シンフォニーの意味とは?英語・イタリア語どっちが発祥の音楽用語?クラシック音楽などでよく聞くシンフォニーってどういう意味?なんとなくはわかるけど、正しい意味を知らない音楽用語「シンフォニー」。発祥は英語?イタリア語?それじゃあシンフォニアは?シンフォニーに関する疑問をまとめて解説いたします!
「シンフォニー」の意味
シンフォニーという言葉、皆さんはどこで聞いたことがあるでしょうか?
音楽の授業、漫画、ドラマ、コンサート、などでしょうか。
シンフォニーは英語で表記すると「symphony」となります。
そして、意味が2つあるんです。
①交響曲
②調和。異なった要素が合わさり効果を生み出すこと。
では交響曲とは一体どういうものなのでしょうか?
交響曲とは
管弦楽によって演奏される、音楽の中でも規模の大きい楽曲。
多楽章(多くは4楽章)で構成されていて、ソナタ形式で書かれている。
ちなみに管弦楽とはオーケストラのことです。
管楽器・弦楽器・打楽器によって指揮者の元に行われる合奏の一つの形態です。
この管弦楽(オーケストラ)で演奏される曲としては、交響曲の他にも組曲や協奏曲、劇音楽などがあるんです。
また、シンフォニー(交響曲)を演奏するオーケストラ(管弦楽団)のことを
シンフォニーオーケストラ=交響楽団
と言います。
それでは2つ目の「調和」という意味はどこから来たのでしょうか?
例としては、「光と音のシンフォニー」などを聞いたことはないでしょうか。
キャッチフレーズとしてよく使われているものの一つですね。
「シンフォニー」の発祥は?
似た言葉でシンフォニア(synfonia)という言葉もありますが、こちらはイタリア語です。
意味も「オペラなどの声楽曲の序曲や間奏曲として用いられる器楽曲」と、交響曲とはまた少し違うものです。
もう少し詳しく知りたい方は、シンフォニアについての記事もぜひご覧になってください!
さて、英語のシンフォニーも、イタリア語のシンフォニアも元を辿ると、ギリシャ語が語源となっています。
一緒に・共にという意味を表す「syn」
音・響きなどを表す「phone」
が組み合わさってできたんですね。
有名な「シンフォニー」の楽曲紹介
シンフォニー(交響曲)って例えば?
とイマイチわからない方のために、いくつか有名な交響曲をご紹介いたします!
まず誰もが知っている超有名曲
ベートーベンの「運命」
正式な楽曲名は「交響曲第5番ハ短調作品67」と言います。
ダダダダーンという衝撃的な演奏から始まるこの曲は、4つの楽章から構成されている最も有名といっても過言ではない曲ではないでしょうか。
そしてこれもご存知の方が多いと思います。
ドヴォルザークの「交響曲第9番 / 新世界より」
この新世界とはアメリカのことで、ドヴォルザークのアメリカでの最初の大作がこの曲なのです。
第4楽章冒頭の低音は、映画ジョーズのサメが忍び寄ってくるときのあの音で、ドキドキハラハラが蘇ります。
さらにもう一つ
モーツァルトの「ジュピター」
ジュピターというのは通称で、正式には「交響曲第41番」と言います。
これはモーツァルトが最後に作曲した交響曲で、第39番・第40番と合わせて三大交響曲と呼ばれています。
興味を持たれましたら、ぜひ聴いてみてください♪
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