---|
カンタービレ | cantabile 歌うように |
コモド | comodo 気楽に |
コン・モート | con moto 動きをつけて |
ジョコーソ | jiocoso 陽気に |
グランディオーソ | grandioso 堂々と |
レガート | legato 滑らかに |
マルカート | marcato 音をはっきりと |
パストーソ | pastoso 柔らかく |
ペザンテ | pesante 重々しく |
スピリトーソ | spiritoso 生き生きと、精神を込めて |
ヴィヴァーチェ | vivace 機敏に |
聞いたことがある言葉もあるのではないでしょうか?
某ドラマのタイトルに使われた用語もありますね(^^♪
表に載っているもの以外にも、発想用語だけで数十種類。
強弱や速度を示す用語と合わせると、ものすごい量の音楽用語が楽譜に書かれているんです(●´ω`●)
作曲者の思いを知ることができる発想用語
発想用語の意味を知ると、作曲者の曲への思いを知ることができます。
”生き生きとした表現で弾いてね”
”ここは滑らかに弾いてね”
など、演奏する側が作曲者の思いを知ることができる大切な表記なので、理解し・意識して弾けるようになれば演奏の幅が広がりますね♪
音楽記号・用語|レント(lento)
レント(lento)の意味は
『遅く、ゆるやかに』
そもそも音楽用語には以下の種類があります!
- 音の強さを指示するもの
フォルテ(f:強く)、ピアノ(p:弱く)など - 速度を指示するもの
アレグロ(allegro:速く)、レント(lento:遅く)など - 曲想(表現方法)を指示するもの
カンタービレ(cantabile:歌うように)やアパッショナート(appassionato:熱情的に)など - 奏法を指示するもの
ピチカート(pizzicato:(バイオリン等を指で弦を弾く)やビブラート(vibrato:音の高さを揺らす)など
速度を表す音楽用語には大きく2種類あり、『レント(lento)』のように、『速度を指定する用語』と、曲の途中での『速度変化を指定する用語』があります。
▼速度を指定する用語例(遅い順)
ラルゴ(largo) | 最も遅く |
ラルゲット(larghetto) | ラルゴよりやや速く |
アダージョ(adagio) | ゆるやかに |
グラーベ(grave) | 荘重に、重々しく |
レント(lento) | 遅く、ゆるやかに |
アンダンテ(andante) | 歩くような速さで |
モデラート(moderato) | 中くらいの速さで |
アレグレット(allegretto) | やや快速に |
アレグロ(allegro) | 快速に |
ビバーチェ(vivace) | 活発に |
▼曲の途中の速度変化を表す用語例
リタルダンド(ritardando/rit.) | だんだん遅く |
アラルガンド(allargando) | 強くしながらだんだん遅く |
リテヌート(ritenuto/riten) | すぐに遅く |
アッチェランド(accelerando/accel) | だんだん速く |
ア・テンポ(a tempo) | 元の速さで |
テンポプリモ(tempo I/tempo primo) | 元の速さで |
テンポルバート(tempo rubato) | テンポをゆらして |
メノ・モッソ(piu mosso) | もっと速く |
ピウ・モッソ(meno mosso) | もっと遅く |
レントはスペイン語・英語・イタリア語どれが発祥の音楽用語?
レント(lento)を各言語の辞書で調べてみるとこのような訳がでてきました!
- スペイン語の訳
『遅い、ゆったりした、ゆっくり、鈍足』など - イタリア語の訳
『遅い、ゆったりした、ゆっくりの、時間がかかる』
※スペイン語とほぼ同じ意味! - 英語の訳
音楽用語の『lento』のみで、語源:イタリアとありました!
