業種と職種の違いは?転職時に知っておくべき使い分けと総務省の分類!業種と職種よく使う言葉ですが、はっきりした違いは知っていますか?仕事を探すとき必ずキーワードになる言葉なので、ここでは違いと使い分けを解説いたします!また総務省の正式な分類も一緒に見ていきましょう!
業種と職種の違いは?
「業種」と「職種」よく見る言葉ですよね。
皆さんこの「業種」「職種」の違いは説明できますか?
わかっているようで、実際説明となると合っているのかな?
と思う方も多いのではないでしょうか?
ここでは詳しく違いについてご紹介いたします。
仕事探しの時に役立つと思いますので、ぜひご覧ください!
まず「業種」とはどういうことをさしているのでしょうか?
「業種」は、会社などが営む事業の種類のことです。
もちろん会社だけでなく、個人が営む事業の種類もそうです。
表記としては「○○業」というようになります。
皆さんも一つは思いつきますよね!
建設業とか小売業とか!
職種と一緒に考えると、業種は大分類のようなイメージというとピンとくるでしょうか?
次に「職種」についてです。
「職種」は、仕事の種類をさしています。
皆さん何か思いつきますか?
例えば、経理職とか販売職とか営業職とかです。
仕事の種類なので、業種より多くなることはイメージつきますか?「業種」の中にたくさんの「職種」があるんですね!
お仕事探しの時の考え方では、まず希望の業種を絞って考えます。
建設業とか製造業とかサービス業とか不動産業とか飲食小売業などですね。
就職サイトなどではわかりやすく十数種類にある程度まとめて分類されていますが、実際にはもっと多くあります。
就職活動真最中の方や、近年就職活動をされた学生さんは「業界研究」という言葉を聞くとなるほど!と思うのではないでしょうか?
業界研究とは、どのような業種があるのか、業種の組織図やその業種に関連する職種はどんなものがあるのかなどを調べて学ぶことです。
ざっくり建設業!といっても建設業というのはどういうもので、建設業に関連する仕事はどんなものがあるのかを知ることで、会社を決める大切な情報になります!
就職活動の流れでみてみると・・・。
私が仕事を探しているとして、例えば、スーパーでよく見るジュースやコーヒー大好きで、新しい商品に目がなく、商品開発とか楽しそうだし、販売についても飲料に携わる仕事だった頑張れるかも!と思っていた場合。
①業種は?
まず飲料に携わるということは、業種でいうとこれは飲食小売業になります!飲食小売業の会社をここで絞ります。
もちろん日ごろよく目にする会社もあるでしょうし、初めて聞く会社もあるでしょう!
②職種は?
次にその会社が募集している職種が、私の希望している職種にあっているかどうかです。
商品開発とか販売(営業)とかです。
具体的に職種で募集があるところもあれば、入社後一通り研修してから配属される部署によって変わることもあるでしょう。
その点もまた条件で絞ることができます。
このようなイメージで具体的なお仕事探しが進んでいくんですね!
転職時に知っておくべき使い分けは?
転職時に知っておくべき使い分け。
この点で悩まれるのは、面接時や履歴書に書く、前職経験のアピールではないでしょうか?
以前の経験業種や職種は非常に大切なポイントですよね。
例えば同じ業種の会社を受ける時は、アピールとして前職で「経理を担当していた」とか「営業で成績を残した」など、職種経験をしっかり伝えると明確です。
前職と違う業種の会社を受ける時は、「○○業の会社で、経理や営業を経験し、○○という力が身についた」など、業種が異なっても生かせる力があることを伝えるとよいでしょう。
一見同じ事実からしか出てこないアピールなのですが、限られた面接時間や文字数の中でどう伝えることが、一番のアピールになるのかは大切ですよね!
しかも、この前職での業種と職種の振り返りは、新しい転職先を選ぶ際にも重要な点になります。
新しい職種に挑戦したいのか、前職に近い仕事がしたいのかを考えることができるからです。
総務省の分類(業種と職種)
最後にここでは、総務省が提示している業種と職種の分類をご紹介します。
「業種」
日本標準産業分類で最新のものは平成25年10月に改訂されていて、20に分類されています。
- 農業,林業
- 漁業
- 鉱業,採石業,砂利採取業
- 建設業
- 製造業
- 電気・ガス・熱供給・水道業
- 情報通信業
- 運輸業,郵便業
- 卸売業,小売業
- 金融業,保険業
- 不動産業,物品賃貸業
- 学術研究,専門・技術サービス業
- 宿泊業,飲食サービス業
- 生活関連サービス業,娯楽業
- 教育,学習支援業
- 医療,福祉
- 複合サービス事業
- サービス業(他に分類されないもの)
- 公務(他に分類されるものを除く)
- 分類不能の産業
参照:総務省:統計基準・統計分類:日本標準産業分類ページ
「職種」
日本標準職業分類で最新のものは平成21年12月に統計基準設定されています。
大分類・中分類があり、分類できない職種を除き、73の中分類に分かれています。
参照:総務省:統計基準・統計分類:日本標準職業分類ページ
改めて確認すると、仕事の種類ってこんなにあるんですね!
私もびっくりです。
分類一覧を見ていると、こんな仕事もあるんだなぁと、新しく学べて面白さを感じました。
ぜひお仕事探しの時は活用してみてくださいね!
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