アマービレ(Amabile)の意味とは?発祥はイタリア語?ワイン用語でもある?音楽用語の一つ、アマービレ(Amabile)の意味とは?発祥はイタリア語?語源は?ワイン用語でもあるって本当?どんな意味で使われているの?イタリアのワイン用語についても調査してみました!!
Contents
アマービレ(Amabile)の意味とは?発祥はイタリア語?
アマービレ(Amabile)の意味とは?
音楽用語として使われるアマービレ(Amabile)の意味は
- 優しく
- 愛らしく
- 愛嬌のある
- 上品に
言葉の原型はアマーレ(amare)です。
アマーレは愛するという意味の動詞で、接尾語の「abile」が付き形容詞となった言葉がアマービレ(Amabile)です。
このアマービレ(Amabile)、楽譜以外でも目にしたことはありませんか?
実は音楽用語のアマービレ(Amabile)の意味を由来として付けられたオーケストラや楽器店・音楽教室などの名前がいくつかあるんです。
レストランの名前で使われることも多く、身近な所で目にする音楽用語の一つかもしれません(*^^*)
発祥はイタリア語?
アマービレ(Amabile)はイタリア語です。
音楽用語と同じように愛らしく・親しみやすい・優しいなどの意味があります。
西洋音楽が確立された時代のイタリアは音楽の中心地でもあったため、音楽用語のほとんどがイタリア語発祥です。
その中の一つがアマービレ(Amabile)です。
さらに掘り下げると、由来がラテン語であることがわかりました(*^^*)
ラテン語は古代ローマ時代に使われていました。
イタリア語やスペイン語などの元となる言語で、現在でもラテン語を由来とする単語や文法が存在します。
アマービレ(Amabile)もラテン語のアマービリス(amabilis)が由来で、意味もほとんど同じです。
アマービレ(Amabile)はワイン用語でもある?
ワインの産地として有名なイタリアでは、紀元前800年にワイン造りが始まりました。
イタリアはブドウ栽培に適した土地で、国内全土でワイン造りが盛んです。
そのためイタリアワインは種類も様々で、ラベルも個性的なものが沢山あります。
イタリアワインのラベル表記には、「表記が義務付けられているもの」「義務ではないが表記しても良いもの」の二種類があります。
義務付けられている表記は
- ワインの格付け
- 瓶詰め会社がある町の名称
- ブドウの産地
- イタリア製であること(輸出用の場合)
- アルコール度数
- 内容量
義務ではないが表記してよいものは
- ワインの色調
- ワインのタイプ(甘口・辛口などの風味)
- 会社の商標やトレードマーク
- ワインにまつわるエピソード(格付け上位のものに限る)
- 会社の特徴や歴史(格付け上位のものに限る)
となっています。
その中でアマービレ(Amabile)は、何を表す用語として使われているのでしょうか?
答えはイタリアワインのタイプ(風味)です。
ワイン用語のアマービレ(Amabile)には、中甘口のワインという意味があります。
1リットルのワインに対し残存糖分(未発酵)が12~45gのワインが中甘口です。
甘すぎず優しい口当たりで、とても飲みやすいです。
また他のタイプのワインは
- ドルチェ(Dolce)…残存糖分が1リットルに対し45g以上。甘口。
- アッボカート(Abboccato)…残存糖分が1リットルに対し4~12g。薄甘口。
- セッコ(Secco)…残存糖分が1リットルに対し0~4g。辛口。
などで表記され、辛口・甘口といったタイプは糖分の量で分けられます。
残存糖分の違いは、アルコールの発酵を止めるタイミングによります。
止めるタイミングを早めるほど甘口に、糖分を全て発酵させれば辛口になります。
甘すぎず辛くないイタリアワインを飲みたい時はぜひ、アマービレ(Amabile)と書かれたワインを試してみて下さい(*^^*)
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