スペイン語にも同じ単語があったのは、スペイン語とイタリア語は元々ラテン語を祖語とする姉妹語である為、同じ、または発音やスペル、意味合いが似通った単語が多いためです(●´ω`●)
イタリア語、スペイン語が属する「ロマンス語派」には他にフランス語、ポルトガル語、ルーマニア語等があります。英語はロマンス語ではなく、「ゲルマン語派」に属する言語であり、他にドイツ語、オランダ語等が姉妹語になります。
ヨーロッパの言語にはこのような姉妹語が多数存在するため、ヨーロッパには母国語以外のたくさんの言葉を話せる人が多くいます。同じ祖語を持つ言葉同士は似ているため、学びやすいのです。
以上、音楽記号・用語について解説させていただきました♪
今後は、以下に音楽記号・用語の個別リンクを貼っていく予定です( *´艸`)
●音楽記号
音楽記号
音楽記号 意味
音楽記号 v
音楽記号 アクセント
音楽記号 繰り返し
音楽記号 rit
音楽記号 一覧
音楽記号 div
音楽記号 コーダ
音楽記号 ナチュラル
音楽記号 アクセント
音楽記号 andante
音楽記号 allegro
音楽記号 accel
音楽記号 allarg
音楽記号 a tempo
音楽記号 animato
音楽記号 アレグロ
音楽記号 a2
音楽記号 adagio
音楽記号 意味
音楽記号 一覧
音楽記号 イラスト
音楽記号 イタリア語
音楽記号 in tempo
音楽記号 一覧 合唱
音楽記号 息継ぎ
音楽記号 イラスト フリー
音楽記号 iphone
音楽記号 一覧 アクセント
音楽記号 unis
音楽記号 un poco
音楽記号 u
音楽記号 un poco piu mosso
音楽記号 うねうね
音楽記号 with energy
音楽記号 wiki
音楽記号 un
音楽記号 unicode
音楽記号 with motion
音楽記号 espr
音楽記号 英語
音楽記号 espress
音楽記号 even
音楽記号 e
音楽記号 echo
音楽記号 espressivo
音楽記号 en dehors
音楽記号 ed
音楽記号 etc
音楽記号 終わり
音楽記号 音符
音楽記号 オクターブ
音楽記号 同じ
音楽記号 opt
音楽記号 ord
音楽記号 覚え方
音楽記号 ossia
音楽記号 面白い
音楽記号 大きさ
音楽記号 かっこいい
音楽記号 ca
音楽記号 cantabile
音楽記号 かわいい
音楽記号 カンマ
音楽記号 ×
音楽記号 かっこ
音楽記号 cadenza
音楽記号 calando
音楽記号 cantando
音楽記号 休符
音楽記号 強弱
音楽記号 キーボード
音楽記号 基本
音楽記号 消えるように
音楽記号 強調して
音楽記号 強調
音楽記号 休符 意味
音楽記号 休符 一覧
音楽記号 繰り返し
音楽記号 クイズ
音楽記号 quasi
音楽記号 cue
音楽記号 quickly
音楽記号 cut out
音楽記号 く
音楽記号 クレッシェンド
音楽記号 繰り返し 名前
音楽記号 繰り返し 小節
音楽記号 検索
音楽記号 計算
音楽記号 軽快に
音楽記号 携帯
決意 音楽記号
鍵盤 音楽記号
鍵盤楽器 音楽記号
音楽記号 コーダ
音楽記号 con moto
音楽記号 con
音楽記号 コンマ
音楽記号 con brio
音楽記号 con fuoco
音楽記号 コーダとは
音楽記号 con ped
音楽記号 con センチ
音楽記号 con anima
音楽記号 三角
音楽記号 最初に戻る
音楽記号 三連符
音楽記号 サウザンド
音楽記号 最後
音楽記号 same tempo
音楽記号 samba feeling
音楽記号 三本線
音楽記号 三連符 意味
音楽記号 三角フェルマータ
音楽記号 シャープ
音楽記号 sim
音楽記号 simile
音楽記号 種類
音楽記号 シャープ 意味
音楽記号 小学生
音楽記号 シール
音楽記号 小節
音楽記号 終止符
音楽記号 shuffle
音楽記号 sub
音楽記号 スラー
音楽記号 スタッカート
音楽記号 subito
音楽記号 swing
音楽記号 スタンプ
音楽記号 スラー 意味
音楽記号 sub. 意味
音楽記号 スラッシュ
音楽記号 全て
音楽記号 sempre
音楽記号 セーニョ
音楽記号 senza
音楽記号 線
音楽記号 secco
音楽記号 セーニョ 意味
音楽記号 senza rit
音楽記号 センプレ
