フェラーリの意味・由来とは?ロゴマーク(エンブレム)や車名を調査!フェラーリは高級スポーツカーとして世界中で知られていますよね。では、フェラーリの意味や由来まで知っていますか?今回はフェラーリについて、ロゴマーク(エンブレム)や車名も併せて調査いたしました!!
フェラーリの意味・由来とは?
フェラーリは、アルファロメオのレーシングドライバー(引退後はワークス・チームマネージャー)でもあった、エンツォ・フェラーリ(1898~1988年)によって1947年にイタリアで創設されたレーシングカーと高級スポーツカーを製造している自動車メーカーです。
創設者エンツォ・フェラーリはアルファロメオから独立後、フェラーリがレースでアルファロメオに勝利した際、「私は母親を殺してしまった」という言葉を残しています。
自身がレース人生をスタートさせたチームを打ち負かしてしまったことを、表現した言葉です。
フェラーリといえば、赤い車体をイメージする人が多いと思いますが、これは昔、レースに参戦する際に、フェラーリの国籍がイタリアだったため、イタリアのカラーの赤が塗られていたことから、赤いイメージが一般的になったといわれています。
フェラーリのロゴマーク(エンブレム)
誰もが一度は見たことがある、フェラーリのエンブレム。
黄色をバックに黒い跳ね馬が描かれています。
フェラーリのレース用の車体のエンブレムには、跳ね馬の下に[SJ]と入っています。これは[Scuderia Ferrari]の略で、Scuderiaは厩舎(英語でチーム)といったような意味のイタリア語です。
チームフェラーリという意味なんですね。
たった二文字の中に、チーム一丸で、という風にとらえれて、とても素敵です。
この跳ね馬のエンブレム、もともとは飛行機の機体に描かれていたものであったといわれています。
第一次世界大戦下のイタリアのエースパイロットであるフランチェスコ・バラッカが機体に幸運のお守りとして、跳ね馬をプリントしていました。
そして1923年、フェラーリがレースで初優勝した際に、フランチェスコ・バラッカの母親に当たる人物が、フェラーリの幸運のお守りとして、エンブレムに跳ね馬を描いたらどうかと助言されたのが始まりだと言われています。
エンブレムが幸運のお守りなんて、素敵ですね!!
余談ですが、フェラーリと同じように、ポルシェのエンブレムにも跳ね馬が描かれています。
こちらはポルシェの起点である、ドイツのシュツットガルト市の紋章です。
フェラーリの車名
フェラーリが最初に生産したレーシングスポーツカーは、1947年に生産された[フェラーリ・125S]です。
車名の[125」はシリンダー当たりの容積125ccのこと、[S」はイタリア語でスポーツカーの意味のスポルトにあたります。
その他、主に下記の車種があります。
フェラーリ車名 | 概 要 |
---|---|
488GTB | 458イタリアの改良モデルで、488は1気筒当たりの排気量※ |
488スパイダー | 458スパイダーの改良モデル |
488ピスタ | 488GTBの高性能モデル |
GTC4ルッソT | 4人乗りモデルのターボ車 |
ポルトフィーノ | カルフォルニアTの後継車 |
812スーパーファスト | フラッグシップモデルで、800馬力はフェラーリ史上初 |
フェラーリは、1969年に同じイタリアの車メーカーであるフィアットの傘下に入ります。
フィアットの傘下になることで、経営の安定と新技術の導入が図れたのです。
そのことによって、フェラーリの創設者、エンツォ・フェラーリはあまり興味のなかった市販車部門から手を引き、レース部門に注力することができたため、現在のフェラーリがあるのかもしれませんね。
以外に知られてはいませんが、フィアット傘下の自動車メーカは、アルファロメオ・ランチア・マセラティ・フェラーリと数多くあるのです。
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