示唆の意味とは?類語や読み方・使い方(例文付き)は?暗示との違いも!示唆の意味や読み方は?示唆の類語はあるの?示唆と暗示はニュアンスが似てるけど違いは?ほのめかさないではっきり言ってくれないとわからない!?示唆の使い方について示唆するような例文でご紹介します!
示唆の意味とは?読み方や類語は?
突然ですが、「示唆」という漢字を読めますか?
「しさ」と読みます。
「唆」は、「俊」や「駿」などと同じパーツが入っていますが、「しゅん」とは読みません!
「示唆」は、日常生活ではあまり出てこない単語なので馴染みがないかもしれません。
ビジネスシーンで出てきて読み間違えたら恥ずかしいので、この機会に覚えましょう!
今日は、「示唆」について解説していきます!
「じさ」とも読む。
ほのめかすこと。
はっきりとではなく、それとなく知らせること。
「示」の字は、「しめす」と読み、「さししめす、おしえる」という意味です。
「唆」の字は、「そそのかす」と読み、「けしかける」という意味です。
「唆す(そそのかす)」とは、「欲望を刺激してことをさせる。教えて悪いことをさせる。」という意味です。
二つが合わさった「示唆」は、「物事をそれとなく教え示すこと」になります。
「それとなく物事を示し教えること」という意味で、
暗示、ほのめかし、ヒント、手がかり、
糸口、鍵、匂わせる、黙示、伏線を張る、
きっかけ、手当り、足がかり、入れ知恵、
思いつき、提案、助言、含みのある
などが挙げられます。
どの類義語も、明言せずになんとなく言うニュアンスの言葉ばかりです。
ズバッと言わないところが、日本語らしい表現ですね。
示唆の使い方(例文付き)は?
示唆は、「他の物事によって、それとなく教え示すこと」という意味でしたね。
示唆は、以下のような場面で使われます。
- 何かを暗にほのめかされた!
- 分かりにくく匂わせるセリフを言われた!
- はっきりとは言わずに遠回しに知らされた!
- 誰かにそれとなくヒントを教えられた!
…はっきり言えよ!と思いますが、さっそく示唆の使い方を見てみましょう!
「あのときの彼女の言葉は、別れを示唆していた」
「社長会見は、新事業への参入を示唆する内容だった」
「その政治家の発言は、増税の可能性が示唆されていた」
「彼はいつも示唆に富む話をするので面白い」
「学生の討論会は、どれも示唆に富んだ意見ばかりだった」
「部長が示唆を与えてくれたおかげで、アイデアが浮かんだ」
「親友から成功するための示唆を得ることができた」
「彼女の漫画は、中世ヨーロッパの示唆を受けた世界観を舞台としている」
「変質者が示唆的な態度でニヤつきながらこちらを見ていた」
示唆は、ビジネスシーンやニュース・新聞などで使われる堅い表現ですね。
使いこなせたらなんかデキる人っぽくなりますよ!!
示唆と暗示との違いは?
「そのデータは、小学生の学力低下を示唆していた」
「出発の朝の曇り空は、不吉な未来を暗示していた」
示唆と暗示は、どちらも何かをほのめかしているイメージですね。
どう違うのか、調べてみました!
①それとなしに知らせること
②他人の心に無意識のうちに、ある観念を与えるような刺激
「その黒い猫は、今日の私の運勢を暗示しているようだった」
「絶対優勝するぞ!と強く自己暗示をかけた」
「彼のことが好きになる暗示をかけられた」
示唆と暗示の違いは、以下のようになります。
示唆:示される内容がより具体的で、より強い意味合いの場合に使う
暗示:無意識に、ある観念や気分を与える場合に使う
暗示は単にそれとなく何かを知らせるだけで、示唆は導くニュアンスが強いのですね。
漢字の通り、「示唆」はほのめかして示す、「暗示」は暗に示す、というわけです。
示唆について、いかがでしたか?
鈍い人は遠回しにヒントを言われても気づかないので、はっきりと言って欲しい!と思っちゃいますね…
答えを教えてもらうのもいいですが、考える練習も大事ですよ!
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