音楽記号 senza misura
音楽記号 sec
音楽記号 速度
音楽記号 壮大に
音楽記号 soli
音楽記号 sost
音楽記号 sostenuto
音楽記号 素材
音楽記号 sosten
音楽記号 solo
音楽記号 sop
音楽記号 相似
音楽記号 タイ
音楽記号 ターン
音楽記号 タイ 意味
音楽記号 ターン トランペット
音楽記号 縦線
音楽記号 楽しく
音楽記号 tacet
音楽記号 ターン 吹き方
音楽記号 タイ スラー
音楽記号 ターン トロンボーン
音楽記号 チャーム
音楽記号 中学
音楽記号 中学生
音楽記号 力強く
音楽記号 中一
音楽記号 チルカ
音楽記号 中2
音楽記号 長さ
音楽記号 choke
音楽記号 tutti
音楽記号 強く
音楽記号 続く
音楽記号 繋げる
音楽記号 tutta forza
音楽記号 強くしながらだんだん遅く
音楽記号 テヌート
音楽記号 ten
音楽記号 テンポ
音楽記号 テスト
音楽記号 tempo i
音楽記号 tempo
音楽記号 点
音楽記号 テヌート 意味
音楽記号 点線
音楽記号 tempo rubato
音楽記号 トリル
音楽記号 トレモロ
音楽記号 ト音記号
音楽記号 と
音楽記号 ト音記号 ヘ音記号
音楽記号 飛ぶ
音楽記号 トリル 意味
音楽記号 特殊
音楽記号 とても弱く
音楽記号 ト音記号 意味
音楽記号 ナチュラル
音楽記号 名前
音楽記号 なみなみ
音楽記号 何語
音楽記号 斜め線
音楽記号 名前一覧
音楽記号 ナチュラル 意味
音楽記号 なめらかに
音楽記号 名前と意味
音楽記号 ナチュラル 使い方
音楽記号 二重線
音楽記号 入力
音楽記号 二分休符
音楽記号 日本語
音楽記号 niente
音楽記号 二分の二
音楽記号 入力 iphone
音楽記号 二本線
音楽記号 ニョロニョロ
音楽記号 ネイルシール
音楽記号 ネックレス
音楽記号 ネタ
音楽記号 ネクタイ
音楽記号 伸ばす
音楽記号 の意味
音楽記号 non
音楽記号 non dim
音楽記号 速さ
音楽記号 反復
音楽記号 激しく
音楽記号 始まり
音楽記号 速く
音楽記号 花
音楽記号 ハ音記号
音楽記号 八の字
音楽記号 拍
音楽記号 波
音楽記号 拍子
音楽記号 表現
音楽記号 表
音楽記号 ひし形
音楽記号 拍子記号
音楽記号 フラット
音楽記号 fine
音楽記号 フォルテ
音楽記号 フォント
音楽記号 フェルマータ
音楽記号 フィーネ
音楽記号 フリー素材
音楽記号 hum
音楽記号 フォルテシモ
音楽記号 フォール
音楽記号 ヘ音記号
音楽記号 変換
音楽記号 ヘ音記号 意味
音楽記号 ヘ音記号の逆
音楽記号 heavily
音楽記号 heroic
音楽記号 ヘアピン
音楽記号 ヘアゴム
音楽記号 への字
音楽記号 変
音楽記号 本
音楽記号 ほどよくのばす
音楽記号 hold back slightly
音楽記号 ホルン
音楽記号 星
音楽記号 holding back
保育士試験 音楽記号
音楽記号 marc
音楽記号 マルカート
音楽記号 マーク
音楽記号 ma
音楽記号 march
音楽記号 ma non troppo
音楽記号 marcia
音楽記号 maestoso
音楽記号 march tempo
音楽記号 マニアック
音楽記号 misterioso
音楽記号 ミュート
音楽記号 短く切る
音楽記号 みよし
音楽記号 みたいな
音楽記号 三重線
音楽記号 右手
音楽記号 右上がり
音楽記号 adagio misterioso
ミューズスコア 音楽記号
音楽記号 無料
音楽記号 無限みたいなやつ
音楽記号 難しい
音楽記号 無限みたいな
音楽記号 無料 ダウンロード
音楽記号 結び
音楽記号 meno
音楽記号 メゾピアノ
音楽記号 メゾフォルテ
音楽記号 珍しい
音楽記号 meno f
音楽記号 medium
音楽記号 名称
音楽記号 meno mosso
音楽記号 meno mosso 読み方
音楽記号 menoフォルテ
音楽記号 molto
音楽記号 moderato
音楽記号 戻る
音楽記号 moderately
音楽記号 問題
音楽記号 mosso
音楽記号 モルト
音楽記号 文字
音楽記号 molto legato
音楽記号 moderately slow
音楽記号 矢印
音楽記号 休み
音楽記号 優しく
音楽記号 山
音楽記号 やわらかく
