カノン(canon)の意味とは?音楽でよく聞く曲?ダンス用語にもある? カノン(canon)の意味って?どんな音楽?カノンはクラシック音楽でよく聞く曲?卒業式や結婚式にオススメ!ヒット曲に使われているカノンコードって?ダンス用語のカノンとは?カノンについてわかりやすく解説します!
カノン(canon)の意味とは?
皆さんは、「カノン」と聞くと、何を思い浮かべますか?
クラシック?大砲?カメラ?プリンタ?
アニメ?ゲーム?人物やキャラクターの名前?
今日は、「カノン」について解説していきます♪
「キャノン」とも言います。
英語では「Canon」、ドイツ語では「Kanon」。
「棒、定規、基準、規範」などを意味する古代ギリシア語のカノーン(kanōn)が語源です。
音楽用語で、ある声部の旋律を他の声部で、忠実・厳格に模倣しながら追いかけていく技法やその楽曲のことを指します。
他に、規範・基準、正典、キリスト教の教会法という意味があります。
カノンには大砲(キャノン砲)という意味もありますが、綴りが違います。
英語では「Cannon」、ドイツ語では「Kannon」です。
カノンとは、いわゆる輪唱のことなんですね!
ちなみに、輪唱は全く同じ旋律を追唱するのに対して、カノンは異なる音で始まるものも含みます。
同じ旋律が何重にも追いかけ合いをする形式の曲は、たくさんあります。
かえるのうた、静かな湖畔、紅葉、など
ぜひ歌ってみて、カノンを味わってみてくださいね!
カノンは音楽でよく聞く曲?
音楽用語のカノンとは、下記の意味でしたね。
きわめて厳格な対位法的模倣形式による多声音楽の作曲技法。
主題となる旋律を奏する先行声部を,後続声部(3,4声のものも)が一定の間隔を厳格に保ちながら模倣し追行する追復曲。
一番有名なカノンといえば、ドイツの作曲家であるヨハン・パッヘルベル作曲の「パッヘルベルのカノン」ですね!
「パッヘルベルのカノン」は、とにかく色々な場所で流れています。
CMでもカノン、オシャレなお店のBGMでもカノン、学校でもカノン…
誰でも一度は聞いたことがあるかと思います。
「パッヘルベルのカノン」は、カノン様式の作品で、3つの声部が全く同じ旋律を追唱したものに伴奏をつけたものです。
「パッヘルベルのカノン」は、クラシック音楽の入門曲です。
そして、卒業式、結婚式、離任式のBGMとしても人気ですよ!
ヒット曲の法則?
「カノンコード進行」というコード進行のパターンがあります。
上の項目で説明した対位法の理論を用いたコード進行(I-V-VIm-IIIm-IV-I-IV-V)のことを指します。
カノン進行で作られた曲は、非常に心地が良くて、精神的な安定感をもたらします。
そのため、多くの歌謡曲で用いられています。
いくつかカノンコードが使われているJ-POPを紹介します。
愛は勝つ、負けないで、TOMORROW、
勇気100%、さくら(独唱)、翼をください、
明日への扉、さくらんぼ、守ってあげたい、
ヘビーローテーション、クリスマス・イブ、など
こうして見ると、ヒット曲ばかりですね!
他にも、王道進行や小室進行と呼ばれるコードが存在します。
カノンコードと同じく、よく邦楽で使われているので、気になる方は調べてみてくださいね!
カノンはダンス用語にもある?
ダンス用語にもカノンがあります。
数人が、1つのステップを数拍ずつずらしながら踊ること。
舞台などにおいて、時間差で同じ振り付けをすること。
1カウントずらすと「ドミノ」、2カウントずらすことを「フォローザリーダー」と言います。
チアダンスやバトントワリングなどでは「ロールオフ」と呼ばれます。
ダンス用語のカノンは、同じ動きを一人ずつタイミング(カウント)をずらして行うことを指すんですね!
これも、音楽用語の「追復する」という意味から来ていることが分かります。
カノンについて、いかがでしたか?
カノンは良い曲なので、様々な場面で使えますよ!
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