アバルトの意味・由来とは?ロゴマーク(エンブレム)やフィアットとの関係を調査!アバルトは外車メーカーですが、知っていますか?アバルトの意味や由来とは?「フィアットなら知ってるけど、なんか関係あるのかな?」「有名な〇〇〇のエンブレム!!かっこいいよなー♪」今回はアバルトを解説します♪
アバルトの意味・由来とは?
アバルトは、バイクのレーシングライダーかつ技術者でもあったカール・アバルト(カルロとのちに改名:Carlo Alberto Abarth/1908-1979)が1949年に設立した「アバルト&C.(Abarth&C.)」イタリアの自動車メーカーでした。
ん?「~でした」って、今もあるでしょう?と思われた方もいると思います。
たしかに名前は残っていますが、1971年に、20年以上の協力関係にあったフィアットに買収されました。
ロゴマーク(エンブレム)について
〔出典元 https://www.abarth.jp/〕
アバルトのエンブレム、一度見たら忘れられない印象がありませんか?
これは、設立者のカルロ・アバルトの誕生月の星座がサソリであったことと、小さいけれど自分の体よりも大きな獲物をその猛毒で射止めるサソリのイメージでデザインされたものです。
カーレースの中で、小さめの車体で次々勝利していく姿もこのエンブレムを象徴しているようだとその当時言われ、流行語としても「アバルト」が速さと強さの象徴の様に会話の中でも使われていました。
カルロ・アバルト自身もエネルギーの溢れた情熱家で挑戦心を持ち続けた人物であったようですから、ぴったりのエンブレムですね。
フィアットとの関係は?
1970年代、速さと強さの流行語となるように有名になっていたアバルト。
アバルトとフィアットの関係は、アバルトが創業した頃から始まりました。
アバルトは、フィアット車をベースに様々な改良を加え、モータースポーツにも参戦可能な本格的な走りをもつ車を製作していました。
アバルトのフィアットベースのコンプリートカーの開発やレース参戦は、レースでの好成績に対して報酬をフィアット社が支払うという形でした。
コンプリートカーは、1960年~70年代にかけて活躍し、人気を博しました。
しかし、モータースポーツ界での勝利と反比例するように資金は不足していったのです。
それは、カルロ・アバルトが、利益を追求するより勝利を選んだ結果ともいえるでしょう。
こうして、1971年にアバルトはフィアットに買収されましたが、その人気は根強く、現在はフィアット自動車部門を統括するフィアットオートモビールグループ社の中の『アバルト&C.社』(Abarth&C.S.p.A.)と再組織されています。
イタリア車の『アバルト』と『フィアット』。この2つのブランドは、お互いに60年以上も前から、影響し合い、発展し続けてきたのですね。
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