音楽記号 矢印 意味
音楽記号 ユニゾン
音楽記号 ゆっくり
音楽記号 優雅に
音楽記号 ユニゾンの意味
音楽記号 読み方
音楽記号 横棒
音楽記号 用語
音楽記号 弱く
音楽記号 四分の四
音楽記号 よく使う
音楽記号 横棒3本
音楽記号 横向きのs
音楽記号 用語 一覧
音楽記号 四葉
音楽記号 rall
音楽記号 ラルゴ
音楽記号 rallent
音楽記号 ラレンタンド
音楽記号 rallentando
音楽記号 ラインスタンプ
音楽記号 rit
音楽記号 リピート
音楽記号 riten
音楽記号 risoluto
音楽記号 リット
音楽記号 ritenuto
音楽記号 ritmico
音楽記号 ritard
音楽記号 riten 意味
音楽記号 rit 読み方
音楽記号 rubato
音楽記号 ループ
音楽記号 rumba
音楽記号 tempo rubato
音楽記号 poco rubato
音楽記号 molto rubato
音楽記号 レガート
音楽記号 レジン
音楽記号 refrain
音楽記号 連打
音楽記号 歴史
音楽記号 レント
音楽記号 rock
音楽記号 ロール
音楽記号 rall
音楽記号 latin rock
音楽記号 moderato rock
音楽記号 afro rock
ローマの祭り 音楽記号
六弥ナギ 音楽記号
rondo 音楽記号
音楽記号 ワード
音楽記号 waltz
音楽記号 わからない
音楽記号 ÷
音楽記号 warmly
音楽記号 word
音楽記号 フォント word
音楽記号 n.c
音楽記号 n
音楽記号 nb
nf 音楽記号
音楽記号 楽譜
音楽記号 画像
音楽記号 合唱
音楽記号 楽器
音楽記号 画像 素材
音楽記号 楽典
音楽記号 外国語
音楽記号 一覧 合唱
信じる 合唱 音楽記号
楽譜 音楽記号 意味
音楽記号 ギザギザ
音楽記号 giocoso
音楽記号 逆三角形
音楽記号 giusto
音楽記号 ギター
音楽記号 逆ターン
音楽記号 擬人化
音楽記号 tempo giusto
音楽記号 allegro giocoso
音楽記号 アクセント 逆
音楽記号 グリッサンド
音楽記号 グランディオーソ
音楽記号 グッズ
音楽記号 グリス
音楽記号 グリスダウン
音楽記号 グリッサンド 意味
音楽記号 グラーヴェ
音楽記号 ぐにゃぐにゃ
音楽記号 グラジオーソ
グロッケン 音楽記号
音楽記号 言語
音楽記号 元気よく
音楽記号 gently
音楽記号 弦楽器
音楽記号 芸人
音楽記号 ゲーム
音楽記号 ゲネラルパウゼ
音楽記号 幻想即興曲
gently 音楽記号 意味
音楽記号 語呂合わせ
音楽記号 五線譜
音楽記号 語源
音楽記号 五線紙
スラー 音楽記号 語源
音楽記号 雑貨
音楽記号 辞典
音楽記号 自由に
音楽記号 徐々にゆっくり
音楽記号 情熱的に
音楽記号 ジャズ
音楽記号 図
アイナナ 音楽記号 ズール
音楽記号 全部
音楽記号 全休符
音楽記号 全休符 意味
音楽記号 絶対値
音楽記号 全音符
音楽記号 全種類
音楽記号 ゼロ
音楽記号 全音符 意味
zool 音楽記号
音楽記号 ダルセーニョ
音楽記号 だんだん強く
音楽記号 だんだん大きく
音楽記号 ダブルシャープ
音楽記号 ダカーポ
音楽記号 だんだん早く
音楽記号 大なり
音楽記号 ダウンロード
音楽記号 ダブルフラット 意味
音楽記号 ダブルフラット
音楽記号 div
音楽記号 dim
音楽記号 div 読み方
音楽記号 dimin
音楽記号 dixie style
音楽記号 div の意味
音楽記号 dim. e poco rall
音楽記号 di piu in piu animato
音楽記号 ディヴィジ
音楽記号 デクレッシェンド
音楽記号 ディミヌエンド
音楽記号 deciso
音楽記号 deliberately
音楽記号 decresc
音楽記号 デザイン
音楽記号 delicato
音楽記号 ディビジョン
音楽記号 ディミニッシュ
音楽記号 dolce
音楽記号 ドイツ語
音楽記号 doloroso
音楽記号 ドラム
音楽記号 doppio
音楽記号 バイオリン
音楽記号 バッテン
音楽記号 bassa
音楽記号 バツ
音楽記号 ばってん
音楽記号 バス
音楽記号 bis
音楽記号 ビブラート
音楽記号 ビックリマーク
音楽記号 ビバーチェ
音楽記号 ビート
音楽記号 a bit slower
