メヌエットの意味とは?踊りに関する音楽用語?由来や語源も調査!メヌエットの意味って?メヌエットは舞踏や舞曲のこと?リコーダーで演奏したことがあるかも?メヌエットはフランスの踊りに関する音楽用語なの?メヌエットの由来や語源を調査しました!有名なメヌエットの楽曲もご紹介します!
メヌエットの意味とは?
皆さんは、「メヌエット」の曲を聞いたことがありますか?
クリーガーの「メヌエット」は音楽の教科書に載っているので、小学生時代にリコーダーで演奏した人も多いかと思います。
他にも、多くの有名な作曲家が「メヌエット」を作曲しています。
主に舞曲で使用される「メヌエット」ですが、元はフランスの田舎の踊りだったってことをご存知でしょうか?
今日は、「メヌエット」について解説していきます♪
フランス語で「menuet/ムニュエ」。
「ミニュエット」とも呼ばれる。
音楽用語で舞踊および舞曲の一種。
三拍子系の優雅なフランスの舞踊および舞曲。
「メヌエット」は、フランスに始まった中庸なテンポの四分の三、または八分の三拍子の優雅な舞踏曲のことです。
メヌエットの各言語の表記は以下のようになります。
フランス語:menuet(ムニュエ)
ドイツ語:Menuett(メヌエット)
イタリア語:minuetto(ミヌエット)
英語:minuet(ミヌエット)
メヌエットは踊りに関する音楽用語?由来や語源も調査!
メヌエットは、フランス語の「menuet/ムニュエ」が由来です。
音楽用語の「メヌエット」は、フランスが起源の17~18世紀にヨーロッパの宮廷で流行した典雅な舞踏および舞曲のことです。
「メヌエット」は、フランス語で小さいという意味の「menu」が語源です。
テンポがあまり速くなく、小きざみのステップで踊ったところから「細歩」の意でこの名称がつきました。
メヌエットは本来、フランスの田舎の踊り(田園の踊り)でしたが、1660年代にルイ14世の宮廷に取り上げられて以来、全ヨーロッパ各地の宮廷舞踏として流行しました。
メヌエットの曲は、三拍子の優雅な舞曲で、多くは二つのメヌエットが組み合わされており、最初と最後に同じメヌエットが繰り返されるという型が一般的でした。
メヌエットの踊りは、1組の男女が洗練された作法・優雅なステップで、君主や貴賓が臨席する大広間を、太陽王を象徴するS字またはZ字形に進むという、極めて悠長な貴族的社交ダンス風の舞踏です。
その後、バロック時代にメヌエットは舞踊から離れて楽曲として独立し、交響曲やソナタ、多楽章の純器楽作品の一つの楽章(第3楽章)にも用いられました。
そして19世紀に入るとテンポがより軽快なものになり、ベートーベンやハイドンによってスケルツォへと発展しました。
メヌエットは、元々はフランスの民族舞踊なんですねΣ(゚Д゚)
メヌエットの有名な楽曲は?
メヌエットの有名な楽曲をいくつか紹介します♪
- ペツォールトの「メヌエット ト長調 BWV Anh.114」「メヌエット ト短調 BWV Anh.115」
- J.S.バッハの「メヌエット ト長調 BWV Anh.116」
- G.ビゼーの「アルルの女」の第2組曲の第3曲「メヌエット」
他にも、モーツァルト、ボッケリーニ、ベートーベンなどがメヌエットを作曲しています。
メヌエットについて、いかがでしたか?
メヌエットの楽譜も販売されているので、ぜひ弾いてみてくださいね!
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