昇華の意味とは?類義語は?心理学やビジネスでも使う?使い方(例文)も!昇華ってどういう意味？化学用語で固体が気体になること？心理学用語で低位の欲求をより高位の目標に置き換えて実現すること？ビジネスでも使われる！？昇華の豊富な類義語や使い方(例文)も紹介します！
昇華の意味とは？
「昇華」は化学の勉強中に耳にしたり、心理学の勉強中に聞いたり、はたまたビジネスシーンで使ったりすることがあるかと思います。
結局、どのような意味なのでしょうか？
今日は「昇華」について解説していきます(·∀·)
①固体が液体の状態を経ずに直接気体になる現象。また、気体が直接固体になること。
樟脳、ナフタレン、ドライアイスなどで見られる。
②情念などの物事がより純粋な、またはより普遍的・抽象的な一段上の状態に高められること。
「作品への執念が芸術に昇華される。」
③精神分析の用語。社会的に認められない衝動や欲求(性的エネルギーなど)を、学問・芸術・宗教などの社会的・精神的価値を持つ活動に置換すること。自我の防衛機制の一つ。
昇華には、たくさんの意味があるんですねΣ（ﾟ∀ﾟ*)
昇華は心理学やビジネスでも使う？使い方(例文)は？
心理学の昇華
心理学の昇華は、社会的に実現不可能、つまり反社会的な目標・葛藤や満たされない欲求を、別のより高度で社会的に認められる目標を実現することによって、自己実現を図ろうとすることを言います。
例えば、性的欲求や攻撃欲求をそのまま満たすのではなく、芸術やスポーツ・学問という形で表現することは、昇華と言えます。
芸術・宗教などの文化現象も、この働きによるものです。
歌手や芸術家などのアーティストは、自分のつらい経験を元に作詞をしたり、作品を生み出したりしている方も多いです。
「彼は、失恋で落ち込んだ経験を元にして、叶わない恋心を昇華した作品を生み出した。」
「その芸人は、苦境をネタに昇華して成功していた。」
「苦悩や激しい怒りを芸術へと昇華させた。」
「その俳優は、やり場のない不満を演技に昇華した。」
「ただの殴り合いを昇華させたものが、ボクシングである。」
「その映画監督は、暴力的な欲求をホラー映画の製作をすることで昇華していた。」
心理学用語の昇華は、低次の欲望を別の形で、より高次な欲求の満足によって置き換えることなんですね。
ビジネスの昇華
昇華は、ビジネスの場でも使われることがあります。
ビジネスシーンでも、「より良い高い状態へ高める」という意味で使われています。
「自分一人ではいくら考えてもアイデアが膨らまなかったが、大勢の人のアイデアが混ざることにより昇華した。」
「会員にアンケートを取り、アイデアを潰さず昇華させて形にした。」
「仕事を遊びと感じるまで昇華させることで、夢中になって勉強するようになり仕事の質が上がった。」
自分の考え方を変えたり、周囲の人たちと協力したりして物事を昇華させることで、ビジネスが成功するのですね。
化学の昇華
ほとんどの物質は温度変化により、固体↔液体↔気体の三態変化が起こります。
例えば、水(液体)を冷やせば氷(固体)なり、水(液体)を熱すれば水蒸気(気体)になりますね。
しかし中には、液体を経由しなくても固体↔気体に変化(昇華)できる物質もあります。
昇華は、日常生活でも見ることができます。
例えば、ドライアイス。
ドライアイスは固体の二酸化炭素(CO2)です。
ドライアイス(固体)に水をかけると、液体にはならず、煙(気体)が発生します。
徐々にですが、水の氷も氷点以下では昇華します。
長期間冷凍庫で保存した食料が干からびてしまうこと(いわゆる冷凍焼け)などで見られ、フリーズドライにも利用されている現象です。
他にも、ナフタレン/ショウノウ(防虫剤の成分)や、パラジクロロベンゼン(消臭剤の成分)、ヨウ素(消毒薬の成分)も常温で昇華する物質の一つです。
昇華する物質はテストでよく出るので、覚えておきましょう！
昇華の類義語は？
昇華には、類義語はあるのでしょうか？
調べてみました(o^^o)
「固体が気体変わる」という意味での昇華の類義語
気化、蒸発、ガス化、揮発、気体化、など
「より高い状態へ高める」という意味での昇華の類義語
進歩、躍進、発展、発達、進化、前進、
成長、飛躍、強化、進歩、向上、花開く、
レベルアップ、パワーアップなど
昇華は、他の言葉への言い回しがとても豊富ですね(*´∀｀)
明るく前向きな言葉が多いです！
昇華の意味についていかがでしたか？
ちょっと難しい言葉ですが、スマートに使いこなせたら、カッコいいですね！
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