音楽記号 ブレス
音楽記号 ブレス記号
音楽記号 ブロードリー
音楽記号 building
音楽記号 brillante
音楽記号 ブレイク
音楽記号 ブリリアント
音楽記号 分数
音楽記号 分類
音楽記号 ブローチ
音楽記号 ベンド
音楽記号 ベクター
音楽記号 ben
音楽記号 米印
音楽記号 ben sostenuto
音楽記号 ben tenuto
音楽記号 ベクター フリー
音楽記号 beat
音楽記号 ベース
音楽記号 bell tone
音楽記号 棒
音楽記号 帽子
音楽記号 bo
音楽記号 bossa nova
音楽記号 boldly
音楽記号 both
音楽記号 bounce
音楽記号 bouche ouverte
音楽記号 パーツ
音楽記号 パーセント
音楽記号 parlando
音楽記号 パーツ アクセサリー
音楽記号 パソコン
音楽記号 パーカッション
音楽記号 pastorale
音楽記号 appassionato
音楽記号 colla parte
音楽記号 con passione
音楽記号 piu
音楽記号 ピアノ
音楽記号 ピアニッシモ
音楽記号 pizz
音楽記号 piu mosso 意味
音楽記号 piu f
音楽記号 piu allegro
音楽記号 ピチカート
音楽記号 piu animato
音楽記号 piu lento
音楽記号 presto
音楽記号 プリント
音楽記号 プレイ
音楽記号 プラルトリラー
音楽記号 プラス
音楽記号 pesante
音楽記号 ペダル
音楽記号 ped
音楽記号 ペンダント
音楽記号 con ped
音楽記号 con pedale
音楽記号 molto pesante
音楽記号 un peu retenu
音楽記号 poco
音楽記号 poco a poco
音楽記号 poco a poco cresc
音楽記号 poco accel
音楽記号 poco riten
音楽記号 poco rall
音楽記号 poco meno mosso
音楽記号 pocorit
音楽記号 port
音楽記号 poco a poco accel
●音楽用語
音楽用語
音楽用語 英語
音楽用語 allegro
音楽用語 かっこいい
音楽用語 rall
音楽用語 フランス語
音楽用語 記号
音楽用語 一覧
音楽用語 molto
音楽用語辞典
音楽用語 allegro
音楽用語 andante
音楽用語 a tempo
音楽用語 accel
音楽用語 allarg
音楽用語 animato
音楽用語 adagio
音楽用語 agitato
音楽用語 allegretto
音楽用語 アレグロ
音楽用語 一覧
音楽用語 意味
音楽用語 イタリア語
音楽用語 一緒に
音楽用語 インテンポ
音楽用語 意味調べ
音楽用語 意味 吹奏楽
音楽用語 一覧 吹奏楽
音楽用語 in tempo
音楽用語 intense
音楽用語 unis
音楽用語 wiki
音楽用語 un poco
音楽用語 un peu
音楽用語 with motion
音楽用語 un
音楽用語 美しく
音楽用語 打ち込み
音楽用語 un peu retenu
音楽用語 una corda
音楽用語 英語
音楽用語 espress
音楽用語 espressivo
音楽用語 英語 かっこいい
音楽用語 espr
音楽用語 e
音楽用語 energico
音楽用語 英語 かわいい
音楽用語 even
音楽用語 et
音楽用語 おしゃれ
音楽用語 終わり
音楽用語 opt
音楽用語 ossia
音楽用語 ord
音楽用語 穏やかに
音楽用語 op
音楽用語 オケ
音楽用語 遅く
音楽用語 おかず
音楽用語 かっこいい
音楽用語 かわいい
音楽用語 漢字
音楽用語 cantabile
音楽用語 cantando
音楽用語 calando
音楽用語 cadenza
音楽用語 歌
音楽用語 カンタービレ
音楽用語 カノン
音楽用語 記号
音楽用語 基本
音楽用語 綺麗
音楽用語 曲
音楽用語 強弱
音楽用語 休符
音楽用語 消えるように
音楽用語 キック
音楽用語 協奏曲
音楽用語 曲想
音楽用語 繰り返し
音楽用語 quasi
音楽用語 クレッシェンド
音楽用語 cue
音楽用語 繰り返す
音楽用語 クイズ
音楽用語 食う
音楽用語 クラシック
音楽用語 quickly
音楽用語 クリック
音楽用語 軽快に
音楽用語 形式
