バラードの意味とは?音楽用語で英語が発祥?ブルグミュラーにもある?バラードってどんな意味なの?バラードは音楽用語?バラードは英語が発祥?バラードはブルグミュラーにもある?誰もが聞いたことある言葉だけどちゃんとした意味を知ってる人は少なそうなバラードを詳しく解説しちゃいます!
バラードの意味とは?
「カラオケでバラードを唄いたい」「僕は音楽のジャンルだとバラードが好きだな」という風に使われますが、バラードとは具体的にはどういった意味なんでしょう。
「自由な形式の民衆的小叙事詩。物語詩。」
「音楽で、語り物的な歌。また、そのような内容・感情を器楽曲に移したもの。」
この意味から考えると音楽に限ったものではないようですね。
しかし、一般的に私たちの生活のなかでバラードという言葉が使われるのは音楽のことをいうので、どういった音楽がバラードに当たるのかをまず説明します。
明確な定義はないのですが、雰囲気的にも明るくてエネルギッシュな曲を指している言葉ではないことはお分かりかと思います。
バラードとは言うなれば「ゆったりとしたテンポで、感傷的で泣けてくるような曲」「物語性のある曲」です。
このバラードですが、歌ものに限らず器楽ものやポピュラーものなど様々な種類があります。
バラードは音楽用語で英語が発祥?
バラードは中世のヨーロッパで生まれた言葉であり、英語が発祥ではありません。
元々はフランスやドイツで詩を表す言葉でしたが、のちに音楽のことを指すように変化していきます。
詩の内容としては、3つの詩節と結句から構成され、各詩節と結句の最終行が同一となる詩だったそうです。
現代でバラードと言われると音楽のことしかイメージしませんが、元は詩のことを言ってたなんて驚きですね!
バラードの綴りについて
・「ballade」(フランス語)
・「ballade」(英語)
・「Ballade」(ドイツ語)
・「バラッド」(日本語)
日本語ではバラッドと訳されますが、注意していただきたいのは、「バラード」と「バラッド」で意味が異なるということです。
バラードは物語より音楽、バラッドは音楽より物語が重視されます。
バラードはブルグミュラーにもある?
まずブルグミュラーについてですが、19世紀に活躍したドイツ生まれの作曲家・ピアニストのことで、本名を「ヨハン・フリードリヒ・フランツ・ブルクミュラー」といいます。
日本では入門期のピアノ教則本「25の練習曲 作品100選」で知られています。
この「25の練習曲 作品100選」ですが、曲のそれぞれに、親しみやすく雰囲気を想像しやすいタイトルがつけられていますし、比較的1曲が短いので、大人から子供まで楽しめる作品集となっています。
この中の15番に、「バラード」が収録されています。
曲調ですが、最初は暗雲がたちこめるような怪しさでスタートしますが、途中で打って変わって明るく変化します。
難易度は25曲のなかでも中くらいでよく演奏会の場でも披露されます。
8分の3拍子という珍しいリズムの刻み方をしているので楽譜を初めて見た方は「なんだか難しそうだな…」と不安がるのですが、実際弾いてみると、リズムを刻む感覚が楽しいと気にいる方も多くいらっしゃいます。
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