生かすと活かすの違いや意味とは?公用文や就活・履歴書での使い分けは?面接や履歴書など自分の長所をアピールするときに使う「生かす」という言葉。「活かす」と書くこともありますよね。この「生かす」と「活かす」違いはなんなのでしょうか?「生かす」と「活かす」の使い分けなど解説します!!
生かすと活かすの違いや意味とは?
「生かす」や「活かす」ってどんな場面で使いますか??
面接や履歴書など自分の特徴をアピールするときなんかに使われることが多いのではないでしょうか。
「活かす」よりも「生かす」を使う方が馴染みもある気がします。
一体、この2つ言葉の違いや意味ってなんなのでしょうか?
♦生かす
「生命を保つ」「死にそうになっているのを生き返らせる」と言った意味を持つ。
生かすは、生命に関わる表現をする時に使われる言葉。
♦活かす
「有効に使う・活用する」「効果的に使う」などの意味を持つ。
特徴や能力などに関わる表現の時に使われ、履歴書などで「経験を活かす」を使った方が良い。
ですが、常用漢字には「活かす」という言葉がないので、公用文では「生かす」もしくは「いかす」とひらがなで表記します。
公用文でない場合は使い分けた方が分かりやすいので、能力や特徴などを伝えたいときは「活かす」をつかうとGOOD!(^^)/☆
もし「活かす」を使うべきか迷うときは「生かす」と表記しても◎。
しかし、生命に関わる場面で「活かす」は使わないのでどちらを使うか迷ったときは「生かす」を使った方がいいですね!
公用文や就活・履歴書での使い分けは?
「活かす」は、積極性を表現したい時に使われるのが一般的。
ですが、上記でも少し解説したように、「活かす」は常用漢字ではありません。
「経験を活かす」といったような使い方がされることがあるので、「いかす」と読むんだと思っている人が多いですが、本来は「生活」といったように「かつ」という読み方しかしないのです。
実は「活かす」は常用漢字にない言葉なため、公用文の場合「活用する」の意味で使われる「いかす」も「生かす」と表現されています。
漢字を使わず、ひらがなで「いかす」と書いていても大丈夫なんです。
この2つの使い分けは基本的に意味は同じなので、「生かす」の場合は生命に関わる時に使い、「活かす」は能力や特徴に関わる時に使います。
「経験を生かす」という言い回しも正しい使い方になります。
ですが「経験をいかす」と言いたい時は「活かす」を使う方が一般的ですね(^^)
就活・履歴書での使い分け
「生かす」はいろいろな場面で使えるのですが、「活かす」は人に向かって使ってしまうと相手の人を「物」として扱ってしまうような言い方になることもあるので注意しなければいけません。
となると、就活や履歴書に「私の経験を活かして」と表現するのは間違っていないのでしょうか?
このような時は「経験を生かす」ではなく「経験を活かす」が正しい表現の仕方になります。
自分自身に対して「活かす」を使っているのではないか、そうすると人に対して使っているのでは?と誤解するかもしれませんが、経験に対して「活かす」という言葉を使っているという解釈になるので「私の経験を活かして」という表現は問題ないんです!
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