音楽用語 検索
音楽用語 検索 アプリ
音楽用語 決然と
音楽用語 係留
音楽用語 ケッヘル
音楽用語 けいりゅう
音楽用語 結婚
音楽用語 形容詞
音楽用語 con
音楽用語 con moto
音楽用語 コーダ
音楽用語 con fuoco
音楽用語 comodo
音楽用語 coda
音楽用語 con sord
音楽用語 コード
音楽用語 con grazia
音楽用語 con brio
音楽用語 サビ
音楽用語 sans
音楽用語 samba feeling
音楽用語 same tempo
音楽用語 最高
音楽用語 最初
音楽用語 samba
音楽用語 サビ 英語
音楽用語 最初に戻る
音楽用語 サラバンド
音楽用語 simile
音楽用語 sim
音楽用語 幸せ
音楽用語 しろたま
音楽用語 静かに
音楽用語 シャッフル
音楽用語 小節
音楽用語 シンコペーション
音楽用語 シャウト
音楽用語 小節 英語
音楽用語 sub
音楽用語 吹奏楽
音楽用語 swing
音楽用語 subito
音楽用語 スラー
音楽用語 スケール
音楽用語 sustained
音楽用語 スタッカート
音楽用語 素敵
音楽用語 数字
音楽用語 sempre
音楽用語 senza
音楽用語 secco
音楽用語 senza tempo
音楽用語 se
音楽用語 sec
音楽用語 segue
音楽用語 セレナーデ
音楽用語 セーニョ
音楽用語 semplice
音楽用語 速度
音楽用語 sost
音楽用語 sonore
音楽用語 soli
音楽用語 sostenuto
音楽用語 ソリ
音楽用語 sotto voce
音楽用語 ソナタ
音楽用語 solo
音楽用語 ソロ
音楽用語 タイ
音楽用語 楽しく
音楽用語 ターン
音楽用語 楽しげに
音楽用語 tacet
音楽用語 ためる
音楽用語 楽しい
音楽用語 タセット
音楽用語 単語帳
音楽用語 楽しそうに
音楽用語 力強く
音楽用語 調
音楽用語 中国語
音楽用語 中学生
音楽用語 choke
音楽用語 チェイサー
音楽用語 小さく
音楽用語 中二病
音楽用語 cho
音楽用語 tutti
音楽用語 強く
音楽用語 tutti 意味
音楽用語 続く
音楽用語 tutta forza
音楽用語 tempo i
音楽用語 ten
音楽用語 テンポ
音楽用語 テヌート
音楽用語 tempo rubato
音楽用語 tempo
音楽用語 転調
音楽用語 テーマ
音楽用語 テンション
音楽用語 tempo primo
音楽用語 トラック
音楽用語 トリオ
音楽用語 トリル
音楽用語 トラ
音楽用語 トレモロ
音楽用語 トゥッティ
音楽用語 トニック
音楽用語 to
音楽用語 突然
音楽用語 to coda
音楽用語 名前
音楽用語 何語
音楽用語 ナチュラル
音楽用語 なめらかに
音楽用語 nat
音楽用語 名前 女の子
音楽用語 名付け
音楽用語 懐かしい
音楽用語 名前 男の子
音楽用語 名前 ペット
音楽用語 日本語
音楽用語 niente
音楽用語 ニュアンス
音楽用語 二重奏
音楽用語 二人
音楽用語 人気
音楽用語 二重線
音楽用語 入試
音楽用語 二人組
音楽用語 日英
音楽用語 nur
ヌ 音楽用語
nuovo 音楽用語
音楽用語 音色
音楽用語 ネーミング
音楽用語 猫
音楽用語 猫の名前
音楽用語 熱情
音楽用語 nell
nel 音楽用語
熱烈に 音楽用語
熱情的に 音楽用語
熱狂 音楽用語
音楽用語 ノクターン
音楽用語 ノート
音楽用語 nobilmente
音楽用語 伸ばす
音楽用語 non
音楽用語 nostalgico
音楽用語 non troppo
音楽用語 速さ
音楽用語 始まり
音楽用語 激しく
音楽用語 走る
音楽用語 速く
音楽用語 ハーモニー
音楽用語 早く
音楽用語 弾むように
音楽用語 華やかに
音楽用語 速い
音楽用語 表現
音楽用語 表
音楽用語 表情豊かに
音楽用語 火のように
音楽用語 ヒップホップ
音楽用語 拍子
音楽用語 左手で
音楽用語 表情記号
音楽用語 表現記号
音楽用語 フランス語
音楽用語 フェイク
音楽用語 フォルテ
音楽用語 フェルマータ
音楽用語 fine
音楽用語 furioso
音楽用語 fast
音楽用語 フーガ
音楽用語 feroce
音楽用語 フレーズ
音楽用語 ヘミオラ
音楽用語 変化
音楽用語 平均律
音楽用語 変
