スキームの意味とは?日本語の類語は?使い方を例文でわかりやすく解説!スキームってどういう意味?スキームの正しい使い方は?ビジネスシーンなどで主に用いられるスキームという言葉ですが、正しい意味や使い方を知っていますか?ここでは例文も用いてスキームをわかりやすくご紹介!
スキームの意味とは?
主にビジネスシーンで使われるスキームですが、一体どういう意味なのでしょうか。
スキームは英単語の「scheme」から来ている言葉で、「枠組みを持った計画」や「計画を伴った枠組み」、「入念で体系的な行動計画」を表す言葉です。
…これだけ言われてもよく分からないですね(;・∀・)
「計画なら「Plan(プラン)」と言い換えてもいいじゃないか。」
「枠組みという意味ならframework(フレームワーク)という言葉があるよ。」
そんな声が聞こえてきます。『スキームは難しい言葉を使いたいだけなのでは!?』そう思った方もいるのではないでしょうか(笑)
ですが実のところ、スキームの意味はPlanやframeworkとは少し違う点があります。
それは、スキームは計画するだけで終わらず継続的に続けていくというニュアンスを含む点です。
少し極端な例かもしれませんが、旅行を例にとって考えてみましょう。
●旅行を例にしたschemeとplanの違い
あなたが旅行に行くとき、楽しい旅行にするためにどこを回ろうか、どこに泊まろうかと、楽しい旅行のための「計画」を練ると思います。
一方で旅行会社が催すツアーに参加して旅行する方法もありますよね。決められた日時である程度決められた場所に行くという旅行会社の計画の中で存分に楽しめます。
どちらも旅行を楽しむための計画ですが、後者がスキーム(scheme)です。
異なる点が継続的に続けていくというニュアンスがあるかないか、という点です。
前者はあなたが旅行を楽しんだ時点で目的を達成する計画です。
後者はあなたが楽しんだ後も、他のお客さんが楽しめる旅行会社が企てた計画です。
旅行会社はあらゆるお店と協力しています。
観光業の発展と利益を目的とした計画、その目的を達成するために継続される体系的な計画ということになります。
スキームの日本語の類語はどんな言葉がある?
スキームとは「枠組みを持った計画」や「計画を伴った枠組み」、「入念で体系的な行動計画」を表す言葉です。
ではスキームの類語はどのような言葉があると思いますか?
上記の「plan」や「framework」の他にもスキームの類語はたくさんあります。
・概論目論
・計画
・構図
・策
・筋書
・図式
・戦略
・目論
・要説
・略述 etc…
全部申し上げるのは大変なので割愛しますが、とてもたくさんの類語があるのがお分かりいただけたと思います♪
スキームの使い方を例文でわかりやすく解説!
スキームという言葉は単体で使うこともあれば、「事業スキーム」や「システムスキーム」といったように別の単語と組み合わせて使う方法もあります。
●単体で使う場合
・「この案件についてのスキームを、明日までに考えましょう。」
・「スキームの構築を早期に行うことが大切です。」
●組み合わせて使う場合
・「新商品における、新しい事業スキームを考えないといけません。」
・「この会社には、連携スキームがきちんと構築されている。」
会社でこのような会話を聞いたことがある方もいるのではないでしょうか。テレビなどでも政治家の方々が言っているところをしばしば拝見しますね。
政治家つながりで余談ですが、アメリカの政治家はスキームという言葉をほぼ使用しません。それはスキームには悪だくみや陰謀、ねずみ講という意味もあるからです。
日本で使われるスキームという言葉はイギリス英語を語源としていて、悪だくみのような意味を含まれていないので、日本の政治家の方々は堂々と言うことができます。
アメリカ英語とイギリス英語による違いもあるんですよね。掘り下げてみるとなかなか面白いです・・・(*’▽’)
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