音楽用語 heroic
音楽用語 変調
音楽用語 変奏曲
音楽用語 hesitant
音楽用語 ヘミオラ 意味
音楽用語 編曲
音楽用語 本
音楽用語 翻訳
音楽用語 保育士
音楽用語 holding back
音楽用語 本 おすすめ
音楽用語 hold back slightly
音楽用語 maestoso
音楽用語 marc
音楽用語 marcato
音楽用語 ma
音楽用語 マルカート
音楽用語 march
音楽用語 marcia
音楽用語 ma non troppo
音楽用語 majestic
音楽用語 marziale 意味
音楽用語 misterioso
音楽用語 ミステリオーソ
音楽用語 misterioso 意味
音楽用語 ミックス
音楽用語 ミディアム
音楽用語 右手で
音楽用語 無音
音楽用語 muta
音楽用語 mute
音楽用語 much slower
音楽用語 難しい
音楽用語 む
音楽用語 muted
音楽用語 musette
音楽用語 ム
音楽用語 無名
音楽用語 meno
音楽用語 medium
音楽用語 meno 意味
音楽用語 meno mosso 意味
音楽用語 meno mosso
音楽用語 メヌエット
音楽用語 medium fast swing
音楽用語 メロディ
音楽用語 メゾピアノ
音楽用語 珍しい
音楽用語 molto
音楽用語 moderato
音楽用語 morendo
音楽用語 モルト
音楽用語 mosso
音楽用語 moderately
音楽用語 モデラート
音楽用語 molto rall
音楽用語 molto riten
音楽用語 molto moderato
音楽用語 優しく
音楽用語 休み
音楽用語 やおや
音楽用語 ヤマハ
音楽用語 ゆっくり
音楽用語 ユニゾン
音楽用語 ゆっくりと
音楽用語 ゆったりと
音楽用語 有名
音楽用語 ゆるやかに
音楽用語 優雅に
音楽用語 夢見るように
音楽用語 優美に
音楽用語 弱く
音楽用語 読み方
音楽用語 よく使う
音楽用語 陽気に
音楽用語 抑揚
音楽用語 四字熟語
音楽用語 余韻
音楽用語 より強く
音楽用語 寄り添う
音楽用語 喜
音楽用語 rall
音楽用語 ラルゴ
音楽用語 ラテン語
音楽用語 ravvivando
音楽用語 ラグ
音楽用語 rapido
音楽用語 ライン
音楽用語 rallentando
音楽用語 ラレンタンド
音楽用語 rall e dim
音楽用語 rit
音楽用語 risoluto
音楽用語 riten
音楽用語 リフ
音楽用語 ritenuto
音楽用語 リット
音楽用語 リズム
音楽用語 リタルダンド
音楽用語 ritard
音楽用語 リテヌート
音楽用語 rubato
音楽用語 ルバート
音楽用語 ruhig
音楽用語 る
音楽用語 rusticana
音楽用語 ルート
音楽用語 ループ
音楽用語 rub
音楽用語 ルンガ
音楽用語 ル
音楽用語 レント
音楽用語 レガート
音楽用語 レンジ
音楽用語 religioso
音楽用語 retenu
音楽用語 recitativo
音楽用語 restez
音楽用語 〇〇曲
音楽用語 reverently
音楽用語 レクイエム
音楽用語 ロック
音楽用語 ロンド
音楽用語 rock
音楽用語 ロシア語
音楽用語 ロール
音楽用語 warmly
音楽用語 和名
音楽用語 和音
音楽用語 waltz
音楽用語 和訳
音楽用語 ワルツ
woo 音楽用語
音楽用語 n.c
音楽用語 nb
音楽用語 楽譜
音楽用語 合唱
音楽用語 外国語
音楽用語 楽器
音楽用語 合奏
音楽用語 楽譜 記号
音楽用語 giusto
音楽用語 逆引き
音楽用語 ギター
音楽用語 giocoso
音楽用語 ギャロップ
音楽用語 ギザギザ
音楽用語 gigue
音楽用語 業界
音楽用語 ギグ
tempo giusto 音楽用語
音楽用語 グリッサンド
音楽用語 グラーヴェ
音楽用語 グルーヴ
音楽用語 グループ名
音楽用語 grazioso
音楽用語 グランディオーソ
音楽用語 gently
音楽用語 言語
音楽用語 元気よく
音楽用語 gentle ballad
音楽用語 弦楽器
音楽用語 gentile
音楽用語 幻想曲
音楽用語 get
音楽用語 ゲイン
音楽用語 gehalten
音楽用語 語源
音楽用語 語呂合わせ
音楽用語 ごく弱く
音楽用語 ごくごく小さい
音楽用語 五線譜
音楽用語 五十音順
音楽用語 五重奏
音楽用語 五度圏
ゴースト 音楽用語
五度圏 音楽用語
音楽用語 ザッツ
音楽用語 zart
音楽用語 zärtlich
残響 音楽用語
音楽用語 辞典
音楽用語 自由に
音楽用語 情熱的に
音楽用語 ジャズ
音楽用語 人名
音楽用語 重奏
音楽用語 徐々に 少しずつ
音楽用語 序曲
音楽用語 ジャンル
音楽用語 jazzy 2 beat
音楽用語 ずっと
音楽用語 ラレンタンド
zus 音楽用語
ず 音楽用語
レガート 音楽用語
音楽用語 前奏曲
音楽用語 前奏
音楽用語 全員で
音楽用語 ゼクエンツ
音楽用語 全力で
音楽用語 全休符
音楽用語 全員休み
音楽用語 前置詞
音楽用語 前打音
絶対音感 音楽用語
音楽用語 属七
音楽用語 造語
音楽用語 属音
ゾー 音楽用語
音楽用語 だんだん遅く
音楽用語 だんだん強く
音楽用語 だんだん早く
音楽用語 ダカーポ
音楽用語 ダルセーニョ
音楽用語 だんだん大きく
音楽用語 だんだん速く
音楽用語 だんだん弱く
音楽用語 だんだんゆっくり
音楽用語 ダイナミクス
音楽用語 dim
音楽用語 div
音楽用語 di
音楽用語 dixie style
音楽用語 div. 意味
音楽用語 di piu in piu animato
音楽用語 dur
音楽用語 duo
音楽用語 duration
音楽用語 doux
音楽用語 con dolore
音楽用語 a due voci
a due 音楽用語
dub 音楽用語
duree フランス語 音楽用語
duree 音楽用語
音楽用語 deciso
音楽用語 delicato
音楽用語 電子辞書
音楽用語 dehors
音楽用語 ディミヌエンド
音楽用語 delicatamente 意味
音楽用語 ドイツ語
音楽用語 dolce
音楽用語 dolente
音楽用語 dolciss
音楽用語 動機
音楽用語 doux
音楽用語 doloroso
音楽用語 堂々と
音楽用語 ドロップ
音楽用語 度
音楽用語 バンド
音楽用語 バース
音楽用語 bar
音楽用語 バンプ
音楽用語 バンダ
音楽用語 バッキング
音楽用語 バース 意味
音楽用語 bis
音楽用語 ビバーチェ
音楽用語 ビート
音楽用語 bien
音楽用語 biss
音楽用語 ビーボ
音楽用語 ビブラート
音楽用語 div
音楽用語 ビギン
音楽用語 bien chante
音楽用語 ブリッジ
音楽用語 ブレイク
音楽用語 ブリッジとは
音楽用語 building
音楽用語 不気味に
音楽用語 ブレイクダウン
音楽用語 ブリランテ
音楽用語 ブロードリー
音楽用語 ben
音楽用語 ベース
音楽用語 bewegt
音楽用語 ben sostenuto
音楽用語 bossa nova
音楽用語 ボレロ
音楽用語 boldly
音楽用語 bounce
音楽用語 ボーカル
音楽用語 bossa nova 意味
音楽用語 ボサノバ
音楽用語 bo
音楽用語 ボーヤ
音楽用語 ボウヤ
音楽用語 parlando
音楽用語 pa
音楽用語 パン
音楽用語 paとは
音楽用語 pause
音楽用語 パーカッション
音楽用語 パート
音楽用語 パッセージ 意味
音楽用語 パルランド
音楽用語 piu
音楽用語 piu mosso
音楽用語 ピアノ
音楽用語 ピッチ
音楽用語 piacevole
音楽用語 piu vivo
音楽用語 piacere
音楽用語 pizz
音楽用語 piu lento
音楽用語 piu allegro
音楽用語 プリモ
音楽用語 プレスト
音楽用語 プレリュード
音楽用語 プラルトリラー
音楽用語 プルト
音楽用語 プレイ
音楽用語 プログレ
音楽用語 プレリュード 意味
音楽用語 プレス
音楽用語 プ
音楽用語 pesante
音楽用語 ペザンテ
音楽用語 ペダル
音楽用語 peu
音楽用語 ペット
音楽用語 ped
音楽用語 perdendosi
音楽用語 pesante 意味
音楽用語 peu a peu
音楽用語 poco
音楽用語 poco rit
音楽用語 poco meno mosso
音楽用語 poco rall
音楽用語 pochissimo
音楽用語 poco accel
音楽用語 poco a poco cresc
音楽用語 poco con moto
音楽用語 poco riten
音楽用語 ポコアポコ